ご存じない方が多いと思いますが、1930年、作家の長谷川伸さんが発表した
(長谷川 伸 先生)
幼くして母と生き別れた無宿渡世人「番場の忠太郎」。一目でいいから母に会いたい、その思いだけで母を探し求める旅に出ます。
子が親を慕い、親が子を想う心。
殺伐とした今でこそ、もう一度見直すべき親と子の絆の物語です。
1950年代、忠太郎は一世を風靡しました!
1950年代には森繁久彌さんが忠太郎役の映画が大ヒットしテレビドラマ、舞台などで一躍ブームになりました。
氷川きよしさんも歌に!
最近では2004年に氷川きよしさんが「番場の忠太郎」の歌を発表しました。
米原市番場、どんなところ?
(歌川広重「木曽海道六拾九次之内 番場」中山道広重美術館所蔵)
米原市番場は江戸時代「中山道・番場宿」として栄えました。
(現在の番場)
歌川広重の「木曾海道六十九次」の一つとして番場宿が今に伝えられています。
(現在の番場)
浄土宗本山・蓮華寺
番場には聖徳太子が建立した(当時は法隆寺と称された)浄土宗本山の蓮華寺があります。
(蓮華寺本堂)
南北朝時代、戦国時代の歴史的にも重要な舞台となったお寺です。
(花園天皇から菊の御紋を頂いた勅使門)
(南北朝時代、北条仲時以下430余名が自刃した供養塔)
(蓮華寺の47代 世佐原和尚の門弟であった斎藤茂吉の歌碑)
「松風の おと聴く時は いにしへの 聖のごとく 我は寂しむ」
近くには鎌刃城跡があります。
(主郭虎口)
鎌刃城は湖北と湖南をつなぐ要所として、戦国時代には北近江の京極氏・浅井氏と南近江の六角氏が領有をめぐって争った城です。
(大櫓跡からの眺望)
2017年には続日本100名城に指定されました。
米原市番場の蓮華寺に忠太郎地蔵尊があります。
浄土宗本山の蓮華寺内に忠太郎地蔵尊があります。
(忠太郎地蔵尊)
1958年(昭和33年)長谷川伸先生の「親子の絆を後世に伝えたい」というご意思のもと「忠太郎地蔵尊」を建立しました。
(昨年の忠太郎まつり)
(昨年の忠太郎まつり)
今年7月22日(日)に忠太郎地蔵尊建立60周年に際して、長谷川伸先生の作品に数多く出演されている女優・五大路子さんは「番場の忠太郎」の講演をボランティアで快く引き受けて頂きました。
(五大 路子さん)
(プロフィール)
NHK朝の連続ドラマ「いちばん星」で主役デビュー。
新国劇年間大賞、長谷川伸賞など数多くの賞を受賞。
現在、横浜夢座・座長を務める。
親子の絆が希薄になっている今、忠太郎の母への想いは長谷川伸先生の普遍のテーマです。
忠太郎を演じることで、もう一度「親と子の絆」を考えて頂ける機会になれば嬉しく思います。
“番場の忠太郎”60周年イベントを成功させたい!
(顕彰会のメンバー)
ご声援、ご支援を何卒よろしくお願いします。
お問い合わせ先
【団体名】 番場史跡顕彰会
【代表者】 泉 峰一
【メール】 mine-izu@mx.bw.dream.jp