誰かの命に寄り添うために考えるキッカケを作りたい。これは遠い誰かの話ではなくあなた自身や、子や孫、次の世代に起こりうる話。明日、災害はくるかも知れない。3月11日、私達は誰もが当事者だった。でも、いつの間にか私達の心には距離が出来てしまった。ふっと、した瞬間にあの日を思い返す為の指針になるイベントを作りたい。そして、子や、孫、次の世代に“あなた”も、ふっとした瞬間に語り部になって3月11日を繋いで欲しい。妻を亡くした事実を知ってなお、災害現場に向かった消防士。津波に流されたガレキから必死に木材を探し、新たなヴァイオリンを作り出した弦楽器製作者どんな想いで生き抜いたのか、その人の生き様に耳を傾けて欲しい。あなただったら、どうしただろうか。どう生きただろうか。同時に、3月11日から「産まれたもの」にも想いを馳せたい。TSUNAMIヴァイオリンと名付けられ、1000人の演者とあなたを音で紡ぐヴァイオリン。震災が無ければ、出会わなかった縁がある。その縁から貰った想いを和太鼓に乗せて。あなたはどんな風に受け止めてくれるだろうか。その音から何を感じ、どう伝えてくれるだろうか。桜は毎年咲いてくれる。あなたと共に作るイベントの利益の一部を 被災地に桜を植える活動をしているボランティア団体に寄付をする。ちょうど今頃だろう。あなたの桜が東北で咲き誇るのは。日本全国の桜を通じて、あの日を少し振り返って欲しい。生き様と音と桜。私達がこのイベントを通じて、考えるキッカケになるのはこの3つ。被災地の過去と、今と、未来を知るキッカケになって欲しい。あなたはどんな風に、あの日を振り返ってくれますか。あなたはどんな風に、命に寄り添ってくれますか。あなたはどんな風に、次の世代にバトンを渡してくれますか。あなたは伝えてくれますか。あなたが踏み出してくれた1步はこのイベントの1歩です。その1歩は私達の力になります。最後まで読んで頂きありがとうございました。和太鼓奏者 千代園剛