ー「熱狂」って何だろう。「Voltage」に関わりたくて仕方なかった理由は、それが分からなかったから。私はとにかく、人が困っていたり悩んでいたりすると、気になって悔しくて仕方ない人間でした。小学校まで7年間水泳をしていましたが、母の家事を手伝えるように中学は家庭部で3年間活動したり、人手不足の登山部に体験入部で戦力にならないと言われたのが悔しくて、レギュラーになり高校生活を捧げたり。誰もやらない班長や委員長も好きで。誰も注目しなかったことに光を当てて、面白がることが好き。そんな私は大学に入っても、頼られる度区切りの良いプロジェクトに尽くしていましたが、満たされた団体や場所からは自然と離れることに。勿論、頼られて嬉しいことも、既存に新しいものを積み上げる経験もたまらなく楽しかったです。でも、「自分の」面白いを理由に始めることがなくて。今まであったものや頼られたことを面白がって、何でも好きになる力は誰よりも負けない私には悔しさでもあり、もやもやしていました。そして、そのようないくつかの団体では、とりあえず入ってモチベーションが分からずに辞めていく人も絶えず、辛いこともありました。1つのプロジェクト完了の先を求めていく状態が私にとって「熱狂」になったのかも知れません。だけど、なんでそうしたいと強く思えないのだろう。ー自分の面白いが原動力になって、共感できる人と共に歩めたらどんなに楽しいのかな。そんな時に出会ったのが学生組織「京都実業プロジェクトMEY」。自分の面白いを理由にしようその一言に惹かれて入りました。「京都実業プロジェクトMEY」は、自分が面白いと思えるかどうかを誰もが大切にしてくれる場所。何にも分からなくても突き進むしかなかった。言いたいことは言う。そうしてやってきたプロジェクト立案やアイデア企画。まだまだ小さな挑戦ばかりですが、チームで乗り越えたり失敗したり。全てのイベントが忘れられません。 ……私、こういう場所が欲しかった。「Voltage」は、私が面白いと思う場所です。自分がやりたいことを素直に話せる場所、皆に応援してもらえる場所、変わるきっかけになる場所。行き詰って苦しかった自分が「京都実業プロジェクトMEY」に出会えて変われたように、1人でも多くの人にとって大好きな場所になって欲しい。今は、「Voltage」の立ち上げについて昼夜問わず考えています。「Voltage」から始まるプロジェクト、全てに決められた役割はありません。自分が夢中になって自然とできた「やりたいこと」ーそれが役割になることが理想です。それは運営メンバーも同じ。関わってくださる方と共に熱狂して「Voltage」があるべき姿を描いていけたら、こんなに嬉しいことはありません。 ここ京都は、日本一学生の多い場所。熱い想いを秘めた人が集まり、語りあい、共創が始まれば、そこから生まれるパワーはどんなに強いだろう。共にわくわくしてくださる方、ぜひ応援よろしくお願いします。