実施理由/背景
不幸な結末を迎えてしまう猫を減らしたい!
現在我孫子市内には多くの飼い主のいない猫が暮らしていますが、鳴き声や糞尿により近隣住民の迷惑になったり、生まれた子猫が殺処分という結末を迎えたりと、残念な例が発生しています。猫が苦手な人も猫好きな人も共に気持ちよく過ごせるよう、最終的には飼い主のいない猫が市内でゼロになることが望ましく、そのためには、不妊去勢手術を伴う地域猫活動を支援していくことが必要です。
地域猫と共生できる優しい街にするため、我孫子市では平成29年度から、年間約60頭の地域猫の不妊・去勢手術に要する費用の補助を行ってきました。
この補助は、実際に地域猫に手術を受けさせる団体(地域猫活動団体)を対象に行っているものですが、限られた財源の中で補助が行える件数には限界があり、予算上の都合により補助が行えなかったり、手術を待ってもらったりすることがあり、こうした団体の皆様にも負担等をかけてしまっているのが現状です。
今後はこの補助枠を拡大し、かつ継続的に実施していきたいと考えており、一人でも多くの皆様にご支援頂ければと思います。
プロジェクト内容説明
活動の持続的な支援が必要です!
地域猫の不妊・去勢手術については、継続的に実施することでその個体数の増加が食い止められて効果が表れてくるものですが、来年度以降についても同程度の補助申請があると見込んだ場合、現在の市の厳しい財政状況の中で今後も十分な予算確保が行えるかどうかは確約できない状況です。
今後も継続してこの補助事業を実施していくために、今回クラウドファンディングを活用し、思いを持ってご支援くださる方々と協力して、支援の輪を広げる取り組みを進めていければと思います。
ボランティア団体ねこ友会さまよりメッセージ。
ペットとしてかわいがられるはずの猫が、捨てられてノラ猫となり、子猫が生まれ、増えて、鳴き声や糞尿、車を傷つけたりして迷惑がられる...生まれた子猫が施設に収容され、引き取り手がみつからなければ殺処分になってしまう…そんな事態をすこしずつでも解決していきたい気持ちから、わたしたちは活動しています。
活動には、不妊去勢手術が欠かせませんが、猫が何匹もいると、手術費等も高額となり、猫への愛情から、身を削って活動しているような状況です。
飼い主さんと一緒に過ごすことができる幸せな猫の陰で、不幸な境遇にいる猫もいることに思いを馳せていただき、皆さんのご支援をお願いいたします。
目指すところ
猫と人がどちらも幸せになるために。
猫の繁殖ペースをご存知でしょうか。猫は非常に繁殖力の強い動物です。
猫の妊娠期間は約2ヶ月で、一度の出産で4~8頭を出産します。出産から約2ヶ月後には次の妊娠が可能となり(年に2~4回出産します)、子猫も生後4~12ヶ月前後で繁殖可能年齢となります。1頭の雌猫が1年に2回6匹ずつ出産し、そのうち半分が雌として計算すると、1年間で1頭が79頭に増えてしまいます。
不妊・去勢というと、なんだか気の毒に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、地域猫に不妊・去勢手術を実施しなければ、その個体数は瞬く間に増加し、その結果、不幸な結末を迎えてしまう猫も増えてしまいます。
地域猫活動を行っている団体にとっても、手術を実施できずに個体数が増加してしまえば、どうしても十分な管理が行えない部分がでてきてしまいます。
市としては、不幸な結末を迎えてしまう猫が増えないよう、不妊・去勢手術に要する費用の補助を継続していきたい、そのための財源をなんとしても確保したいと考えています。
寄付の使い道
寄附金については、市が今年度実施する地域猫不妊去勢手術補助金の財源とさせていただきます。
不幸な結末を迎えてしまう猫を増やさないようにするため、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
なお、目標金額を超過した場合は、来年度以降の地域猫不妊去勢手術補助金の財源としても活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
不幸な結末を迎える猫が増えないよう、ご協力をお願いいたします!
我孫子市では平成29年度から地域猫の不妊・去勢手術に要する費用の補助金を交付しています。
不幸な結末を迎えてしまう猫が増えないよう、市ではこうした補助を行っておりますが、その一方で、財源が限られていることから、要望どおり補助を行えていない(手術の実施を待ってもらう等の)現状があります。
この補助制度を、補助申請を行う方々の要望に十分に応えながら、継続して実施していきたいと考えておりますので、是非皆様のご協力をお願いいたします。
事業スケジュール
令和元年11月:プロジェクト(寄附金募集)開始
令和2年1月:プロジェクト(寄附金募集)終了
※令和元年度に実施する補助金の財源とし、目標金額を超過した場合は、令和2年度以降の補助金の財源として活用させていただきます。