こんにちは! スタッフさあちゃん(さおり)です。
あっという間にCAMPFIRE・クラウドファンディング募集期間の半分が過ぎました。
すでに目標金額の50%ほどご支援をいただいています。ありがとうございます。
募集終了の3月31日に向けて、折り返し地点となる今。
プロジェクトスタートのきっかけや現在の心境など、桃子さんとおしゃべりしましたので、その様子をご紹介します!
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はじまりは「想いの発信」と「周囲からの働きかけ」
さおり:
そもそも、クラウドファンディング(以下:クラファン)をやるきっかけはどういうものだったのかな?
桃子:
年末、ある人と知り合って、その人から「細かいことは置いておいて、今度全国ツアーやりませんか?」と声をかけてもらったの。でも、いろいろな都合でツアーはやらない流れになったんだけどね。
その時に「あぁ私、東京を出てライブしてみたいって思ってたじゃん」って思い出したの。単独ライブじゃなくても、ブッキングライブ(他のアーティストと出演するライブ)で遠征しているアーティストさんはいるんだよね。夜行バスで移動して、演奏して日帰りで帰る人もいた。
自分もやればいいのにと思っていたけど、やってなかった。その気持ちを思い出したんだよね。
さおり:
前からやりたかったんだね。思い出した時はどんな気持ちだった?
桃子:
特に何か強烈なものは無かったよ。スッと心にその気持ちが浮かび上がってきた感じ。急に思い出した、ただ思い出した感覚。
それで、その知人がクラファン経験があったのと、遠征したかった自分の気持ちが合体したのが去年の年末だった。全国ではなく、行きたい場所をざっくりと決めて、クラファン募集しようとなったのが、年明けの話。
さおり:
数日間の出来事だったんだね。
桃子:
そうそう。私、本当に臆病だった。インスタの生配信もみんなやってるのに弱気になってやらない人間だったの。それを少しずつやってみて、発信することって面白いかも? と思ったタイミングでもあったんだよね。
生配信で、レモンの被り物のフィルターをかけてふざけてみたら、いろんな人が配信を楽しく見てくれて。「あ、私やれちゃうじゃん」となった。去年の年末頃はこれまでやりたかったことが爆発して、やりたかったことをぽんぽんやっていた時期だった。
さおり:
楽しくいろいろと発信しているタイミングで、クラファンという選択肢が出てきたんだね。発信していたからこそ、周囲からの働きかけがあったのかな。
桃子:
そうだね。相乗効果があったと思う。
さおり:
それにしても、「クラファンに挑戦する」と決めるには、相当な勇気が必要だったんじゃないかな?
桃子:
うん。正直、これまでは私には仲間がいないと思ってたから、やりたいことがあってもチャレンジできなかった。「一人じゃ怖い」。その感覚が強くて。でも、仲間が現れたのが去年の年末。
今までも実際に仲間はいたけど、私が周囲に分かりやすく「こうしたい」って発信していなかったから、あまり活動的じゃなかったかな。「これをやりたい」と発信してみたら「何かやろう!」と周囲からレスポンスを返してくれたの。
葛藤しても自分の軸を元に戻す
さおり:
年末からの、やりたいことをやる流れでクラファンの企画にも向かっていったと思うけど、クラファンをやるにあたって何か迷ったポイントはあったかな?
桃子:
迷ったというか、一瞬考えたよ。弱気になる暇もないくらいに「やりたい!」という気持ちは強かった。でも、「本当に支援が集まるのかな?」と葛藤の時間はあった。でも、そこで立ち止まりたくなかったんだよね。さあちゃんたちに弱音を吐きながら、励まされながら進んでいった感じ。
さおり:
立ち止まりたくなかった。それは何でだろう?
桃子:
やりたかったからだと思う。そのノリを止めたくなかったから、立ち止まって悩む時間の意味がわからなかった。やりたいって気持ちがあるんだから、前に進もう。そんな感じかな。
さおり:
一瞬でも葛藤があった時は、誰かに相談していたの?
桃子:
気功の治療院の先生が、相談できる存在だったなあ。治療している時にそういう話題になるから、自分の軸がふらつき出した時に、先生が元に戻してくれる感じ。「やりたいことがあるけど、怖くて……」と自分の気持ちが出てきたら、先生が「怖さを理由にやらないのは違うでしょ」と、私の軸を戻してくれる。
さおり:
先生の存在が大きかったんだね。
桃子:
そうだね。もうね、「ここまで苦労しました!」なんて美談は必要ないなって思ってる。「汗水流してここまで来ました。感動!」みたいなのが多くの人は好きなんじゃないかな。でも、そんなに心を疲弊させてまでやりたくないんだよね、正直。その要素はいらない。
東京を出てライブがやりたくて、だからクラファンをやるだけ。それだけなんだと思う。自ら苦しむ方には行きたくない。
「私がどうしたいか?」問い続けて前に進む
さおり:
これまでの自分だったら、どうしていただろうね?
桃子:
それはもう怖がって、立ち止まって、引き返していたと思う。その迷いさえ周囲に悟られたくなくて、結構前の段階で諦めていたかな。自分が苦しんでいる姿を人に見せるのも嫌だった。今までは、ライブでお客さんが集まっていない状況を周囲に見られるのも苦しくて。そういう経験があって、たまにフラッシュバックのように記憶が蘇ってくる。
さおり:
そんな過去があったんだ。
桃子:
うん。でも、それはもう過去の話だからね。クラファンをスタートするにあたって葛藤はあったけど、辛かった過去は過去。今の自分がまた同じようになるとは限らない、と思って、クラファンをやることにした。
こうしてさあちゃんにもスタッフとして関わってもらってるけど、発案者である私が挫けたら終わりだ、とも思ってる。
さおり:
確かに。中心になる人がどういう心構えでいるかって、すごく大事だよね。
桃子:
だから、意志を強く持つために「そもそも私は何がしたいっけ?」と自分に問うようにしてる。つい忘れがちになると思うんだ。
迷いや不安でいっぱいになってしまったら、それがスタッフのさあちゃんや支援してくれる人たち、これから自分がやる活動にそのエネルギーが伝わってしまう。せっかく支援を頂いているのに、そんなふうにしたら良くないよね。
水の波紋が広がっていくように、自分から周囲に良い影響が広がっていったらいいと思ってる。