前回ご報告しましたが、オレンジのママには4匹の子猫が残されていました。オレンジのママは私に子猫を託すように子猫達を外に呼び寄せていたかのようでした。まず、二匹を保護した後、もう一人のボランティアさんが一匹を保護、最後の女の子の子猫は、ごみの収集の車の下に隠れていて、声はするのですが姿が見つからず、翌日にようやく収集車の下にいるところを保護する事が出来ました。上の写真は、その末っ子の子猫の様子です。 ごみの車の下なので、相当劣悪な環境だった為か、この最後の子猫は両目とも真っ黒なタールで覆われていて、目が全く見えない状態でした。ナタリアさんという猫に詳しいボランティアさんが、慎重にタールを拭いてくれてようやく目を開ける事が出来たのです。(収集車から助け出された時の状態、目のタールを少しづつ取り去った後の写真)この子猫達は、まだミルクを飲んでいる状態でした。私は子猫にミルクをあげるボトルフィーディングの経験がないので、ナタリアさんにお願いしました。 皆様に支援していただいたお金の中から、この4匹に毎日4時間おきにミルクをあげてくれているボランティアのナタリアさんに、お礼と諸経費(ミルク代等)を含めて100ドルを送りました。 ナタリアさん曰く、最後に保護された目がタールに覆われていた子は、オレンジ色の猫には珍しい女の子なので、里親探しも少し楽なのでは?と言うことでした。4匹それぞれ幸せに生きていって欲しい。 それが亡くなったオレンジのママの願いであり、私たちボランティアの願いです…!