はじめに・ご挨拶
カリー寺住職の中平了悟と申します。このたび「カリー寺基金」というプロジェクトを立ちあげることになりました。4月25日に、応募者の中から選定された「ファイナリスト」による「最終プレゼン大会」を実施します。
この基金の企画、プレゼン大会を実施するにあたり、たくさんのみなさんに知っていただき、賛同とご協力をいただきながら実現したいと考え、今回クラウドファンディングでご協力をお願いすることにいたしました。
カリー寺基金は、イベントカリー寺とレトルトカレー「カリー寺」の売り上げを地域のために還元したい、というアイデアから生まれました。お寺での楽しい取り組みが、地域の新しい発想やアイデア、あるいはつながりを生み出していく。この企画・カリー寺基金が、そんな循環のきっかけになればと思っています。
私たちは2016年から毎年夏にカリー寺というイベントを開催してきました。会場は、兵庫県尼崎市にある「西正寺(さいしょうじ)」。お寺でカレーを食べながら、地域交流と文化・異文化をテーマにしたパフォーマンスやトークに触れる機会として開催してきました。(カリー寺の様子)
開催にあたっては、多くのボランティア、檀家さん、町内会をはじめ地域のご理解と協力をいただきました。例年の開催によって、地域のお店や施設とのコラボによる盛り上がり、大勢の人と人とのつながりが生まれてくるようになりました。お寺の風景や、地域の関係性にも変化をもたらしてきたように思います。そういった意味で、カリー寺は、お寺の可能性を感じさせてくれる場になりました。いまでは、全国数カ所の賛同するお寺で「カリー寺」や「レトルトカリー寺」が開催されています。
地域コミュニティの変化、人の生活や意識の変化によって、「お寺」はいま存在意義が問われる時代になってきているように感じています。「お寺が地域にある意味とはなんだろう?」「お寺はなにができるんだろう?」、そんな声も聞こえてきます。しかし、カリー寺や西正寺での取り組みの中で感じられたことは、「まだまだお寺には可能性がある」ということでした。お寺には、その場所がもつ可能性や、長い時間の積み重ねのなかで蓄えられてきた人・地域との関係性、そういった蓄えられてきた財産(ソーシャル・キャピタル)があるということでした。
それらを、これからの新しい発想やチャレンジへの応援へ向けさせていただくことはできないだろうか。また、それがカリー寺をはじめとする西正寺での取り組みにいただいた、たくさんの応援へのお返しになるのではないだろうか。そんな想いから、この「カリー寺基金」を企画させていただきました。
このプロジェクトで実現したいこと
「カリー寺基金」は、カリー寺による地域のあらたな企画やチャレンジを応援する、補助金・奨学金のような企画です。
カリー寺の会場である、西正寺(さいしょうじ)を中心とした地域(兵庫県尼崎市)に関わるローカルなプロジェクト、あるいはプロダクトを応援し、実現へのサポートを行います。2020年4月25日に最終のプレゼン大会を行い、選考された団体に10万円の補助金の提供など、実現にむけた助成を行うことを予定しています。
またカリー寺は、資金的な部分だけではなく、選考のプロセスを通じて、人や地域とのつながりを生み出し、育むことも目的にしています。賞金を獲得して終わりではなく、むしろこのプログラムへの応募があたらしい気づきや、関係・つながりのはじまりとなり、展開していくことを期待しています。
私たちの地域・お寺でおこったいろいろな取り組み
カリー寺(西正寺)は、兵庫県尼崎市の住宅地にあります。近年、この西正寺やお寺の周りでは、地域にかかわるさまざまな取り組みが行われるようになりました。
・お寺でカレーを食べながら文化・異文化に親しむ「カリー寺」
カリー寺フェイスブックページ
https://www.facebook.com/currytemple/
カリー寺2019ダイジェスト動画
https://youtu.be/zrK4V3FtrRQ
・お寺に集い、社会課題を語り合う「テラからはじまるこれからのハナシ。」
・着物や職人仕事など、伝統文化に触れ考える「大江戸ブギウギ」
・しょうがいのある方のヘルパー派遣のNPOが企画する「書道の会」
・無料の「ふるまい」があつまった「ふるまい市」
・「いのち」をテーマに、被災地を想う「いのちつむぐ芸術祭」
お寺と地域の人たちがむすびつき、あたらしい取り組みや、それぞれの人生に根ざした企画がもちこまれるようになりました。それぞれの開催にあたっては、地域のみなさんから大変たくさんの応援や、手助けをいただきました。そのほか、尼崎では市内のいろいろなところでみんなのサマーセミナー、ミーツ・ザ・福祉等、活発で勢いのある取り組みがたくさん進められています。
まだまだ、まだまだ、やれることがあるはず。
きっかけさえあれば、ずっと温めていた企画やチャレンジをやってみたいと思う人もきっといるはず。そういったまだ形になっていない、あたらしい取り組みを応援すること、今のこの地域ならばそれができるのではないかと思いました。
プロジェクトを立ち上げた背景
2016年から毎年夏に尼崎・西正寺を会場にカリー寺というイベントを開催しています。カレーを食べながら、文化・異文化のことを考えたり、そして地域や人とのつながりをつくったり。これまで、あたらしい企画・チャレンジを重ねてきました。
カリー寺をきっかけに、企画メンバー、参加者のみなさん、コラボ企画等を展開してくださった地域の商店や施設、あたらしい人・地域とのつながりが生まれてきました。このつながりや成果を、なんらかの形で地域にお返しできないか?そんな思いが芽生えてきました。
また、2019年にはカリー寺としてレトルトカレーをつくりませんか?という提案をいただき「レトルトカレー・カリー寺」が制作・販売されるに至りました。カリー寺メンバーが試作と試食を重ねて、しいたけベースのスパイシーカレー、動物性食材不使用といったこだわりも随所にちりばめられています。
大きな金額ではありませんが、イベントのカリー寺、そしてこの「レトルトカレー・カリー寺」売り上げもなんらかの形で、地域に還元できないだろうか。
そういった想いが今回「カリー寺基金」という形になりました。カリー寺の開催の中でつみあがってきたさまざまな人・モノのつながりが、あたらしいチャレンジ、他では顧みられることの難しい新奇な挑戦も応援することができればと思っています。
これは、私たちにとっても挑戦的な試みでもあります。ぜひ、賛同・応援をお願いしたく思っています。
資金の使い道・実施スケジュール
【資金計画】(45万円)
・原資 10万円
・クラウドファンディング 30万円
・寄付・協賛 5万円
【開催経費】(45万円)
・広報(チラシデザイン、チラシ印刷、ウェブ広報等)10万円
・カリー寺基金 助成金 15万円~
(協賛・クラウドファンディング等の状況によって増額する可能性あり)
・クラウドファンディング リターン関係諸経費 10万円
・諸費用 5万円
・諸経費 5万円
リターンのご紹介
・サンクスメール:メールで感謝の言葉をお送りします。
・ステッカー:カリー寺オリジナルステッカーをお送りします。
・エコバッグ:カリー寺オリジナルエコバッグ(布製)をお送りします。
・レトルトカレー「カリー寺」
(1パック180g、辛口スパイシー、トマト&シイタケベース、動物性食材不使用、賞味期限2021年11月11日)
・カリー寺企画書/報告書送付:イベントカリー寺(2019@尼崎西正寺)の企画書・報告書をお送りします。(メール等でのデータ送付になります)
・WEBに名前掲載:フェイスブックのイベントページ、広報のホームページにお名前を記載させていただきます。
・レトルトカレー5個セット:レトルトカレーカリー寺5個セットとカリー寺ステッカーをお送りします。
・カレー1個+ステッカー+エコバッグ(限定20セット)
カレー、ステッカー、エコバックをセットにしてお送りします。
・2020年4月25日プレゼン会/交流会にご招待いたします
最終プレゼン大会とその後の交流会(飲食付き)にご招待(1名)いたします。
・カリー寺基金の特別賞:カリー寺基金の助成として50000円の特別賞を設定します。
名称や選定については相談の上行います。
・カリー寺の住職と発起人(中平/藤本)がセットで講演します(「カリー寺」の話)
カリー寺の住職と発起人がセットで講演に赴きます。(交通費・宿泊費等、講演以外にかかる実費は別途必要になります)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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