実施理由/背景
みんなの彩湖・道満グリーンパークが泥に覆われてしまいました
台風19号が2019年10月12日から13日にかけて東日本を通過し、台風に伴う大雨により各地で大きな被害が発生しました。埼玉県にある荒川第一調節池の中にある都市公園「彩湖・道満グリーンパーク」は全体が冠水しました。
数日後、水が引くと、地面は泥に覆われ、流木などのごみが散乱していました。10月13日より公園は閉鎖され、毎年多くの方にご参加いただいている戸田マラソンや道満まつり、その他スポーツ大会やイベントは中止となりました。
プロジェクト内容説明
かつての綺麗なグリーンパークを取り戻すために、復旧作業に取りかかっています
彩湖・道満グリーンパークは、荒川第一調節池の中にある、面積約66.7ヘクタールの大規模な都市公園です。荒川第一調節池とは、大雨のとき荒川の洪水を一時的に調節池に貯めて、下流部の洪水量を減らす、治水の役割があります。また、首都圏の飲み水は荒川からもとっているため、荒川の水が少なくなったら貯めていた彩湖の水が使われる、利水の役割があります。今回の台風では、荒川第一調節池に洪水を貯留したことにより、荒川の下流域で洪水の被害防止に貢献しました。
今回の台風の後には、いつもご利用いただいている皆さまより、ご心配と早い復旧を願う声が多く寄せられました。戸田市では、いち早く復旧に取り掛かりましたが、表面が乾いてきた頃に大雨があり一部が再び冠水するなどのアクシデントがありながらも、排水作業や被害状況の確認など事前の準備を終え、本格的に復旧作業をスタートできました。園内では、泥の撤去、ゴミの片づけ、設備の修繕などの作業を行っています。
目指すところ
安心して楽しめる彩湖・道満グリーンパークを目指して
台風19号の被害により冠水し、多くの泥に覆われてしまった彩湖・道満グリーンパークですが、復旧を目指して、泥の撤去、園内の清掃、ゴミの片づけ、設備の修繕など、様々な作業を行っています。少しずつですがかつての姿を取り戻しはじめ、園内のスポーツ施設、広場、遊具、トイレなどが元通り使用できるよう取り組んでいます。
今後も彩湖・道満グリーンパークが、都心の近くにいながら自然豊かな水と緑に囲まれた空間で、子どもから大人まで幅広い年代の人たちがオアシスと感じられるスポットとしてお楽しみいただけるようにしたいと思います。そのために、2019年12月下旬に一部の開放、2020年3月上旬に全体の開放を目標として、みなさまと一緒に復旧に取り組んでいきます。
寄付の使い道
受け付けました寄付は、下記の費用の一部に使わせていただきます。
・公園内に堆積した土砂や泥の撤去
・園内の散水清掃
・ゴミの片付け、処分
・公園設備の修繕
ページ下部の注意事項には「目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。」と書かれていますが、当プロジェクトでは到達・不到達にかかわらず寄付金は当該事業に活用します。
自治体からのメッセージ
戸田市長 菅原文仁より
戸田市長の菅原です。台風19号による被害に遭われた方々におかれましては心よりお見舞いを申し上げます。今回の台風では、荒川調節池である彩湖・道満グリーンパークへの導水が行われ、首都圏の大規模な浸水被害を防ぐことができました。しかし、これと引き換えに彩湖・道満グリーンパークは冠水し、復旧までに時間と費用を要することになりました。利用者の皆さまからは、水害防止の感謝の声と、早い復旧を願う声を多くいただいております。戸田市の誇る彩湖・道満グリーンパークの復旧に向けて、皆さまのお力を賜りたいと存じます。何卒よろしくお願いいたします。
戸田ヶ原自然再生キャラクター「とだみちゃん」より
わたしは戸田の原っぱに住む妖精の「とだみちゃん」。みんな、彩湖・道満グリーンパークにいつも来てくれて、どうもありがとう!わたしたちが暮らす、彩湖・道満グリーンパークにある戸田ヶ原自然再生地も、台風の大雨の水に埋まってしまいました。早く今までどおりの公園に戻り、サクラソウが咲く原っぱで、お友達のキツネ、カヤネズミやカワセミと仲良く暮らしたいです。みんなの力で、わたしたちと一緒に彩湖・道満グリーンパークを復旧させましょう!
事業スケジュール
2019年11月下旬:業者による土砂撤去作業、清掃作業、修繕などの開始
2019年12月末頃:園内の一部区域(テニスコート、陸上競技場、一部のサッカー場、一部の広場など)の開放
2020年3月上旬:園内の全面開放