実施理由/背景
45m電波望遠鏡に現役で活躍し続けてもらいたい!
国立天文台野辺山宇宙電波観測所は、日本の天文学初の国際レベルの大型観測装置を備える観測所として1982年3月に開所以来、国内外の多くの研究者により電波天文学の研究や装置の開発・改良などが行われ、これまで世界をリードする研究成果が多数生まれる場所になりました。
しかし現在、国からの運営費交付金の削減等による財政難に陥っており、宿泊施設を備えた本館の閉鎖や、職員の段階的な削減などの経費削減対策を余儀なくされています。
南牧村としては、「野辺山の地に立つ45m電波望遠鏡をもっと長く現役で活躍させたい。」という立松健一所長の思いと、この観測所の存続を願う研究者の方々、地元の方々、この観測所に魅了され何度も村を訪れている方々の思いを実現させるため、このクラウドファンディングを立ち上げました。
プロジェクト内容説明
観測所をこれからも維持していくために。
南牧村と国立天文台野辺山宇宙電波観測所は、平成31年3月に「観測所の施設の利用について相互に協力・連携するための協定」を締結し、南牧村振興公社が行う観測所の有料ガイドツアーや、物品販売等の収益の一部を観測所に分配しています。
しかし、観測所の存続にはより多くの資金が必要です。
そこで今回、南牧村ではクラウドファンディングで集めた資金を「国立天文台野辺山宇宙電波観測所特別公開」の開催費用として活用し、より多くの方々のご支援をいただきながら、皆さんと一緒に観測所のこれからをつくるきっかけにできればと思っています。
目指すところ
現役で研究を続ける45m電波望遠鏡に会いに来てください!
毎年1回、8月下旬に行われている国立天文台野辺山宇宙電波観測所特別公開イベントでは、通常公開していない施設を見学できます。
また、観測・研究成果や観測装置を紹介するほか、特別講演会、スタンプラリー等の楽しい企画等、様々な取り組みを開催しています。
野辺山高原にさわやかな風が吹く一番いい季節に、今なお現役で研究を続ける45m電波望遠鏡に是非会いに来てください。
大勢の皆さんに特別公開イベントへお越しいただくこと、そしてこのクラウドファンディングでご支援いただくことで、45m電波望遠鏡による研究を可能な限り長く続けていくことができます。
※本年の特別公開は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、8月29日にオンライン形式により実施されました。
寄付の使い道
皆さまからいただいたご寄附は、経費(返礼品代、手数料等)を差し引いた残りの全額を、「国立天文台野辺山宇宙電波観測所特別公開」の開催費用として自然科学研究機構へ寄附させていただきます。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆さまへ
南牧村の「財政難に苦しむ野辺山宇宙電波観測所を応援したい!」にご興味をいただきありがとうございます。
皆さまが、この寄附をきっかけに南牧村に足を運ばれ、45mのパラボラアンテナと共に、雄大な八ヶ岳や澄んだ夜空に広がる満天の星をご覧いただき、また当村特産の高原野菜や乳製品を味わっていただき、心も体も元気になってくださることを願っております。
国立天文台野辺山宇宙電波観測所が、今後も存続していけるよう南牧村もできる限り協力して参りますので、どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。
事業スケジュール
2021年2月~3月:自然科学研究機構へ寄附
2021年8月:国立天文台野辺山宇宙電波観測所特別公開