こんにちは、滋賀県米原市醒井(さめがい)の西川敏輝と申します。
この度は、数あるプロジェクトページの中から,本プロジェクトのページを訪れていただき、ありがとうございます。
私たちが暮らす、醒井は、古くは東山道、江戸時代は中山道の宿場町として栄えました。
▲江戸時代の中山道(なかせんどう)の宿場町醒井
▲明治時代以降も、近隣地域の商工業の中心地として活気のあるまちでした。
ところが、近年の大型店の進出や、後継者の不足などにより、少子高齢化の進んだ限界集落になりつつあります。
▲起案者と仲間と今回のプロジェクトの拠点施設「ふるさと広場」にて(起案者は写真中央)
そこで、まちの有志が元気な醒井宿を取り戻そうと、まちおこし会社「居醒(いざめ)」を結成し、梅花藻やハリヨの保護、観光客の誘致などに取り組むこととしました。
▲まちの有志でこれまでも様々なまちづくりの活動をしてきました
▲宿場を潤す清流「地蔵川」
宿場の真ん中で湧き出る清流、地蔵川。鈴鹿山系霊仙に降った雨や雪が数十年の時を経てこの地に至ると言われています。
▲居醒の清水
伊吹山で悪神の毒気にあてられた日本武尊がこの湧水で身体を冷やすと熱が下がり正常に戻ったとのいわれに因んで原流域を「居醒の清水」と言います。
▲日本武尊の像
「いさめ」が反対になって、「さめがい」という地名ができたといわれます。この地蔵川は、普通の河川ではここにしか生息しない天然記念物のハリヨや清流だけに生息する梅花藻など貴重な生物の宝庫です。
▲普通の河川ではここにしか生息しない天然記念物のハリヨ
15度前後の清流にしか生息しない水中花、梅花藻。色鮮やかなエメラルドグリーンの藻に可憐な白い花を咲かせます。その花が梅の花に似ているところから、この名称になったと言われています。地蔵川では30年以上絶えていました。
約25年前、まだ梅花藻という名も知らない頃に、「子供の頃にあった花の咲く藻を復活させたい」とまちづくりグループで話していました。最悪「富士山の湧水、柿田川の三島梅花藻を移植しよう」と話していた時に、偶然、川の中に一輪の花を見つけたのです。それはまぎれもなく地蔵川純正の梅花藻でした。
▲清流の妖精 梅花藻、奇跡の発見
川掃除などで触らないよう鉄杭で囲い保護しました。そこから3年後梅花藻の小さな島ができました。それを生息環境の良いところへ徐々に移植し現在の姿になったのです。
今では年間15万人以上の観光客が見学に訪れますが、間引き、移植、育成などの管理を今まで以上に充実させたいと思っています。
▲本プロジェクトでは、かつて、お花屋さんだった建物を私たちの活動拠点として再活用します
地蔵川を守り、梅花藻やハリヨを育てるまちづくり活動の拠点として、そして、地域の高齢者や子どもたちが「たまれる」居場所として、地蔵川沿いの空き店舗を改造し「ふるさと広場」を開設します。
また、梅花藻パウダー入り、そば、うどん、くずもちなどの地元特産品や梅花藻グッズ、赤こんにゃく、湖魚の佃煮など滋賀県の特産品も販売し、地元住民と観光客の交流の場としても利用して、賑やかで活気のある施設にしたいと意気込んでいます。
▲私たちの活動の拠点とする建物は,現在少しだけ改装し、お店づくりを始めていますが、できれば、きちんとした改修を行い、備品を揃えて、魅力ある拠点づくりをしていきたいと考えています。
改装費用は約100万円、その内40万円をみなさんに支援していただきたいのです。
ご支援をいただきました際のリターン品としては、清流地蔵川の入水体験やスタッフによる観光案内、そして、スタッフが選んだ宿場町醒井の各種名産品やオリジナルグッズを提供させていただきます。
▲清流「地蔵川」の入水体験、足のしびれる冷たさ、子どもは特に喜びます
地蔵川を守り、梅花藻やハリヨを育て、そして、高齢者と子供たちが集える地域の交流拠点を作り、この宿場町醒井に活気を取り戻す、この私たちのプロジェクトに、みなさんのご支援をよろしくお願い申し上げます!
起案者情報
【起案者】 西川 敏輝
【団体名】 有限会社 居醒
【Facebook】 https://www.facebook.com/profile.php?id=100004815130146