1.はじめに・ご挨拶
はじめまして、嬉野茶専門店 尚茶堂 店主の村上と申します。佐賀県の嬉野茶(佐賀県)を飲み続けて半世紀、販売を開始して15年が経ちます。当店は通信販売を通じて、北は北海道、南は沖縄まで嬉野茶をお届けしています。
創業以来、通信販売で嬉野茶を販売しながら、陶芸作家、陶芸店の展示会、マルシェ、食のイベント、日本茶の美味しい淹れ方教室などを通じて、嬉野茶の美味しさを伝えてきました。
2021年8月、西九州で発生した大雨は佐賀県嬉野市に降雨量1,000ミリ以上をもたらし、その結果、大規模土砂災害が発生。茶畑に大きな被害をもたらしました。
2.大規模土砂災害の現状
2021年8月の集中豪雨は、わずか1週間で年間平均雨量の約半分1170ミリが降り、市内にある茶畑では約80カ所が崩壊しました。

つぶれた茶畑を復旧するには周辺の残った木を取り除くなど、時間を要するうえに、茶の木は植えてから葉を収穫するには最低5年はかかります。年間に約500トンある嬉野茶の生産量(日本茶生産量の約1%)は今後数年間、確実に減少します。
3.このプロジェクトで実現したいこと
災害により荒れた地を戻し茶畑を作るための整備費を集うために、嬉野茶のPRと販売を通じて売り上げの一部を整備・復興費として寄付します。
茶畑が成長し、新茶の収穫ができるまで約5年。その間に嬉野茶の「魅力」、そして「復興の模様」をお伝えしながら、売り上げの一部を西九州茶農業協同組合連合会に寄付し、嬉野茶の復興を目指します。
このプロジェクトを発足したい「想い」。
私は嬉野育ちでも、茶農家でも、生産者でもありません。
関西で生まれ、関西育ちなのです。ただ生まれた時から嬉野茶を飲み育ち、半世紀が経ちました。
ちょうど社会人になって、はじめて営業先で出されたお茶を口にした時に、いままで当たり前のように飲んできた嬉野茶の美味しさに気づきます。同時に、その嬉野茶が大変希少性の高い茶葉で簡単には手に入らないことに驚きます。
それ以来、嬉野茶に魅せられて、どうにかその美味しさを伝えていきたいとの思いから、祖父母の時代、いまから約一世紀近くお茶を譲っていただいていた嬉野の茶匠の元を訪ね、私自身が「販売したい」許可をお願いします。しかし、その願いはあっけなく断られます。
理由は、希少性が高く、当店に譲っていただけるだけの量が確保できるかわからないこと。それと、日本茶を販売することの難しさ、当時、ペットボトルのお茶や煮出すだけのお茶が普及しつつあり、急須で淹れてお茶を飲むの日本人の習慣がなくなりつつあることに対する茶匠の配慮でした。
それでも、これまで飲んできた、この嬉野茶を広めていきたいという想いをあきらめきれず、再び茶匠のもとに行きます。 他の産地の茶葉を飲み比べ、改めてこの嬉野茶の旨さを実感したこと、そして、まだこの旨さを知らない人たちに伝えたい。その想いをすべて話しました。
話を聞き終えた茶匠から返ってきた言葉は、「嬉野茶を取り扱うことは難しいですけど、それでもやっていきますか?」ということでした。その言葉を聞いたときは、心から喜びました。
この「想い」については、こちらのページに詳しくまとめています。
いまでは嬉野茶は自分の人生の一部であり、お世話になった茶匠、その茶匠が扱う茶葉を育て摘み採り、市場に提供する生産者の方たち。今回の災害を受けた嬉野茶を作るすべての方に恩返しをしたい、その「想い」からこのプロジェクトを立ち上げました。
資金の使い道
資金の使い道は嬉野茶のPR、販売サイトのリニューアルに活用します。詳しい内訳はつぎのとおりです。
サイトリニューアル費用:78万円
リターン費用:15万円
リターン送料:4万円
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:3万円
Webサイトは2022年初夏までに完成予定。サイトリニューアル翌月から3ヶ月毎に売り上げの一部をJA佐賀みどり地区茶業部会に寄付します。
4.嬉野茶とは
佐賀県南西部にある町、嬉野。なだらかな盆地から、標高440mの山間部に広がる茶畑で550年余に及びお茶づくりの伝統が続いています。霧が多いこの地域は日照量が適度に制限され、昼夜の温暖差がありお茶の栽培に適しています。適度に日の光を浴びないことで茶樹は茶葉の成分を絶妙にコントロールし、旨みのあるお茶が生まれます。みる芽と呼ばれる若い芽を摘み取るため、収穫量はさらに少なくなりますが、その味わいにこだわりを続けています。
他の産地の茶葉と大きく異なる点は、茶葉の形が「ぐるっ」と丸まっている点。「むしぐり」「玉緑茶」とも呼ばれ、濃い緑色の色艶があり、香り高く、すっきりとしたコクのある旨みは何杯でも飲みたくなると言われます。茶葉が丸まっているため、一般の茶葉より味が続くのも特徴です。
5.お客様の声紹介
当店の嬉野茶を飲まれたお客様からの声をご紹介します。
●違う産地から嬉野茶へ。そのなかでも尚茶堂がとても美味しい
口のなかでふぁーと広がる香りとお茶の旨みが他のお茶にはないすごい味わいです。茶々(尚茶堂)さんの嬉野茶はいくつか飲んできmしたが、いままでお気に入りだった高級煎茶「匠」を超える濃厚な味わいに大満足しています。自分だけでなくて、大切な人に飲ませたい特別なお茶ですね。
●他のお茶屋さんでは満足がいかなかった
楽天市場で茶々(尚茶堂)お茶を買い続けていましたが、楽天を通して買うことができなくなり、残念に思っていました。一時、他のお茶屋さんのお茶を購入してみましたが、茶葉の香り、味がもひとつでした。そんな時に、茶々(尚茶堂)さんからのメールが届きましたので、再度、購入することにしました。口に含ませたときのお茶のまろやかさ、甘み、甘みの中に渋みもある、そんなお茶だと思います。
●フルーティーな味と香りがともていい。
やはり私の好みに一番合っているからです。私は少し冷めたお茶をごくごく飲むのが好きですが、茶々(尚茶堂)のお茶は、冷めてもおいしい。 苦味、渋味が少なくフルーティーな味と香りがとてもいい。
●日本一の茶処 静岡の茶農家の方に、一番美味しいと認められた尚茶堂の嬉野茶
開業から数年が経ったある日、大変嬉しいことがありました。それは、日本一のお茶の産地、静岡のお客様から頂いたご注文でした。「私、実は静岡のお茶農家です。有機栽培のお茶を作っています。お茶が好きで、いろいろなお茶、特においしい品種のお茶を求めて、ネットでも購入し、次に定植する苗の参考にしています。嬉野茶はいくつか試しましたが、尚茶堂さんのが一番おいしいと思います。」
日本一の緑茶生産地「静岡」で、お茶のことを一番知っている方に「一番おいしい嬉野茶」と認められたこと。当時、嬉野茶の旨さを伝えていくことの難しさを感じていたなかで、本当に嬉しいお言葉でした。
5.リターンのご紹介
2022年4月、摘みたての茶葉でできた特別新茶と抹茶入り水出し専用茶葉をご用意しています。
詳細はリターンページにて記載していますが、大きくわけて5種類の茶葉をお楽しみ頂きます。
①2022年新茶 選べる2種(【期間限定】と【定番】商品)
2022年5月中旬から順次発送
②2022年新茶 抹茶入り水出し専用茶葉
2022年7月初旬発送予定
水1.5~2リットルに1ヶ入れるだけで
美味しいお茶が出来上がります。
①2022年4月末~5月初旬に採れる茶葉だけで作られる【期間限定】特別新茶
・新茶「華」(70g):
強いうま味と甘みのなかにあるさわやかな苦渋味
・新茶「彩」(70g):
すっきりとしたうま味とやわらかな甘み
2022年の新茶だけで作られる尚茶堂の【定番】商品
・煎茶「匠」(70g):
あとひく旨さと甘さ、癒される香り。
老舗料亭御用達の茶葉でもあります
・煎茶「極」(70g):
しっかりとした味わい。女性のお客様から
愛されるリピートNo1の茶葉です

②2022年新茶で作られる抹茶入りの水出し専用茶葉
・抹茶入り水出し夏茶(ティーバック8ヶ):
水だけで簡単にできる、
うま味の濃いお茶が味わえます
最後に
これからの5年後、新しい茶畑で採まれる茶葉に出会うその日まで一人でも多くの方に嬉野茶の魅力を伝え、茶畑と嬉野茶の復興を目指していきます。ご支援頂きます皆様には嬉野茶を飲みながら「ひとときの幸せ」を感じていただくと同時に、5年後の新茶をお楽しみにして頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。




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