2021/01/10 10:00

こんにちは。

ともす想いたくす灯火プロジェクトの鹿嶋静です。


私の地元は宮城県東松島市です。


今から42年前の宮城県沖地震というM(マグニチュード)7.4の大きな地震があった日に

生まれた同級生がいたんです。


その子は東日本大震災で、逃げている途中に津波が来て亡くなりました。


最初は、火葬が追いつかず、ご遺体を安置所に置いていたかと思います。

その子の親が

「それでも土葬しなくても火葬の順番が来たからまだよかった。」

と話していたのを今でも覚えています。


私の親戚は、土葬をして、その後、火葬場の順番がまわってきたら掘り起こして

火葬するのだったのですが、

当時、震災の写真集を買ったら、

親戚が土葬されている瞬間をはとこの同級生が見守っている写真が載っていて、

固まってしまって。

そのまま約10年。

その写真集は開けないままです。


鹿嶋静