『先祖になる』の主人公、佐藤直志さんは「木こり」です。自分が死んだら山へ帰る、と、思っています。山へ帰り『先祖になる』のだ、と、言います。その、直志さんが帰る山は、自宅のすぐ裏手の「裏山」です。スクリーンでは、とても奥深い山のようなイメージですが、実際はそうでもなく、自宅の後ろに張り付いている「裏山」のていです。山が身近にあるのです。※『先祖になる』には、津波とか、海とかの描写はありません。木こりの直志さんの鮮やかなチェンソーづかいにフォーカスされいる映画、です。昨年の夏、私は山へ入り、間伐材を集める、というお仕事をしました。山には持ち主がいること。持ち主は、山を維持するために、木を切っていること。切った木は、売れるものもあれば、売れずに、山の中に放置され朽ちてしまうものも多くあること。など、直志さんだったら当たり前の事なんでしょうが、私にとっては、初めて知ることばかりでした。山を守る。豊かな山が豊かな海を育む。直志さんの世界観を少しだけですが、体感しました。写真は、私が今お世話になっている、コンテナおおあみ・とめタウンネットの代表と、私の同僚、です。



