実施理由/背景
地域の中からのSOS
気になるご家庭があると、地域の方からのご相談を受けて、不登校のお子さんや生活保護を受けているご家庭と接したことをきっかけに、普段自分たちの限られた人間関係の中だけでは解決できない問題も、新たな社会的な繋がりを持つことで改善できることが多くあることを実感し、食品の配達を通じて、より多くの支援を必要としている子どもたちとそのご家庭と繋がりを持ちたいと思いました。
プロジェクト内容説明
様々な支援の取り組みを進めます。
支援が必要な、お子さんがいるご家庭に、食品・生活用品・文房具など、必要な物資を1か月に一度お届けする。
配達は対面での受け渡しで、近況やお届けした食品についての感想、必要な支援についてお話していただける関係性が築いていけることを目指します。
お届けする中身は、寄付していただいた物(食品・日用品・文具など)や、お米、生鮮食品、お菓子を基本として、毎月届くのが楽しみになるように申し込みしてくれたご家族に寄り添った支援が継続的に行えるよう取り組んでいきます。
目指すところ
気軽に相談できる拠り所に
家庭の事情を知られたくないなど様々な事情や心情から、経済的に支援が必要なご家庭の子どもたちに支援が行き届きにくい状況で、産まれた家庭環境によって、子どもたちの未来が左右されないように、支援を届けていきたいです。
物資の支援を通じて、少しでも生活の支えになるだけでなく、困った時、つらい時に家庭内で抱え込まず、気軽に相談できる拠り所になれるように、心で繋がる支援ができたらと考えています。
寄付の使い道
食材費(1月あたり4,000円×12か月)
輸送費
自治体からのメッセージ
静岡市はこのプロジェクトを応援します!
市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ細かく対応することが困難な状況にある中で、行政の支援が届かない分野で活動しているNPOなどの団体は、社会に欠かせない存在となっています。
このような行政の支援の行き届きにくい公益性の高い活動に取り組んでいる団体を対象として、ふるさと納税制度を利用した支援を行います。
子育ては家庭だけに任せるのではなく、社会全体で子どもたちを守り育てていくことが大切です。
このプロジェクトは、経済的な支援による直接的な効果にとどまらず、社会的なつながりを持つことによって、健全な家庭環境を整えることなど多面的な効果が期待できるプロジェクトです。
静岡市は当プロジェクトを応援します。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
静岡市長 田辺 信宏
団体紹介
特定非営利活動法人静岡市子ども食堂ネットワーク
静岡市内の全小学校区に子ども食堂を作ることを目標に2016年4月から活動をスタートしました。
私たちが目指す子ども食堂は、広く多くの子どもたちが食事を通じて様々な思い出や経験を学ぶことができる子どもたちの居場所です。
地域企業やボランティアさんたちに支えられて、現在15の子ども食堂を開催、ネットワーク化し安心安全な子ども食堂の運営維持に努めています。
子どもたちが育つ環境を微力でも整えることで、静岡市が子育てしやすい地域になると考え、地域に積極的に関われる活動となれるよう取り組んでいきます。
事業スケジュール
2020年6月:
情報配布を地域で協力してくれる自治体での情報発信(回覧板、掲示板)
申し込みの連絡を受けメール、電話でのヒアリング
申請者への物資配送※以後必要に応じて月1回定期的に行う
現在、当法人で子ども食堂を開設している学区で、地域の自治体や民生委員に協力を仰ぎ、案内の配布・掲示
メールや電話で申し込みを受付
ボランティアスタッフが物資の仕分け、配送