今回は中野修吾役を演じてくれてた藤原隆介さんについて触れてみたいと思います。八王子空襲を舞台にしたストーリーであり、もちろんスタッフも含め戦時中を知らない世代ばかりです。知らないから「知る」「調べる」「探る」この作品と向き合うポイントでした。当時を想像して心情を探ることをシナリオ段階から脚本家のまりさんと監督と、撮影監督の岩倉さんも監督補も一緒になって模索してました。読み合わせの時は「よく分からない」が藤原さんの正直な所だった様子。でもリハの時にはしっかり予習をしてきたのか目が違ってました。修吾役はすごく難しい役だったと思います。それでもきちんと向き合おうとしてくれた熱意が嬉しかったです。撮影中は岩倉さんの親父ギャク?にはにかんだ笑顔が印象的で、今時の子という感じですが、とても真面目で素直な好青年です。眉毛をハの字にしてという注文に「はの字ってカタカナのハですか?」って言う返答にスタッフも笑ってしまいましたが、本人は至って真剣。人って真剣になればなるほど素が出るものですね。紋付袴も爽やかに着こなしてくれました。皆んなで一緒に愛情いっぱいに作った感が満載の作品になってます。是非、12月5日八王子日本閣での上映を楽しみにしててください!byもっちー