
一般社団法人つくろい東京ファンドは、2014年6月、「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう!」を合言葉に、東京都内で生活困窮者の支援活動をおこなってきた複数の団体のメンバーが集まり、設立されました。 代表理事は、1994年から東京・新宿を中心に路上生活者や幅広い生活困窮者の相談・支援をおこなってきた稲葉剛(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授)が務めています。 つくろい東京ファンドは、2014年の設立以来、「住まいは基本的な人権であり、最優先に保障されるべきものである」という「ハウジングファースト」の理念に基づき、公的なセーフティネットの隙間からこぼれ落ちた生活困窮者への住宅支援に力を入れてきました。 2014年7月には東京・中野区内にあるビルのワンフロアを改装し、住まいのない生活困窮者のための個室シェルター「つくろいハウス」(7室)を開設。2016年以降は、NPO法人TENOHASIなどと連携しながら豊島区、板橋区、練馬区などでアパートの空き室を活用した個室シェルター事業を拡充してきました。 2020年春には、コロナ禍の経済的な影響により仕事と住まいを失う人が急増するという事態を踏まえ、反貧困ネットワーク等の支援団体と連携して生活困窮者への駆けつけ型の支援を開始。個室シェルターも大幅に増設しました。 2025年9月時点で、都内53室の個室シェルターを運営し、多世代、多国籍の生活困窮者に一時的な住まいを提供しています。 個室シェルターの入居者・退所者には、安否確認、福祉・住宅等の相談及び食料支援もおこない、入居者・退所者が地域で安定した生活をおくれるためのお手伝いを続けています。
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