実施理由/背景
新型コロナウイルス感染症への対策を進めています
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本の経済や社会に計り知れない影響を及ぼし続けています。
豊島区においても、8月10日時点で517名の感染者が発生しており、また感染症の拡大により経済的に苦境に陥った区民や区内事業者からの相談は数千件にも及んでいます。こうした中、豊島区では、区民の方々の安全や生活を支えていくため、これまで3次にわたる補正予算を編成し、事業費総額で328億円、一般財源では20億円にのぼる緊急対応策を展開しています。
一方で、区民・企業・団体等の皆様から、ご寄附やマスク等の寄贈など、新型コロナウイルス感染症対策に関する多くの支援が寄せられておりました。そこで、このような支援の受け皿として、6月1日より「『コロナに負けるな!としま』医療・福祉支援寄附金」の受け入れを開始しました。
プロジェクト内容説明
豊島区内の医療機関・福祉事業者・ひとり親家庭を支援します
<ひとり親家庭の支援について>
豊島区には、児童扶養手当を受給しているご家庭(ひとり親家庭など)が約1,100世帯いらっしゃいます。
こういったご家庭の中には、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う就労環境への影響により、経済的に苦境に立たされている方々も多くいらっしゃいます。
こうした方々の支援のため、区内のひとり親家庭支援団体において、食品を無料で配布するなどの取り組みが行われています。
豊島区においても、皆様からのご寄附を活用し、生活が苦しいひとり親家庭等へのさらなる支援を進めてまいります。
<医療機関・福祉事業者への支援について>
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、区内の医療機関・福祉事業者においては、以下の取り組みを行っております。
・医療機関…感染予防ガウン・ファイスシールド等を着用して診療を継続したほか、一部医療機関では独自のPCR検査を実施
・福祉事業者…感染予防ガウン等を着用して高齢者・障害者等の支援を継続
豊島区では、皆様からのご寄附を活用し、こういった医療機関・福祉事業者等への支援(感染症対策に要する物資の購入など)を進めてまいります。
目指すところ
高齢者、障害者、ひとり親家庭を含む、すべての区民が安心して暮らせるまちへ
新型コロナウイルス感染症から区民の安全・安心および生活を守るため、豊島区では以下の対策を進めております。
・中小企業を支援するための融資制度の開始
・区独自のPCR検査センターの運用開始
・「こころと体の相談電話」開設
・区内の全ホストクラブの従業員を対象としたPCR検査の実施および休業協力金の支給
・区内の障害者(児)福祉サービス事業者および介護サービス事業者への特別支援金の支給
・ひとり親世帯等への区独自の給付金の支給
豊島区では、これまでも「高齢者にやさしいまちづくり」「子どもと女性にやさしいまちづくり」「さらに安全・安心なまちづくり」を区の主要課題として取り組んでまいりました。新型コロナウイルス感染症が拡大する中においても、身体的・経済的に弱い立場にある方々や、それらの方々を支援する方々、区内の医療・福祉サービスを支える方々へ一層の支援を行うことで、今後も「だれもが安心して暮らし続けられるまちづくり」を進めてまいります。
寄付の使い道
皆様からお寄せいただいたご寄附は、以下の用途に活用させていただく予定です。
・ひとり親家庭への支援
ひとり親家庭(児童扶養手当受給世帯)約1,100世帯に対する食糧支援事業に活用いたします。
・医療機関・福祉事業者への支援
区内の医療機関・福祉事業者の新型コロナウイルス感染症対策に関する支援(物資の購入など)に活用いたします。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆様へ
これまで豊島区は、破綻寸前の厳しい財政状況や、「消滅可能性都市」との指摘などの逆境の中でも、ピンチをチャンスに変え、持続発展するまちづくりを進めてきました。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、命や健康はもとより、経済や社会にも計り知れない影響を与えており、戦後最大の危機とも言われています。そうした中においても、区民の皆様の命と、安心・安全を守るため、豊島区は新型コロナウイルス感染症対策を強力に推し進めてまいります。
どうぞ皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
事業スケジュール
6月1日:「コロナに負けるな!としま」医療・福祉支援寄附金 受付開始
8月14日:「コロナに負けるな!としま」医療・福祉支援寄附金 クラウドファンディングによる受付開始
8月下旬以降:ひとり親家庭への支援開始
9月以降:医療機関・福祉事業者等への支援開始
現時点でのスケジュールは予定となります。
少しでも早く支援を進められるよう準備を進めてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。