おはようございます。わんにゃんサークル結生の秋元です。
みなさまお元気でいらっしゃいますか?
☆☆☆クラウドファンディングの募集終了後も、ひきつづき活動報告させていただいています。募集期間には大勢の方のご支援・応援ありがとうございました。☆☆☆
☆新たな旅立ち☆
冒頭の写真は、兄妹のヨーケイくんとヨーケニちゃん。
昨日、市の施設から茨城県動物指導センターへ移動されました。
ふたりは今まで一緒に大型犬用ケージで過ごしていました。
なんとか撫でるまではできるようになったのですが、
お散歩はまだできません。
動物指導センターと話し合い、
ケージで慣らすことより、指導センターの広い空間で自由に過ごさせることになりました。
ふたりに出会った時は、まだ幼さが残っていました。
「野良犬二匹が悪さをするから捕まえた。
箱に入れておいたから取りに来てくれ。」
市役所に電話がありました。
市の施設に搬送されたのですが、
箱を開けるのが難しいとのこと。
市の施設に行ってみたところ、愕然としました。
青色の樹脂製の搬送用トレイのようなものが手のひらを合わすように
抱き合わせてあり、針金で結んでありました。
その物体は静かに置かれていました。
トレイの隙間から小さな目が見えた時
全身がふるえ、素手のまま指先を切ってしまいながら
針金をほどきました。
二つのトレイの空間に押し込まれていたふたり。
相当な時間入れられていたようで、体は汚れていてドロドロ。
その強烈な匂いと感触は鮮明に覚えています。
ひとりずつ抱き抱えて、捕獲箱へうつしました。
うつす間は抵抗する気力もないふたり。
それからのふたりは、心を閉し、人から背をむけ、目も合わさず。
手を近づけようなら必死に逃げ回り、威嚇や噛もうとします。
ふたり一緒にくっついているので、大型犬用ケージにうつすときも
例外的にふたり一緒にしました。
目の前でごはんを食べるようになりました。
触れるようになりました。
目も合わせてくれて
話しかけると聞いてくれるようになり、いい表情になってきました。
シンクロでぐるぐる回ったりしてくれました。
ほんと、かわいくて 大好き。
本当は新しい家族を見つけるまで、自分でお世話したかったです。
そして新しい家族との交流もして、ふたりの様子をずっとみていたかったです。
ごめんなさい。
精一杯したのだけど、ここまで。
センターの方々からは、ここまで慣らしたことに
お礼を言われました。
そんなことないんです。
もっともっと設備が整っていれば、自由に運動もできたんです。
そんな施設の実現が間に合っていなかったことは私の力不足です。
ふたりは指導センターに託します。
ふたりの乗った車を見えなくなるまで見送りました。
どうかいいご縁がありますように。
指導センターからは、受け入れた直後の様子も教えていただきました。
お兄ちゃんは少し暴れたそうです。
お兄ちゃんはいつも妹を守っていました。
多分、妹を守ろうとしたのではないかと思います。
会いたい。
ふたりの幸せを祈るばかりです。
そんな気持ちを抑えながら仕事をして
自宅でわんにゃんの世話をして
その他はしていてもしていないような変な感覚で
いつもなら朝4時頃起きてから報告を打っているのですが
眠れないので夜通し報告を打っては消し、打っては消しの状態でした。
今回の報告は、自分の気持ちの整理をするための感じがします。
長々と本当にすみませんでした。
読んでいただきありがとうございました。
みなさま、素敵ないちいちをお過ごしください。
わんにゃんサークル結生 秋元久美子