映画「朝陽が昇るまで待って」生芝居と合わせたスペシャル上映会舞台挨拶Guest決定!9月4日(日)14:009月11日(日)18:30この二日間の舞台挨拶に、「朝陽が昇るまで待って」の続編として昨年撮影され、現在公開準備中の映画「夕陽が沈んだら僕は」のメインキャストである塚本凌生さんのご登壇が決定しました!この映画の中で、テルミン(吉木遼)の元恋人の大知を演じた塚本さん。当日の生芝居はこの「夕陽」につながるストーリーだけに、続編へのバトンがどう伝わっていくのか、楽しんでいただけると思います。「夕陽」の撮影秘話、モザイク東京との友情、そして塚本さんご自身の魅力をたっぷりお伝えするお時間をお楽しみください。お申込みをお待ちしております。※すでにご来場日時をお申込みされたご支援者様で、塚本さんご登壇の回に変更されたいという方は、ご遠慮なくメッセージください!
俳優 の付いた活動報告
朗読版「朝陽が昇るまで待って」3人になったモザイク東京初の作品。そしてタカちゃんにとっても初のモザイクの活動。いやー、衝撃だったと思います(笑)台本が届いたのも前日か前々日。本番日までリハーサルなし。朗読って言ってるのに何故か動き回る。「マジっすか」みたいな顔をしてるのがとてもおかしかったです(笑)その時の様子がLINEライブで確認できるので是非見てみて下さい!https://linliv.ee/jpltO1C/co/ot/sh/pl「朝陽が昇るまで待って」のテルミンは「渋谷行進曲」のテルミンとは全くの別人でした。「渋谷行進曲」でのテルミンの印象は優しいと書きましたが、「朝陽が昇るまで待って」では優しさというよりも儚さというか繊細さというか…触れたらすぐに壊れてしまうガラス細工のよう…いや、正直ガラス細工というよりも液体窒素のようなって言いたいですね(笑)液体窒素の中に手を突っ込んでも全く濡れないんですよ!液体に触る前に手から放出される熱で気化してしまうから。触れてるつもりなのに触れてない、気がついたら居なくなってしまう。テルミンは液体窒素みたいな人です。って言うと何も情緒がないので(笑)液体窒素みたいだと思ってますがガラス細工のような人と書いておきます!(笑)「渋谷行進曲」とは違う、見たこともないテルミンの顔に困惑しました。そして、とても嬉しかった。まだまだテルミンのことが知れる、知ってもらえる。毎回新たなテルミンの顔が見れる。今振り返って思うのは、これってかなり贅沢なことだなと!役を深掘り、知っていくことは役者の仕事です。与えられた2時間程の台本の中から読み込み、描かれてないところは想像する。与えられた情報の中で夢見てたテルミンという人間。しかし、朗読を続ける事によって更に鮮明になるテルミン像。僕一人では到達出来なかったテルミンが居ました。脚本家、中井さんと一緒に作り上げた全く知らなかったテルミン。中々体験できないような贅沢な時間だったなと今改めて思います。そして他の登場人物たち!この作品に登場する人物は、ほとんどが「渋谷行進曲」に登場した人物です!テルミンとこの人こんな関係なんだ。こことここが繋がってるんだ。「渋谷行進曲」を見た人が更に楽しめる作品だと思います!そして「渋谷行進曲」には登場しなかった千人。ガラス細工(液体窒素)のようなテルミンは千人と出会いどんな変化が起きるのか。モザイク東京の新たな始まりと時を同じく、テルミンと千人の物語も始まりました。吉木遼
モザイク東京主宰の中井さんと初めて出会ったのは、2017年の12月、中井さんが主催するワークショップに参加した時でした。その時の中井さんの僕に対する第一印象は「この子は一体何をしにきてるのだろう?」だったみたいです(笑)何か質問をするわけでもない終わった後に話したりもしないただワークショップに参加してお芝居をして帰っていく。とても不思議な存在だったようです(笑)反対に、僕の中井さんに対する第一印象は「この人は一体何を言ってるのだろうか?」でした。俳優をやっていると、本当に色んな人と出会います。その出会った人達、一人一人に理想があり美学があり誇りがある。実に厄介です!!それぞれの持ってるものは正解でもあり間違いでもあり、間違いではないし正解でもない。自分を信じすぎてもいけないし卑下しすぎてもいけない。他人を信じすぎてもいけないし見下してもいけない。物凄いバランス感覚を持ってないとすぐにダメになってしまう、そんな職業だと思います。当時中井さんが持っていたものは、それまでの僕が見たことも聞いたこともないものでした。むしろ僕の理想と真逆のこと!!俳優とは特別な人種舞台やカメラ前に立つ時は自分ではなく、キラキラしたカッコいい人間にならなくてはならない。これは僕が俳優を始めた時、最初に習ったことです。この考え自体は今も間違いではないと思うし、中井さんも同じ事を考えてたと思っています。ただ、キラキラするために僕がやらなくちゃいけないと教わったことは人前に出る時は自分を捨てること自分のままでは舞台に立ってはいけない。自分を捨てて、役として、キラキラした俳優として人前に出なくちゃ見にきてくれたお客様に失礼だと思ってました。反対に中井さんが教えてくれたことは自分の魅力で、ありのままの自分で勝負をすること自分を捨てなくてはいけないと思ってた僕にとって、ありのままの自分で良いと言われたことはとても衝撃的であり、それと同時に受け入れ難い事でした。だって中井さんと会ったのその時が初めてだったし!!(笑)全く反対の思想を持つ中井さんのワークショップに、何故か僕は通い続けました。自分を変えたかったのかもしれない僕が持ってたものに疑問を持っていたのかもしれないあと、ありのままで良いんだよと言われたことが単純に嬉しかったんだと思います(笑)通い続けた結果、今ははっきりと俳優はありのままの自分で良いんだよと言えます。自分を信じるのはとても難しいけど理想とのギャップに傷つくことなんて沢山あるけどきっとありのままで良いんです。そんな大切なことを教えてくれた中井さんが主宰の「モザイク東京」に僕は入るのですが…今日はその話をしようと思ったのにその前段階の話でだいぶ盛り上がってしまった(笑)明日こそは僕がモザイク東京に入った経緯をお話します。吉木遼