小野島とサウナの出会い(完結編)ご支援や応援、本当にありがとうございます。このプロジェクトも残り2日となりました。なぜ私が、こんなにサウナに燃えているのか。小野島とサウナの出会い(https://camp-fire.jp/projects/543567/activities/356548#main)の続きをご紹介させてください。2021年の2月。本当のサウナに出会い、良さを知った私。会社員としての仕事はうまくいかず、苦悩の日々が続いていた頃です。家では常に、不機嫌で情緒不安定。外で愛想を振りまく分、妻に八つ当たりを繰り返していました(ごめんなさい)「会社員をやめて独立する」とは言ったものの、自分でも何をどうしたいのかわからず恥ずかしいことに貯金もなく、資金のこともうまくいかず、勝手にストレスを溜める日々。サウナからも少し遠のいていました。テントサウナをお客様に提供しながらも、自分のことしか考えていなかったわたしは外では「自分をよく見せよう」と必死。家では、ウジウジ・イライラ・自分勝手を繰り返し・・・ついにその夏、自分の思い込みから勝手に爆発して、大ゲンカに発展しました。「サウナに入ろう」と妻から誘われ、あまり乗り気じゃないまま準備。いつもより温度を上げる妻にハラハラしつつ・・・無言のサウナタイムです。灼熱のサウナ室で熱さに耐え、意を決してキンキンの水風呂にドボン。そして、ベンチに寝転んで目を閉じました。風の音が聞こえたのを覚えていますが、頭が真っ白に・・・深呼吸をすると木の香り・・・繰り返すたびに、頭も心もスッキリしてきて悩んでも仕方ないことや、心の整理がどんどん進んでいきました。熱くて楽しいだけのサウナではなく、もう一歩踏み込んだサウナの良さを知ったのです。心の底から、サウナに感動した時でした。そして、「ごちゃごちゃ考えず、小野島が伝えていくのはその感動だよ。」と、妻がリニューアルの初期費用を出してくれました。恥ずかしい話をしましたが、サウナに出会って私の人生が変わったように、88PEAKSのサウナで誰かの気持ちや人生が楽になるお手伝いをしたい。サウナ事業が上手くいく保障なんてどこにもないし、不安になる夜もあります。でもサウナに入り、心とカラダをととのえることで、不思議と色々なことが乗り越えられるようになりました。誰かに対して責めるような気持ちもなくなり、自己否定もしなくなり今まで生きてきた中で一番と言っていいほど、毎日が楽しくなっています。そして、自分自身がいい気分&ご機嫌でいることで素敵な出会いも増え、人間関係もどんどん変わってきています。そして、自分が感じた感動を「だれでも」味わっていただけるように、88PEAKSサウナのバリアフリー化を完成させたいです!!!2月7日にスタートし、ここまでやってきました。こんなにたくさんの方に応援していただけて、本当に本当に嬉しいです。ありがとうございます。本来ならば自己資金でやるものだという声も多くいただきました。でも、こんなにたくさんの人に応援してもらっているということを感じることで、より強い自分になっているのを感じます。サウナの事業を通し、自分自身が成長し別の誰かのチャレンジを応援できる人間になりたいと思いました。今回目標達成した後も、整備する箇所・必要なものがまだまだたくさんあります。自己資金で少しずつ進めていきたいと思いますが、200%目標に向けて最終日まで是非応援をお願いいたします!!!
きっかけ の付いた活動報告
何を隠そう、わたしはもともと「サウナが苦手」でした。健康ランドや温泉施設で、熱心にサウナに入る人たちを見ては粘膜が焼けるように痛く、じっと耐えるだけのサウナ。一体何がいいんだろう?と思っていました。妻は大の温泉・温浴マニア。岩盤浴を始め、酵素浴などいろいろなところについて回りました。が、やはり目が回ったり長く入れなかったりと、いまいちよくわからないままでした。2020年12月末、温暖な千葉県から山梨県「清里」標高1144mの場所へ引っ越してきた時のこと。家の中で花瓶が凍るほどの寒さ。引っ越したばかりで、建物の保温の方法もわからずまさに極寒!な日々を送ることになるのです。すぐ近くにある「八ヶ岳」から降りてくる、最高に冷たい風と雪。湯船にお湯がためられない!!!!という事実が発覚!!!!シャワーもちょろちょろ。その時はどうにもできず、近くの温泉施設にせっせと通いました。そして、コロナで温泉施設がクローズに…困った!どうしよう。。と思っている私に、妻が言いました。「こんな時にピッタリかなと思って、テントサウナ買っちゃった。やってみたかったんだよね」は?テントサウナ?何それ?テント?サウナ?実はこの頃、新しい土地、リモートワーク、仕事がうまくいかない・・・などとにかくネガティブになっていた時期でした。2021年2月。海のずっと向こう「フィンランド」から意外と小さくまとめられた荷物が届きました。「そんな暗い顔してないで、テント組み立ててよ」テントの組み立てなどは得意だったので、夢中で設営をしたのを覚えています。そして、大量の石を運んでくる妻・・・組み立てたばかりの、憧れの薪ストーブにどんどん石を積み上げていく妻・・・「さ、やりますか!」と言われ、よくわからないままテントの中へ。この日はマイナス9.5度・・・「うわ、あつい・・・」外は0度以下で、カイロを貼り、ダウンを着込んでいるような日、テントの中は70℃にもなっていました。施設内のサウナは苦手だったのに、これは平気だ。痛くない…と感動していると妻がいきなりストーブに積まれた石に、水をかけました。『ジュワァ〜!!!!』という音と共に、熱気といい香りがテント内に充満していく。「なんだこれ!気持ちいい!!!」無意識で深呼吸し、汗が吹き出し、どんどんカラダがゆるんでいくのを感じました。テント内の温度は80℃。どんどん楽しくなっていく自分がいました。これが、小野島がサウナに出会って「楽しさと気持ちよさ」を知った始まりです。今も、この時感じた感動を、色んな人に体験してもらいたいという気持ちでやっています。そしてこれには続きがあります。第2章も読んでいただけると嬉しいです。