今日は、毎日新聞高知版に載せて頂きました。高知の方、ぜひご覧になって下さい。毎日新聞デジタル版を購読中の方は、デジタル版で読むことができます。クラファンはあと、15日になりました。写真集印刷の準備、6月の個展の準備も、同時に進めて行きます。
#東日本大震災 の付いた活動報告
今日は、宮城県の地域密着型番組、OHバンデスに取材して頂きました。放送は12日、月曜日、午後5時過ぎからの予定です。宮城県の皆さん、ぜひご覧になって下さい!
最近、色々な方から取材をして頂きました。その中で、心の復興は人ぞれぞれ複雑で様々だと思います。と答えたら、では、心の復興ができた人もいるし、できていない人もいるという事ですか?と聞かれ、うーん、となりました。心の復興ができる、ってどういう事なのだろうか?果たしてそんな事できるのだろうか?と、改めて考えました。人生がひっくり返るような大きな出来事があると、自分がこう進んで行こう、と思っていた方向がまったく変わってしまいます。そして、人生がそれまでのように元通りに戻ることはもう決してない。震災を忘れてはいけない!とよく言われるけれど、あの地震や津波を経験した人は忘れたくても忘れられない。昨日のように思い出し、体が固くなる。震災を忘れてはいけない、という言葉は、震災を経験していない人たちに向けられた言葉なのです。では、人生が、環境が、ガラリと変わり、忘れられないトラウマを抱えた時、そこからどこに行けばいいのか、実はその方向性は無数にあるのだと思います。今までとは違う方向を、それぞれの人が自分で見つけて進んで行く、その過程が心の復興なのかもしれません。今年の3月11日、閖上で、震災の時のまま残っている老人ホーム跡を撮影しました。ガラスは割れ、カーテンがバサバサと風にたなびく。あの時のまま変わらないもの、どんどん変わっていくもの、両方を抱えたまま、自分自身の進む方向を見つけていく。そんな写真集を作りたいです。皆さん、一緒に進んで行ってください。