工期の順序立てを自分たちで組んでいくことが最初の難関でした。本来ならばワンストップで納期を待てばいい。しかし今回は違います。どの段階で、塗装するのか、床をかえるのか、棚などを設置するのか。など。順序だてていかないと先にやれば良かった案件が出てきてしまうためです。工程は天井/Hi-Dさん塗装/冨田さん床/ゼロヨンさん工房で作成した内装什器類を現場にて組み立て/井口さん同時進行で現状の居ぬき器具の動作確認、片付け、厨房ではホシザキさんとの打ち合わせなどの順番で考え始めました。全体の工程をフジハラさんが作成し、各種連絡、調整等をテルノが主に行うようにしました。まずこれらが無事に進んでいくのか。そういった漠然と不安をもちながらも、信じることを疑わず着手しました。プレオープンは▼12/27(月)16:30~22:00|※22:30~以下記載▼12/28(火)21:00~24:00▼12/29(水)17:00~DRAFT LABOチケット制営業注目は▼27日(月)22:30~の@jiroeux 企画のアフターパーティですお正月休みを頂いて、通常オープンは★2022/1/5(水)から始まります!17:30~22:30(ディナータイム)22:30~24:00(ナイトタイム)そしてランチを含めた通常オープンは★2022/1/6(木)~毎週火曜定休11:30~15:00(ランチタイム)17:30~22:30(ディナータイム)22:30~24:00(ナイトタイム)となります!宜しくお願いいたします!【12/31までクラファンやってます】記事本文https://camp-fire.jp/projects/view/504734
リノベーション の付いた活動報告
今回のプロジェクトでどうしてもこだわりたい点がありました。それは工務店などにワンストップで発注するわけではなく、横のつながりで、仲間を集めて施工していくこと。私たちのリソースを最大限使って出来ることに挑戦したい欲です。これは一言で言うより大変な作業となりました。今となっては工務店さんの存在ってとっても有難いんだなぁと感じることになります。メンバーを集めるにあたって、どのようなメンバーで構築するのか、このメンバー集めにもコンセプトをもうけました。「私たちの想像できなかった角度を生み出すこと」そのためには施工を行う方たちにもアイディアを求めることが条件となりました。こちらが1から100まで指定したものを仕上げてもらうわけではなく、着想段階から施主と施工がブレストを行い、アイディアを出し合う。これはクライアントである私たちより、施工をする職人さんたちの経験の方が圧倒的に凄いと考えているからです。そして前提にある大テーマ「ままならなさを受け入れる」の構えが効いてくることになります。ほとんどの職人さんが「図面を出して。図面通りに出してくれたら完璧に作るから!」と仰ると思います。従来の受発注はそれでいいと思います。しかし我々は違います。「図面は見た。でもこれなら違う形の方が面白くない?」「ここはこうした方がいいから、ちょっとセッションで考えていきますか。」そのようなやりとりを求めたのです。人によってはリスクの大きい余白を私たちはあえて作りました。なぜなら、何が起きるかわからないのが面白いから。と幼稚かもしれない根源があるからです。驚きは想像を超えたところに宿ると思っているからです。メンバーの選定が始まり、まず最初に行ったのは「みんなでお昼ご飯を食べる。」と言うところからでした。mojoに集まり、これから自分たちが手を加えていくところでご飯を食べながらフランクに話し合いを始めました。ごはんを通して、なんとなくですが、それぞれの人間性やキャラクターを擦り合わせる。こんなしゃべり方なんだ。こんな考え方なんだ。など、感覚的に吸い上げていく。この人たちがこの先、この場所を一緒に作るメンバーなんだと認識していく。それが具体的にどこに現れるか?よりも。モノを作るうえでの見えない裏設定や、場所に対して想いを植え込む大事な作業として打ち合わせを進めました。もしもこの打ち合わせの時に空気を壊すような人が居たら?みんなで盛り上げていきましょう!という流れを汲み取ることができない人が居たら?いくら腕がよくても、そんな空気を持つ人に大事なお店を触ってほしくない。そんな嫌な空気を宿した内装でごはんなんか食べたくない。きっと私たちはその方と仕事することはなかったと思います。幸いにも今回集まったメンバーは全員わたしたちのコンセプトを理解し、陣頭指揮をとる藤原さんと初めましてから具体的な話、見えなかったアイディアまで出し合う昼食会となりました。
ここでは世界食堂にまつわる登場人物を簡単ながら紹介させていただきます。この世にはたくさんのお店が存在していることが当たり前ですが、この「存在して当たり前」からもう少し巻き戻して考えてみたとき、このプロジェクトに関わることになった数奇な運命を持ったキャラクターたちがこの場所が生まれる前からその場所に居たという事実が、ぼんやりながら見えてくると思います。そして世界食堂も他と同じく、誰かが作っている場所になります。では誰が作ったのでしょうか。そんな部分を感じて頂けたら嬉しいと思い、ここで少し覗いてみたいと思います。【NAME】井口雄介【STATEMENT】普段は木工をメインとした芸術活動をしており、制作における技術を使って様々なオーダー家具や内装業も手掛けている。制作においては「鑑賞者の経験(体験)」を重要視しており、家具や内装でも利用者が普通とは少し違った体験ができるものを目指している。【Project IDEA】落ち着きのある空間とただ古いものは違うため、綺麗かつ趣きのある素材を活かした製作をしていきたい。【DESIGN】現時点ではっきりと定まっていないが、料理だけでなく、家具や内装どれ一つを見ても何かオリジナリティを感じ取れるものを作っていきたい。【Activities】2013年武蔵野美術大学大学院博士課程修了第12、16、20、22回岡本太郎現代芸術賞入選2018年アンデルセン公園こども美術館 個展第3回、8回六甲ミーツ・アート 出展おおさかカンヴァス 選出展示巨大なスケールの立体作品を主として、鑑賞者の体験を重視した制作を行っている。【世界食堂の楽しみ方】お店での料理を楽しむことを第一に、こんな家具が家にもあったらいいな、こんなジャンルの音楽聞いたことなかったけどいいなというように飲食店を作り上げている空間全体を楽しんでもらえると嬉しいです。「とある世界線の話に巻き込まれる・・・」世界食堂のリノベーションん内装の施工全般と、一部家具製作を担う「まちおこし」を芸術家・井口雄介もその一人。どうしてその数奇な運命をたどったのか。これをご覧いただいている皆様がもし少しこの世界に飛び込んだとしたら。きっとすぐに知ることのできる遠くて近い物語だと思っています。世界食堂のクラウドファンディングは続きます。ご興味を持っていただけたら是非この世界観に飛び込んで頂けたら嬉しいです。
ここでは世界食堂にまつわる登場人物を簡単ながら紹介させていただきます。この世にはたくさんのお店が存在していることが当たり前ですが、この「存在して当たり前」からもう少し巻き戻して考えてみたとき、その場所が生まれる前から関わることになった数奇な運命を持ったキャラクターたちがその場所に居たという事実がが、ぼんやりながら見えてくると思います。そして世界食堂も他と同じく、誰かが作っている場所になります。では誰が作ったのでしょうか。そんな部分を感じて頂けたら嬉しいと思い、ここで少し覗いてみたいと思います。【NAME】フジハラ ヨシヒロ【STATEMENT】巻土重来「小さな景/大きな景を考える」建築と景観デザインの経験を活かし、事物のありさまを様々なスケールで考えています。【Project IDEA】多様な世界観があつまる場所を多様なメンバーとつくること。その意味に向き合って、設計のあり方を考えました。【DESIGN】それぞれの世界観を尊重し、ゆるくまとまりが感じられる程度に全体のバランスを調整しました。【Activities】前橋工科大学大学院修士課程修了後、建築設計事務所を経て国際的なデザインファームに参加。主に国内外の公共空間のデザインに従事し、所沢でローカルに特化したプロジェクトに取り組む。主な受賞にグッドデザイン賞、コクヨデザインアワードなど。【世界食堂の楽しみ方】知識や経験によって世界の見え方が違っているのは当然ですが、知識や経験が変われば世界の見え方が変わるとも言えそうです。となると世界食堂が目指すのはただの飲食店ではなさそうです。百人百様の楽しみ方があるように思います。世界食堂の内装デザインや設計を監督したフジハラ氏もその一人。どうしてその数奇な運命をたどったのか。これをご覧いただいている皆様がもし少しこの世界に飛び込んだとしたら。きっとすぐに知ることのできる遠くて近い物語だと思っています。世界食堂のクラウドファンディングは続きます。ご興味を持っていただけたら是非この世界観に飛び込んで頂けたら嬉しいです。