2019/11/22 22:01

双子家庭の「移動」問題で、抱っこ紐とともに悩むのがベビーカー。そもそもひとり乗り、ひとり乗りを二つ使うということは論外なので、基本的にはダブルバギ(二人用のベビーカー)を選択するのではないでしょうか。

参考:どうする「移動」問題 - 抱っこ紐編 -  

声を大きくして言いたいのが、何を選ぶにしても高額になってしまうことです。ひとり乗りより高いのは当然と言えばそうかもしれませんが、双子・多胎だとそもそも選択の余地もなく、抱っこ紐と自転車の間を埋める移動手段としてなかなか「買わない」の選択は難しいものです。

もちろん、中古市場で探すのは一手ですので、その際には「もうないとだめだ!」となるずっと前から探しておいた方がいいです。

そもそも双子家庭としてどのようなベビーカーを選ぶべきかはよくわかりません。ネットの情報だけだとどうしても決めきれないので、僕は某モールにて偶然見かけた双子とともにいらしたご夫婦に声をかけて聞いたりもしてました。

よく考えると、あのときは長男と次男を連れていたので、本当に双子の父親なのか、いま考えたらめちゃくちゃ怪しい人間だったと思いますが、参考意見をたくさんいただきました!

選択にあたって考えるポイントは二つあって、ひとつは前後に子どもを乗せられるタイプか横一列か。もうひとつは軽量型か重量型が。タイヤの大きさや強度などが影響します。

僕らが選んだのは横一列の重量型です。三輪タイヤがしっかりしている分、重量感はありますが、ちょっとした段差の安定度を優先しました。どうしても大きくなってしまいますが、大量の荷物をひっかけることができたり、買い物袋を置けたり便利は便利でした。

当時は長男と次男も大きくはなかったため、二人が遊び疲れたときには、双子を抱っこしながら、長男次男はダブルバギー、四人分の荷物はフックにかけて、なんていうことも頻繁にありました。

どれがおススメということは言いづらいのですが、ダブルバギーを置く環境、移動の頻度と道のり、お出かけの際の人数(ウチは男児四人)などは検討事項として外せないと思います。

ただ、大きいのは重さ以外にも、公共交通機関を活用するときはリスクが大きくなり、そもそも載せられない、通れない、入れないといったことも出てきます。駅や商業ビルのエレベーターでは、何度も入れずに見送り続けたことも数えきれません。

どうしても乗りたくて階段を、と考えたこともありますが双子を抱っこ紐で前後に抱え直し、ダブルバギーをたたみつつ、フックにかけている荷物とバギーを持って階段を上るような修行と苦行に耐えるほどの強い心は持ち合わせていませんでした。

ただ、どんなダブルバギーでも、結局、自宅を出るときにかかる負担と時間は抱っこ紐のときとあまり変わりません。身体が大きくなればダブルバギーのベルトをするにもイヤイヤしますし、二人ともだとイヤイヤイヤイヤされながら、力づくというのも本意ではありませんし、そうなると前後抱っこで空のバギーをゴロゴロ押したりします。

そんなときはここぞとばかりに長男と次男が乗るので、双子も重いし、バギーも重いんですけどね。それでも公園などにでかけるときは、抱っこと比較的ないほど楽になりますし、スヤスヤ双子揃って寝ているときは、ちょっとだけスーパーで買い物をゆっくり(目と手は放しませんが)できたりします。身体の負担が抱っことはまったく異なるということは強調しておきたいです。

ちなみに、車で移動される方だと、ダブルバギーがあることは便利ですが、乗り降りの際に注意が必要です。毎回、バギーをたたんで車から出し入れするのは変わりませんが、ダブルバギーを傍に置いて、ひとりを取り出しチャイルドシートに乗せつつ、バギーからも目を離さず。ひとりを乗せ終えたらドアを閉めて、バギーを逆サイドに移動させて、二人目を下ろし、それからバギーをたたんで車に入れるので、時間と体力が必要です。

もうひとつ注意すべきは、荷物をフックにかけられるので便利なのですが、双子をひとり、またはふたりを下すと後ろに倒れることがあります。幸い、子どもを乗せたまま後転させたことはありませんでしたが(間一髪はありました)、荷物をかけたバギーが後転したことは何度もあります。あれは本当に危険なので心から注意した方がいいです。

冒頭でどうしても高額になるということを書きましたが、移動手段として頑丈なものであればかなり長く、さまざまなシーンで活用できますので、友人で資金出し合ってプレゼントするとか、自治体で複数確保してレンタルするとか、何か経済的負担のかからない形で双子家庭が移動手段を確保、拡張できたらいいのに、と当事者として振り返って思います。

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