こんにちは、雨とランプの詩人美容師の大塚です。ブログの方でも書きましたがこちらでも。雨とランプからお知らせです。この度、クスミエリカさんご協力のもと、雨とランプの本棚に、くすみ書房さんが企画されていた「中学生はこれを読め!」「高校生はこれを読め!」の本棚スペースを作らせていただくこととなりました!!雨とランプによる、くすみ書房的「中高生はこれを読め!」セレクト本棚です!皆様はくすみ書房さんをご存知でしょうか?札幌の琴似にあったくすみ書房さん(移転後は大谷地)は当時では珍しい企画を次々と生み出し、札幌民から地方の方まで広くの方から愛されていたまちの本屋さんです。 長年の固定客に惜しまれながら2015年6月に閉店したくすみ書房さんは、インターネットや大手書店チェーンの進出で北海道の書店業界が逆風にさらされる中、独自のアイデアと戦略で戦い続けていました。今ではあらゆる本屋さんで見られる朗読会は、くすみ書房さんが先駆けだと言います。また、「なぜだ!?売れない文庫フェア」や、「中学生はこれを読め!」「高校生はこれを読め!」と言った企画の本棚があり、くすみ書房の店主、久住邦晴さんの本に対する熱意と優しさを感じさせます。久住邦晴さんが、2017年に他界され、京都のミシマ社さんから、2018年に、『奇跡の本屋をつくりたい~くすみ書房のオヤジが残したもの』が発行されました。 私の話を少しさせてください。私は、琴似にあったくすみ書房さんの目の前で暮らしていました。実家は両親が営む美容室で、その二階で暮らしており、信号を挟んですぐにくすみ書房さんがありました。小学校の帰り、ランドセルを家に置いてはくすみ書房さんに立ち寄り、漫画や小説を選んだり、買ったりするのが日課でした。中学生になり、「中学生はこれを読め!」の本棚に出会いました。そこには知っている作品から知らない作品まで数々の本が並び、物語があり、今日はどれにしようか、とわくわくしながら本棚を眺めていました。私にとってくすみ書房さんは生活の一部だったのです。くすみ書房さんの入口で当時活動されていたPalosiksさんが演奏されていたことも印象的でした。2009年に琴似から大谷地に移転され、そこで行われた穂村弘さんのイベントに行ったことも記憶に残っております。きっとくすみ書房さんが好きだった人はたくさんいると思います。私も大好きです!なので、私にとって雨とランプに本棚を設置する意味がもう一つ増えた!という実感があります。改めて、くすみ書房さんが企画されていた「中学生はこれを読め!」「高校生はこれを読め!」の本棚スペースを作らせていただきます!雨とランプによる、くすみ書房的「中高生はこれを読め!」セレクト本棚! 雨とランプは小さな美容室です。本棚のスペースにも限界がありますので、1区画という簡易的な形にはなりますが、皆様が当時感じていたくすみ書房さんへの想いを映せたらと思います。当時を知る方は、懐かしさと新たな物語に出会える場として、当時を知らない中高生には、こんな素敵な本屋さんが札幌にあったんだよ、とおせっかいにも発見の場になればと思っています。厚かましくも相談に乗っていただき、ご協力していただいたクスミエリカさん、また関係者の皆様、本当にありがとうございます。不慣れなところもあるかと思います。ご迷惑をおかけしてしまうことをお許しください。申し訳ありません。どうか、皆様で札幌からまちの本屋さんの奇跡を語り継げればとおもいます。どうぞ、よろしくお願いいたします!