皆様、こんばんは。お元気に過ごされていますでしょうか。速いことで11月が間もなく終わりになりますね。本プロジェクトの募集終了から約1か月が経ちました。本日、すべてのリターン品の送付が完了しましたことをご報告いたします。皆様のお手元にSAOLA®エッセンシャルオイルの商品(精油とアロマキャンドル)が無事に届きましたでしょうか。一つずつ注意深く商品を梱包し発送手続きを致しましたが、万が一、リターン品がまだ届いていない、または届くものに何か不備がございましたら、お手数ですがご連絡を頂けますと幸いです。また、リターン品へのご感想やご意見、何でも結構ですので、お寄せいただければ非常に嬉しいです。メッセージを送ってくださった方々、どうもありがとうございます❤~~~さて、今回の最後活動報告にてSAOLA®エッセンシャルオイル商品の作り手をご紹介したいと思います。我々TAKIBENIはベトナムの良品を選定し日本に輸入販売いたしますが、どの商品を日本に持ってくるかは社内で様々な基準があります。商品の品質はもちろんのことですが、商品を作った人の人柄と商品への想いが最も大事だと、わたしたちが考えています。SAOLA®エッセンシャルオイル開発チームのコアメンバー、抽出工程の設立及び製品の品質に責任を担う人です。Ho Dang Binh(ホーダンビン)さんは1988年にベトナム・フエで生まれ、地元の名門であるフエ医薬大学の薬学専攻を卒業しました。フエ医薬大学を卒業した人の多くは病院や薬メーカに努めるのですが、この若い青年は都市から離れて森へ直進しました。「フエのために何かやってあげたい」というぼんやりの思いから始まったのはフエの名物であるカユプテの高品質の精油です。「ベトナムの中でフエは気候に恵まれていない土地です。夏はものすごく暑くて空気がカラカラですが、冬は寒くて冷たい雨が長く続きます。人々の生活は大変ですが、この気候こそ薬草には良い香りが育ちます。フエのカユプテは他の産地より深い香りがするので、そのカユプテの最高品質のものを多くの方に届けたい。」と言いました。最初のごろは、大学を卒業したにも関わらず、毎日、農家や少数民族たちと一緒に畑に行って土づくりから木を植えるまで自分の手でやりました。収穫した薬草を持ち帰って、自分で組み立てた装置で抽出を行いました。自分が納得する品質の精油を得るまで試行錯誤を重ねて12か月もかかったそうです。お陰様で出来上がった精油は使った人々から好評され、チームと一緒に少しずつ規模を拡大していきました。そして2016年にベトナムのフエ市でSAOLA®エッセンシャルオイルのブランドが誕生しました。「SAOLA®エッセンシャルオイルが誕生できて、またこのように成長できたのは、少数民族たちの多大なる協力です。最初はお互いに言葉さえ(専門用語等)理解が難しかったのですが、長い時間をかけて(私たちがやりたいことへの)彼らの理解と納得が得られました。SAOLA®エッセンシャルオイルをより多くの人に使ってもらえることは、これらの少数民族たちに安定な収入を与え、野生動物の狩猟から脱出の助けになります。サオラを含めて、森の多様性、大自然の豊かさを守らないといけないからですね。」今回、SAOLA®エッセンシャルオイル商品を日本に持ってきて、多くの方からご支援をいただきました。日本の皆様に何か伝えたいことがありますか、とビンさんに聞きました。「SAOLA®エッセンシャルオイルすべての商品はMade with careという想いで作られています。"care"は色々な意味を含めますが、心を寄り添うことが一番ですね。"care"の対象は人だけではなく、動物、森、地球の全体を含めます。SAOLA®エッセンシャルオイルは人のため、森のため、地球のために作られています。」ビンさんと話していくと、なんか胸が熱くなりました。わたしたちTAKIBENIは商品を通して「心の感動、生活の豊かさ、自然と調和する生き方を届ける」という理念を抱えますので、まさに同志と出会えて大変嬉しく思います。小さくても地球に良いことがあれば、躊躇せずにやっていきましょう、とビンさんから学びました。~~~最後はビッグアナウンスです!香りを楽しみながら環境保全に貢献できる!のSAOLA®エッセンシャルオイル商品は、Amazonでもご購入いただけるようになりました。このリンクからどうぞ商品をチェックしてみてください。SAOLA®エッセンシャルオイル商品はTAKIBENIのホームページ(https://takibeni.co.jp/aroma/)にも掲載されていますので、併せてご覧いただければと思います。最後になりますが、改めましてSAOLA®エッセンシャルオイルのプロジェクトをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。SAOLA®エッセンシャルオイルの開発チーム、原料栽培の少数民族を代表して心から感謝を申し上げます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。P/s: ただ今AmazonではBlack Fridayのセール中ですので、期間限定で定価より安くお買い求めいただけます。ご購入予定のある方はお早めにチェックしてみてください!
アロマ の付いた活動報告
皆さん、こんにちは。いよいよプロジェクトが最後の日を迎えました。今回のプロジェクトは10月13日から公開し10月31日に終了という、たった18日の期間だけです。短い募集期間にも関わらず、100人以上の方からご応援をいただき、大変感謝いたします。また嬉しいことに、本プロジェクトを通して、ベトナムがお好きな方、香りがお好きな方、動物がお好きな方々とご縁がつながれました。ここで出会った皆様とのご縁をこれからも大切にしていきたいと思います。❤❤❤さて、今回の活動報告は少し「精油」について触れたいです。「精霊」は「山川・草木に宿る神様」と辞書に書いてあります。ベトナムでも日本と同じく、昔からあらゆる生物には精霊が宿っていると信じられています。「精油」(エッセンシャルオイル)は「精霊」と同じ「精」の字が入っていますね。「精」の辞書での定義は、「まじりけのないもの。純粋なもの。すぐれたもの」。精油は100%植物から抽出した純粋ですぐれたもの、「植物の精霊を寄せ集めた油」とわたしは考えています。その意味では合成香料やフレグランス等はたとえ同じ香りがしても、生命(植物)の精霊が宿っていないので「精油」とは呼ばれませんね。なぜエッセンシャルオイル(精油)がそんなに高いの?香りを楽しむには市場に様々なものがあります。精油(エッセンシャルオイル)以外にも、アロマオイルまたはフレグラントオイルと表記されるもの、または香りの成分を薄めたアロマスプレーやアロマローションという大容量で販売されるものもあります。エッセンシャルオイルは通常3ml, 5ml, 10ml(多くて30ml)という少量で販売されるにも関わらず値段は割と高いものです。なぜそんなに高いの?と最初のごろ疑問をもちました。しかし、SAOLA®開発チームと一緒に原料栽培から抽出工程まで見てきたわたしは、今その理由が良くわかりました。人工香料、合成フレグランスは化学実験室で大規模で比較的に安易に作れるのに対して、精油は大量の原料植物からほんの少ししか採れない貴重なエッセンスなので、原料価格も手間も全然異なるのです。例えば、1mlレモングラスの精油を作るのに、最低でも500gのレモングラスの葉っぱが必要なのです!1mlの重量が1gと計算したら、500分の1の濃縮ですね。手のひらに入った小さな10mlのエッセンシャルオイルを作るのに、なんと5000g = 5kgの葉っぱが必要なのです!たった数mlの精油を作るのに、こんなに大量のレモングラスが必要なのです。また、前回の活動報告でご紹介したブンタン果皮のエッセンシャルオイルも10ml = 100個の文旦から作られているのです。実際に見てこなかったら、とても信じがたい話ですね。人は生きていくために食べ物が必要です。「食べ物をいただくことは生命をいただく」と尊敬する先生から教わりました。まさに精油も同じだとわたしは思っています。エッセンシャルオイルは香りだけではありません。精霊が宿っている精油です。大自然からの貴重な贈り物です。わたしたちはSAOLA®エッセンシャルオイルを通して、南国大自然の「精霊」を「精油」の形で皆さんにお届けしたいです。どうか最後までご応援を宜しくお願いいたします。どうもありがとうございました♡TAKIBENI
皆さん、こんにちは。ご支援どうもありがとうございます❤プロジェクトはあと3日だけです。目標資金150%を目指していますので、どうか最後までご応援よろしくお願い致します!今回はリターン品の中、一番人気であるブンタン(文旦)についてご紹介したいと思います。文旦(英語ではpomelo、ベトナム語ではBưởi)は品種が多く、ベトナムの中でもたくさん種類がありますが、今回のエッセンシャルオイルの原料となるのは中部フエ市の名物Thanh Trà(タインチャー)という品種です。タインチャー文旦は他の品種よりサイズが小さく、皮が比較的薄いものです。果肉は黄色で酸味が少なく爽やかな甘味が特徴。水分量がグレープフルーツ等より少ないので、味がしっかりして、上品な香りもついているので、大人気です。ベトナムの阮朝時代(最後の王様)に宮廷に供される数少ない果物で、とても貴重なものでもあります。そんな貴重なものを中身だけを食べて捨てては勿体ない!なので、昔から現地の住民が色々な方法で文旦果皮を活用しました。皮を小さく切って布に包んで香りを楽しんだり、特に女性に好まれるのは文旦果皮を水につけて、文旦果皮から出た成分を含むお湯で髪の毛を洗うのです。涼しく健やかな香り、髪の毛もさらっとするので、とても気持ちいいです。フエ市でタインチャー文旦を収穫できるのは年一回、ちょうど今8月から10月にかける時期です。エッセンシャルオイルを作るためには果を取って、12時間以内に皮を剥きとらないと皮が乾燥してしまい、香りの成分が抜き出してしまうのです。厚さ1ミリ未満の皮を手で慎重に切り取って、できるだけ黄緑部分だけをとり白い部分が入らないようにするのがいい精油を作るコツです。タインチャー文旦はサイズが小さく、平均として0.5kgしかないので、10mlの精油を作るにはなんと、100個が必要だそうです!!!(手のひらに入るたった10mlのボトルが100個の文旦から出来上がるなんて、想像しがたいですね!)実は今回、ご紹介する4種のSAOLA®エッセンシャルオイルの中、文旦果皮が一番単価が高いのです。原料費と手間が一番かかるものなので、仕方無いですが、、、出来上がる製品はそれなりに上品な香りがして、ボトルを開ける瞬間うっとりすると思います♡わたしはコロナ禍で故郷に帰れない日々が続いていますが、手元にこのエッセンシャルオイルがあって大変感謝です。今回のプロジェクトを通してより多くの方にベトナム・フエ市のタインチャー文旦について知って頂き、多くの方にこの文旦果皮の香りに触れて頂きたい!と願っています。ベトナム文旦の香り、是非この機会でお試しくださいませ~
はじめに - ご支援いただいた方への感謝プロジェクトが公開されてからたった5日で目標資金30%を突破して、とても嬉しいです。ご応援をいただいた皆様、心から感謝を申し上げます❤初のプロジェクトのため、応援をいただけるかどうかを心配しながら挑戦しました。ですので、ご支援をいただいた度に地上から飛び上がるぐらい(笑)とても喜んでいます。やっぱりやって良かったです!その中で一番嬉しいのは皆様とサオラの話を共有できて、また皆様からプロジェクトの想いに共感していただけたことです。今回、初の活動報告はSAOLA®エッセンシャルオイルの地元(私の地元でもある)ベトナム・フエ市について少しご紹介したいと思います。コロナ禍で海外旅行が制限される中、どうかここで皆様が小さな旅に出かけたような感じが味わえればとても幸いです。ベトナムのフエ市についてフエ市はベトナムの中部にある、19世紀から20世紀にかけてベトナム最後の王朝(阮朝)が都に定められた場所です。ベトナム進出の日本企業が集まるダナン市のすぐ上(北)にあります。小さな町でベトナム初の世界遺産が登録される王宮が国内でも世界でも人気な旅行スポットです。☆ここで少しお得な情報をシェアしたいと思います。王宮の中に入るには入場料がかかりますが、毎年ベトナム国立記念日(9月2日)には無料になります!私はベトナムにいたごろ、毎年この日には宮殿に遊びに行くのです。年一回、昔の王様が暮らした場所に足を運んできて、ちょっと王様の気分を味わいます(^^♪)皇宮の正面。正午になると太陽が門の真上に来るように設計されているので、「午門 」と呼ばれている。皇宮の裏門フエ市では、フオン川という街の中央を流れ、フエを旧市街(川の北側)と新市街(川の南側)を二分した川が有名です。この「フオン」(英語表示:Huong)という名前は、ベトナム語で「香り」という意味。漢字で書くと「香江」です。フオン川をまたがって旧市街と新市街を結ぶチャンティエン橋はフランス植民地時代にフランスによって建設されました。戦争で一部壊れたのですが、今は完全に復元されており、夜にライトアップもされるので、新たに街の人気な斜めスポットになっています。*当時、フランスに建設された橋の幅が狭く(6メートル)、復元されても幅は広められないため、現在橋を渡れるのは歩行者、自転車とバイクのみです。フオン川はラオスとベトナムの国境から流れ出て、川の上流はちょうど今回SAOLA®エッセンシャルオイルの植物原料が育てられる場所です。フオン川の「香り」という名前の由来も、もともと山奥に生きているカユプテの香りからだと言われています。カユプテ精油(ベトナム語:tinh dầu Tràm)は、置いていない家庭はないくらいフエ市民には深く根付いています。フルーティーで力強い爽やかさがリラックス効果と共に、この地に住む人々を元気づけている香りです。しかも殺菌と虫よけ効果もあるので、幅広く活用されています。私もこのカユプテの香りを嗅ぎながら育てられてきました。たとえ海外に移住しても、故郷に帰るたびに大量にカユプテ精油を買い込んで海外に持って帰る人が少なくありません。ですので、もしフエの香りをご堪能頂きたい方はぜひ一度カユプテの精油を手に入れてみてください♪最後にフエと言えば、この土地の食文化に触れないと話が済めません。もともと王様が住んでいる所でもあるので、宮廷料理のレシピが役人の家庭に伝わり、さらに役人の家庭から庶民に広まって、料理の作り方、食材にはとてもこだわっています。スパイス系のハーブと唐辛子がたくさん使われる甘辛い味が特徴です。代表的なものは牛肉麺の「ブンボーフエ」(ベトナム語:Bún bò Huế)。ベトナム料理でフォーの次に有名で人気なものでしょう。(ちなみに私の中ではブンボーフエが断トツ1位です)コロナが落ち着いたら、ぜひ一回ベトナムのフエに足を運んでみてください♪