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電気エネルギーゼロ!本当の「自然農」を実現する手動式籾摺り機を開発します

環境にこだわる西の湖ではじまった自然農10年目。「手動の籾摺り機があったら、電気エネルギーゼロの農業が可能になる」という願いに応えるため、「手動式籾摺り機」を開発。しかし商品化には資金的な援助を必要としています。

現在の支援総額

249,800

24%

目標金額は1,000,000円

支援者数

5

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2015/06/01に募集を開始し、 2015/07/31に募集を終了しました

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電気エネルギーゼロ!本当の「自然農」を実現する手動式籾摺り機を開発します

現在の支援総額

249,800

24%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数5

このプロジェクトは、2015/06/01に募集を開始し、 2015/07/31に募集を終了しました

環境にこだわる西の湖ではじまった自然農10年目。「手動の籾摺り機があったら、電気エネルギーゼロの農業が可能になる」という願いに応えるため、「手動式籾摺り機」を開発。しかし商品化には資金的な援助を必要としています。

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自然農実践者御用達の商品を育てたい!

▲門田葦工芸の門田時宏さん プロジェクトの代表者は、豊葦原会(琵琶湖の水環境を保全するNPO活動から誕生した環境ビジネス専門の小さな会社)代表の安居昌廣さんです。担当は豊葦原会の無給社員で、西の湖自然農を主宰している菱川です。 なるべく機械を使わない自然農を10年間実践していますが、同じ自然農を実践している全国のほとんどの農家も籾摺り工程だけは機械に頼っています。 長年の「手動の籾摺り機があったら、電気エネルギーゼロの農業が可能となるのになぁ。」という願いを、同じ仲間の門田葦工芸(琵琶湖水環境のシンボルのヨシの加工商品の製造販売)の門田さんと協働で、自然農実践者のために本格的な「手動式籾摺り機」を開発しました。 ▲ヨシでスダレを編む手動の機械 あとは製品をつくって売ればいいのですが、小さな会社・豊葦原会にはこれ以上部品を調達する資金もありません。みなさまのご支援をお願いします。

琵琶湖の水環境を守る、 究極の自然農を完成させたい!

▲西の湖自然農の田んぼ 琵琶湖の水環境をわるくしている大きな原因の一つが農薬や肥料です。そこでなんとか、昔のようなきれいな水を取り戻したい、という思いではじめたのが自然農の米づくりです。田んぼも湿地の一部として大切な役目を果たしています。自然農の田んぼをとおった水は、浄化されて琵琶湖に流れています。 ▲手作業による脱穀と唐箕 自然に寄り添った米づくりは、今年でちょうど10年目です。毎年30名から50名ぐらいの参加者を得て、種おろし、育苗、田植え、草刈り、稲刈り、はさがけ・天日干しを、すべて田んぼの中で手作業で行い、命あるお米をつくっています。 さらに天日干しによって自然乾燥した種籾は、足踏み脱穀機と手回し唐箕によって、脱穀・唐箕を行っています。 ▲手動式籾摺り機(試作機) しかし、次の工程である籾摺り(種籾の籾殻をはずして玄米にする)は、全国のほとんどの自然農実践者も電気エネルギーによる籾摺り機に頼っています。手回しの籾摺り機もいくつか開発されているのですが、まだ農家が使えるようなものには出会えていません。 「手動式籾摺り機があれば、電気エネルギーゼロの自然農が完成する」という夢がふくらみ、いくつもの試行錯誤のうえ、ようやく開発に成功しました。 農機具メーカーの方などにお話を伺うと、自然農のお米の籾摺りはむずかしい、と言われます。自然にまかせた米づくりは、粒の大きさや乾燥具合も揃っていないからです。 市販の機械でも、籾がはずれなかったお米や割れたお米が少なからず出ます。 一度機械にかけて、もう一度機械にかければ、籾はずいぶんきれいにはずれますが、割れたお米は増えてしまいます。 これを手動式の機械で同等以上の玄米の仕上がりになるまでが大変な苦労でした。もちろん、籾摺りに要する時間など、まだまだ改良の余地はありますが、完成品(玄米)の品質は市販の機械に負けないところまできました。

ほんの少し昔の琵琶湖の水環境を取り戻したい。

古代湖・琵琶湖は近畿約1400万人の大切な水源です。そしてその水源を守っているのが、琵琶湖の周りに点在する内なる湖「内湖」です。内湖は、生活圏から流れ込む水を、受けとめ浄化してから琵琶湖に流しています。それなのに、人間の身勝手な価値観で多くの内湖が開発によって干拓されてしまい、今では琵琶湖の水環境はきびしい状態に置かれています。 ▲西の湖の景観 西の湖自然農の田んぼは、織田信長の居城・安土城があった安土山の麓で日本有数の美しいヨシ群落が広がる、琵琶湖に現存する最大の内湖「西の湖(ラムサール条約に登録されている)」の畔にあります。このヨシ原がさらに湖の浄化能力を高めています。 西の湖の元漁師さんのお話では、昭和30年代までは西の湖の水をそのまま汲んで飲んだり、ご飯を炊いたりできたそうです。今から考えると、とても贅沢な水です。 ▲西の湖の語り部・奥田修三さん 冬になると、西の湖や琵琶湖の水環境保全にとって、とても大切なヨシ刈りが毎年行われています。西の湖のヨシは上質で、昔はすべての枯れヨシが刈り子さんによって刈られ、スダレや衝立やヨシ戸や茅葺きの材料として生活に役立っていました。 また、すべての枯れたヨシが刈り取られることで、よいヨシが育ち、4月から7月にかけて4mぐらいに成長するあいだに、湖の富栄養分を吸収することで、水環境が整えられていました。        ▲ヨシは、わずか3ヶ月ほどで4mにもなる

自然環境と地域経済の両立を 可能とする環境ビジネスをめざしています。

▲ヨシは、茅葺き民家の屋根材として活用されていた。 近年は、建築基準法で茅葺き住宅が違法となったり、スダレが安価な海外産におされたりして、ヨシ業の衰退とともに湖の水質も悪化していきました。西の湖には約100ヘクタールの広大なヨシ群落がありますが、ヨシ刈りボランティアで刈ることができているのはわずか数パーセントです。 ▲ヨシ刈りボランティア そこで私たちは、茅葺きやスダレに替わる、現代社会に求められるヨシ商品(よし紙、よし粉、よし笛など)を試行錯誤で開発しています。さらに、今回の手動式籾摺り機などのエコ商品も手掛けています。 もし、私たちの環境ビジネスが成功すれば、地元の人を雇用して全部のヨシを刈ることができ、琵琶湖の水環境問題と地域の経済問題を同時に解決することに寄与できます。 ▲枯れヨシを使った商品        ▲青ヨシを使った商品 FAAVOをとおして、 手動式籾摺り機を全国の自然農実践者に使ってもらうことで、 私たちのヨシ商品もアピールしたいです。

FAAVOに成功すれば、 今年の収穫に間に合うように完成。

2015年8月  FAAVOで調達した資金で、モニター用手動式籾摺り機を5台製造開始。 2015年10月  購入権を獲得された5名の方に、モニター用手動式籾摺り機を納品。 2015年12月 モニターのみなさんの意見を参考に、製品の改良をはじめる。 (モニター機の改良も実費にて行います) 2016年  初期量産を目指して予約受付(1台約25万円ぐらいにおさえたい) その後、本格量産体制を整える。 (大量の需要は考えにくいのですが、1台約20万円ぐらいを目標にしたい) 集まった支援の用途とその内訳 モニター用に手動式籾摺り機を5台生産するための経費。 ・部品、鋼材、木材、加工材、工費等 ・お返しの経費

みなさまのご支援をよろしくお願いいたします!

15年間続けてきた水環境保全活動と10年間続けてきた自然農をさらに長く続けていき、西の湖の美しい自然環境を未来につないでいきたい。そして、同時にこの取り組みを多くの人に知ってもらい、自然農実践者が少しでも増える助けになりたいです。 みなさまのご支援を、どうぞ、よろしくお願いいたします。 【参考】 いのちの営み・川口由一さんの自然農の特長 ・耕さない ・農薬、肥料を使わない ・草、虫を敵としない ・何も持ち出さない、持ち込まない  川口由一さんの自然農ホームページ ヨシ条例(ヨシの保全は滋賀県の大きな環境テーマです)        滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例

起案者情報

【団体名】豊葦原会 【代表者】安居 昌廣 【西の湖自然農サイト】http://www.nishinocoshizenno.net/ 【西の湖自然農ブログ】http://ameblo.jp/ishigama/ 【西の湖自然農facebook】https://www.facebook.com/shizennotetote

最新の活動報告

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  • 手動式籾摺り機は現在の電気動力籾摺り機の能力を目指して開発していますが、人間一人の力は弱いので、課題がいろいろ出てきて、手動式専用の新しい工夫をしています。 もっと見る

  • 門田です。 購入を検討していただいている方を含め、たくさんの問い合わせや応援メールをいただいています。 ありがとうございます。 もっと見る

  • 大正時代末期ごろに動力機械が開発されたようです。 農機具の歴史 わたしたちの手動式籾摺り機は現在の動力籾摺り機の能力を目指して開発していますが、人間一人の力は弱いので、課題がいろいろ出てきて、ひとつずつ新しい工夫をしています。 もっと見る

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