2020/12/03 18:18

少し前に投薬終了前最後の病院の活動報告をあげましたが、その時に出した血液の外注検査の結果が出ましたので、そのご報告になります!!

本日外注検査結果が病院に届いたので直接受取には伺えてないのですが、先生がすごく丁寧な方なので電話やメッセージですぐに結果を教えて下さって本当に有難いです。

今回でた外注の検査結果。

これは前回載せたのと同じものです。

先生からは、
『コロナPCR問題ありません。α1agの炎症マーカーも329で基準値範囲内。
FCoVの抗体価も1600倍で変わらず(前回も1600倍でした)なので経過良好です。』

とのことでした!!
さらにホッと一安心です。

今回の領収書もご報告として載せます。


まぁこんなこと言われてもなんのこっちゃだと思いますので少し補足説明致します!
私も最初なんのこっちゃで調べましたw
ここからは専門的な説明になりますので、興味のある方のみお読みください!!

応援して下さっている方が見て何のことかわからなかったら、良くなってるかどうかの判断も難しいと思いますので!!
あくまで素人の解釈です!!と前置きはしておきます。


ウイルスが体内で悪さをすると、体内で炎症が起こります。
その炎症のせいで熱が出たり、食欲、元気がなくなったり、リンパや内臓が腫れたりしちゃいます。
なので炎症が今どのくらい起こっているかでウィルスがどのくらい体内で猛威を振るっているかがわかるというわけです。

それを調べる際に用いられるのが炎症マーカーなるものです。 

何かに感染してウィルスが体内で悪さをすると、その刺激で血中濃度が変動するタンパク質があるんです。
急性相蛋白というんですが、このタンパク質は最終的に血中へ放出されます。
なので血液検査でこのタンパク質から炎症マーカーの数値を出します。

この炎症マーカーを出すのに使えるタンパク質もいくつか種類があって、FIPの検査でよく目にする炎症マーカーはSAAα1ag かなと思います。

SAAは血清アミロイド A というものから調べた炎症マーカー。
α1agはα1酸性糖蛋白というものから調べた炎症マーカー。

何から検出した炎症マーカーかという違いですね。
この数値が高ければ高いほど炎症が体内で起こっていて、ウィルスも猛威を奮っているということになります。

こっちゃんは最初、
SAAが136.4だったのが今回で3.75(0~5.49が正常値)
α1ag が2000以上だったのが329(0~736が正常値)
になりました!!!
正常値!!素晴らしい!!

あとこっちゃんは、全血からFCoV(猫コロナウィルス)は検出されませんでした。
前回の検査でも検出はされなかったのですが、今回も引き続き検出されなくて安心しました。
(一番最初は腹水から検出されてます。腹水胸水から検出=全血から検出されなくても即FIP確定となります。)

FCoV(FIPの元となるウィルス)の抗体価も1600倍という数値ですが、この抗体価で猫がウイルスに感染したことがあるかどうかがわかります。
猫がウイルスに感染するとウイルスに対する免疫=抗体を作ります。
この数値が高いからといって必ずしもFIPを発症しているとは限らないみたいです。
ウイルスに感染しただけではFIP発症しません。
なので 400倍で発症してしまう猫ちゃんもいれば1万倍超えてて発症しない猫ちゃんもいるそうです。何が引き金になってこのウィルスが悪さをするかはわかってません。

こっちゃんは初めて検査した日からずーーっと1600倍です。
これについて沢山検索かけてみたのですが、1600倍は一度FIPに罹患したことがある履歴みたいなものというのを見つけて、なんだか腑に落ちました。
減っていくのが一番だけど、FIPであることは間違いないので、これ以上あがらないようにする方が先決なのかなと。

一応下記が基準値になります。ご参考までに。

400倍未満 FCoV感染の可能性は低い。
400倍~1600倍 FCoV抗体価が認められる。
3200倍以上 特徴的な症状がある場合FIP発症の可能性が高い。



・白血球
・SAA
・α1ag
・抗体価
・血中にウィルスが検出されるかどうか

今後のFIPの経過は以上の数値がポイントになってきます。
その数値をいかに正常値で維持できるか。
84日間の投薬後さらにもう84日間、特に症状がなく正常値を維持できれば寛解ということになります!!

次の病院は年明けなので、どうか無事正常値を維持し続けられますように!!
神様お願い致します。

そんなこんなでだいぶ細かく説明してしまいましたが、少しでも参考になればと思います!
間違ってる解釈があったらすみません!
あくまで母ちゃんが自分ではこう解釈してるという感覚で読んでもらえたらと思います!!