クラウドファンディングの募集終了まであと4日となりました。実施が決定している舞台上演にご支援をどうぞよろしくお願い致します! このプロジェクトはAll-Inという方式で実施しており、目標金額に関わらず2019年11月10日23:59:59までに集まった金額を大切な資金として「チェリーを三つ入れてください。」の制作、上演に使わせていただき、2020年1月11日・12日に神戸アートビレッジセンターで上演します。資金が100%集まらなかった場合でも公演自体は実施され、支援者の元へリターンもお届けします。 目標金額に満たなかった場合は制作費等の予算を組み直すわけですが(詳しくは過去の投稿をご覧ください)、ここにパフォーマーの出演料は変更なくお支払いすることを明記させてください。それは「参加してくれる人にお支払いしたい」という私のエゴではなく、より良い作品を皆さまにお届けするためです。 日本の舞台芸術の現場では出演者に出演料が出ないことが今だに少なくないようです。実はニューヨークでも『出演料なし、経歴と映像素材だけ得られます』という出演者募集の案内はよくあり、主に履歴書にのせる経歴が欲しい新人のパフォーマーが応募することが多いです。出演料が発生するプロジェクトの方が当然競争率が高いので、ノーギャラの舞台出演の経験を最初に積んだり積まなかったりしながら、それに勝ち残っていけるパフォーマーが仕事として続けられるのです。 ダンスやアートに携わっている人たちは基本的にはそれが好きでやってる人たちです。私が採用した「チェリーを三つ入れてください。」の出演者は元より、勤勉な日本のパフォーマーはギャラがなかろうが少なかろうが手を抜いて公演に出演するなんて事はないと思われます。 だからといって近年のブラック企業や『アイドルの業界がとてもブラック』な問題と同様に、関わるアーティストにギャランティーが支払われなくていいわけではありません。 皆さんは学校で勉強したことよりも社会に出て経験したことの方がはるかに自分の知識や経験につながった記憶はありませんか?それと同じことが舞台芸術の業界でも起こり得ます。 自分の経験からも、出演料をもらって責任重大な状況で作品作りに関わる方がパフォーマーとしての成長に繋がり、その結果より良い作品を観客の皆様にお届けできると思っています。その経験がプロのパフォーマーとして舞台に立つことへの意識につながれば、このプロジェクトだけの話ではなく、兵庫・神戸の文化・芸術の振興に繋がっていくと考えます。 ENTERARTのはじめの大きな一歩であるこの新作舞台作品「チェリーを三つ入れてください。」を応援して頂けたら幸いです。兵庫にゆかりのある方は特に、ない方も地方のアーティスト活動の活性化のためにどうぞご支援よろしくお願い申し上げます!