3人の子育てを夫婦でしながら、南北インドのカレーやおそうざいの屋台をやって、日々の暮らしを立てています。いまは、食事を提供できる場所を間借りしてカレーをごはんをお出しすることをやったり、イベントなどの出店を行っています。 屋台を始めたのは長女を出産してから。独りでの子育てがどうにもこうにもさみしくて、長女を出産した助産院で出会ったお母さん仲間たちとよく集まっていたころがあります。公園で焚火の会などを開いた時に、ベビーカーに鍋、カセットコンロ、食材を積んですいとん汁を作ってふるまったり、サモサを作ってみたり。 そんなことを続けていたら、二人目の子を出産した後、始まったわたしのパニック。 パニックの原因を突き詰めていくと、自分の発達障害を知ることになるのでした。「子供たちの面倒、ちゃんとみなくちゃ!」というところからはじまり、無理をしてがんばることが、自分を余計にパニックに陥らせることになるのもわかってきて、自分が自分のペースで生きられることをやるしかないんだって感じたのでした。 必要に迫られカレーの屋台をだそう!と急に思い立ったのでした。そこから始まったカレーの屋台。 最初は2人の子どもたちのお産でもお世話になった「まんまる助産院」の庭で、テーブルと椅子ではじめたのでした。そのころも、自転車の前と後ろに鍋、炊飯器を積み込んで、カレーのチンドン屋さんみたいな格好して走っていたころ。 そのうち屋台で出しているカレーを教わりたい!との声を多くいただき教室をやったり、大好きな縫い物の会を開いたり。自分のやりたいと思うことをひとつづつ続けてきたら、それが形になってきたのでした。 心がけてきたのは、自分を大事にすること。わいてきた感情はがまんしないで、周りに伝えること。「ここを助けてほしいので手伝って」とか「これがいい」「これはいやだなあ」とか。自分から出るものを認めていくと、子どもたちの「こうしたい」もすんなり聞けるようになる。 そして3人目を出産した後、これからまた屋台をやりたいと漠然と思っていた私。2か月の育休をとっていた夫に、子育てと仕事を二人で一緒にやるのはどうだろうと提案。それが実現して、二人で屋台をはじめることになったのでした。もともとは「zaranのヤタイ」という名前だったのが、カイユーム(回遊無)が加わって「zaranの回遊ヤタイ」という名前になりました。 二人で、三人の子育てをしながら、カレー屋さん。 お店がない分、移動して、作って、それはそれで大変なこともたくさん。でも、いつも家族がわいわいがやがやしていて、ときどきけんかだってするけれど、これはこれで、なんだか、いいんじゃないかって勝手に思ってる。みんな前よりぎゅっとくっついてる時間も増えた。 自分のペースで生きようって思ったら、気づけば家族もみんな、自分のペースを手探りはじめたような気がします。そんなことを大事に、やっていきたいって、根底にはいつも思っているのです。だから、わたしがつくる料理は、きっと、そんな感じだとおもう。 わたしがいいなとおもうのは、子連れで楽しめること、こどもも、おとなも、好きにすごせること。 だけど、たまには独りでもゆったりできる場所。 自分のペースとか、自分のリズムを大事にしたい人に、そういう場とスペースを(空間的にも、物理的にも)提供すること。たとえば瞑想とか、からだを整えることとか、心と向き合うこととか、そういったワークショップもやっていきたい。 こころとからだは いつだって どんなときだってつながってるから きもちいいって 自分が感じることを 大事にしていけることがいいなと そうおもってやっていきます それを一番大事に やってます それがいろいろな形で いろいろの人たちに、 やさしくひろがりますように 屋台の場が、 みなさんにとって 出会いや愉しみの場となりますよう! love zaran
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