はじめに・・・
FAAVO飛騨・高山事務局のオカモトです。
本プロジェクト内容をご紹介する前に、高校生たちの努力について事務局の方から少しお話させてください。
今回の「駄菓子のパッケージリニューアル」プロジェクトは、正直言えば、「高校生」が挑戦していると言っても派手で分かりやすいものではありません。
しかしながら、主体的に彼らは取り組んでいます。
リターン品の設定、文章案づくり、写真撮影、収支計画書の作成、リターン品のための企業との交渉(こういう連絡は学校を通してやろう!と企業に指摘されたことも。でもそれくらい主体的に。)、学校内での情報共有など本格的なマーケティング活動を全て4人の男子高校生たちが行ってきました。
渋い内容かもしれませんが、地元のために、地元の特産品のために彼らが貴重な時間を使って挑戦していることは間違いありません。ぜひその視点でご支援いただけると嬉しいです。
さて、挑戦するのは彼らです↓↓↓
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伝統の駄菓子をフルーティに?!
飛騨牛、漬物ステーキ、中華そば・・・
飛騨といえば様々な食で有名ですが、今回は飛騨の「駄菓子」を広めていくプロジェクトです。
「げんこつ飴」って聞いたことがありますか?
大豆を原料としたきな粉から作られた飛騨伝統の飴菓子で、抹茶、ごま、よもぎなどのバリエーションがあります。6年前、このげんこつを取り扱う老舗駄菓子屋「打保屋」さんと飛騨高山高校の学生(私たちの先輩)がコラボし、新しい味を開発しました。それが、飛騨産の桃ジュースを使った新感覚のフルーティなげんこつ、「ももこつ」です。
「ももこつ」のパッケージリニューアルに挑戦!
「ももこつ」は駄菓子の印象を変える、爽やかな香りと味を持った珍しいげんこつです。
色味も明るく、今のパッケージもコラボした飛騨高山高校の制服を模するなど工夫がされています。
しかし・・・イマイチ他の駄菓子や一般的なげんこつに押されて知名度が上がってきません。
高校生がアイディアを出した新商品開発!というのは、様々なところで展開されています。FAAVOのクラウドファンディングでテーマとして見かけたこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は少し趣向を変え、高校生である僕たちが、"商品の売上UPを目指し商品パッケージリニューアル"を行う「マーケティング」のプロジェクトを立ち上げました。
「ももこつ」という商品はそのままで、パッケージのデザイン、サイズ、個包装などを一から考え直します。もちろん、このクラウドファンディングを通じて知名度を上げることも、僕たちのマーケティング活動の1つです。
「ももこつ」をどう売り出そう?
「ももこつ」がいくら爽やかな香りと味を持っているとしても、タピオカのようなブームを作り出すのは不可能に近いです。そこで駄菓子を手に取りやすい年齢層の方向けの工夫や、お土産ものとして選んでもらいやすい状況を作ることが重要だと考えました。
〈マーケティング的に考えたこと〉
1.駄菓子を手に取りやすい年齢層へのアプローチ
→飛騨の歴史・文化と絡めた小ネタを組み込み、商品以外でも惹きつけること
2.お土産ものとして手に取りやすい状況を作る
→既存の1袋に150gが入っているパッケージでは大きすぎて、取り出しずらい
→新パッケージを小分けにし、どこでも食べやすいようにする
この2点をポイントとして進めていきます。
【写真】企画会議中の様子。
具体的にこんな風に変えていきます!
先ほどの1,2の方針に沿って、具体的な策を練りました。
パッケージのデザインそのものを変えると同時に、機能も変えていきます。
1. 駄菓子を手に取りやすい年齢層へのアプローチ
→飛騨にゆかりがあり、隠れた人気武将である「金森長近」のクイズを盛り込む。
2. お土産物として手に取りやすい状況を作る
→汚れにくく、取り出しやすい、シェアしやすいように小分け袋にする
※高山市・城山公園にある金森長近像
ご支援いただいたお金の使い道
今回のパッケージリニューアルも、商品開発時と同様に「打保屋」さんにご協力いただきます。
ご支援いただいたお金は以下の使い道を予定しています。
どれだけお金を頂くべきか?どう使っていくべきか?リターン品をいくらにすべきか?
シュミレーションして設定するのがとても難しかったです。
FAAVO飛騨・高山の事務局からのご協力を得て、収支計画作成方法を学びながら自分たちで決めていきました。
<支援金の使い道>
・新パッケージの版代(1色につき3万円で3色を使用予定。)
・リターン品の仕入れや送料
・FAAVO 利用手数料
リターン品の紹介
ももこつはもちろんのこと、飛騨高山高校商業科がこれまでに企業とコラボして開発してきた商品を中心にお送りします。
・お礼のお手紙・・・見知らぬ高校生のプロジェクトに対して、ご支援いただいた皆様にお礼の手紙をお送りさせていただきます。感謝の気持ちを込めてオリジナルを作成します。
・ももこつ・・・今回のメインテーマでもあるももこつをお送りします。たっぷり返礼するために、今回は旧パッケージのももこつをお送りさせていただきます。田舎の駄菓子には珍しい、もものフルーティさが特徴となっていますので、甘さと爽やかさをお楽しみください。
・アイスクリーム:10セット限定リターンに含まれています。こちらは、飛騨酪農農業協同組合様とコラボ開発した商品で、宿儺かぼちゃ・えごま・紅茶を使ったアイスクリーム(3個セット)となります。どの味も地元産で美味しいのですが、おすすめは、特産の「宿儺(すくな)かぼちゃ」味のアイスクリームです。着色料、香料なしの無添加で、宿儺カボチャのペーストを約15%入れた。クリのような甘みが特徴。
・茜小町:こちらも10セット限定リターンに含まれています。今飛騨高山では「飛騨牛まん」が観光客にとても人気なのですが、その流れに乗り、ミチナル株式会社様とコラボして開発した商品です。地元の規格外トマトを活用した爽やかな饅頭。ヘタの部分には、これまた同じく地元産のほうれん草が使われています。
・雪かき:雪かき(または相応のお手伝い)のお手伝いをします。高校生らしいリターン品ってないかな?と考え、アイディアを出し合った結果出てきたのがこのリターンでした。暖冬とも言われていますが、飛騨には必ず寒い冬がやってきて雪を降らせます。そんな冬が来る地域の特徴を生かして、身体を使ってお礼をしようと思っています。また、雪かきへ行く際にはももこつも一緒にお持ちさせていただきます。
※移動の関係で、飛騨地域の中でも場所を限定させていただきます。詳しくは、リターン品の選択時にご確認ください。
・コラボ権利券:こちらは企業様向けの限定リターンです。上記のももこつ・茜小町・アイスクリームとこれまで様々なコラボレーションを行ってきました。僕たちは卒業してしまいますが、次の世代もまた、商品開発に挑戦していく予定です。そんな来年度に、優先的に商品開発をさせていただく権利をリターン品としてお出しします。早いうちから計画できますし、また、このファンディング終了時にレポートとして紹介もいたします。企業のプロモーションツールの1つとしても捉えていただけたら幸いです。
次年度、新しい商品開発を考えましょう!
【左:アイスクリーム/右:茜小町】
ももこつリニューアルのスケジュール
以下のスケジュールで進めていく予定です。
09/18 FAAVOの仕組みについて勉強
09/19-11/01 FAAVO利用のための準備、パッケージリニューアルの方針決め
11/08-12/12 クラウドファンディング(35日間)
11/08-12/15 新パッケージの開発
12/26 岐阜で開催される達人カップで新パッケージお披露目
2/1〜 リターン品の発送
打保屋様のご紹介
今回ご協力いただく株式会社打保屋は、創業明治23年の老舗駄菓子屋です。
飛騨高山で創業以来129年間、変わらない製法で職人が手作りするその駄菓子は多くの人に愛され続けています。どの駄菓子も食べれば懐かしく、ほのぼのとした気持ちになれる、素材の味を生かしたおいしいお菓子を作られています。
お問い合わせ先
飛騨高山高校
・住所:<岡本キャンパス> 〒506-0052 岐阜県高山市下岡本町2000-30
・電話:0577-32-5320
・FAX :0577-32-5321
地元っていいな
飛騨高山には現在、県外・海外からの旅行者が年々増加しています。そんな中、僕たちのような地元の若い世代は年々減少しています。
今回は、ももこつ(地元の駄菓子)のパッケージリニューアルという、とても小さいことですが、地元の高校生が挑戦をしています。また、リターン品には、地元の飛騨高山に本社を構えている企業様の商品を使用させてもらっています。このクラウドファンディングを元に地元の飛騨高山に関心を持って欲しいです。
若い世代にはもちろん、現在、飛騨高山に住んでいる人たちにも今一度、飛騨高山の魅力について再認識してもらいたいです。そして「飛騨高山っていいところだな」「地元っていいな」と思ってもらいたいです。
ご支援や応援をよろしくお願いします!
最新の活動報告
もっと見るパッケージについて
2020/02/28 15:36ももこつの新しいパッケージが完成しました!上のイラストは、ながちかくんの問題が印刷されたパッケージです。システムの都合上、表面だけの公開になってしまいましたがお許しくださいm(_ _)mパッケージは合計で4種類あり、それぞれ違う問題と人物が描かれています。 新パッケージのももこつを見かけたら全問正解を目指してみてください! もっと見る
返礼品について
2020/02/28 11:27返礼品について皆様にご報告があります。 お礼状などすべての返礼品を発送いたしました。 改めて、ご支援いただきありがとうございました。※一部の地域では受け取りが3月にズレ込む場合がございます。ご了承ください。 もっと見る
コラボ権利券をお届けしました!
2019/12/30 15:31飛騨信用組合様から¥30,000コースを支援していただきました。30,000円コースのリターンは、来年度に飛騨高山高校とコラボプロジェクトを実施できる権利を得る券です。 先日、飛騨信用組合様へ伺い、そのコラボ権利券をお渡してきました。 写真がその様子です。 (左から、担当の先生、飛騨信用組合ブランド戦略部部長、僕たち) 今回クラウドファンディングを行ったメンバーは全員が3年生です。実際にコラボすることが出来ず残念ですが、後輩たちに引き継いていき、有意義なコラボプロジェクトが実行されることに期待します。 再びクラウドファンディングを実施するのか、飛騨信用組合様が推し進めるさるぼぼコインを活用するのか、、、どういう内容になるかは来年度をお楽しみに! もっと見る