2羽のカンムリワシが写るこの画像が、リハビリケージのひっ迫度と、ケージの必要性を物語っています。(手前がよんなー(終生飼育個体)、奥がリハビリ中のカンムリワシ)救護個体が相次いだ今年初め、やいま村では既に2羽のカンムリワシをリハビリ中でした。その時、さらに交通事故で救護されたカンムリワシが病院に。治療後のめざましい回復で、入院室には収まり切らず、早々にリハビリケージへの移動が必要でした。やいま村のリハビリケージは満室でしたが、すぐに放鳥できそうでもあったので、よんなーには申し訳ないですが、急遽展示スペースを半分に区切り、まだ飛行能力が回復していないリハビリ中の個体を移動し、広いリハビリケージに退院した個体を受け入れました。この写真はその時の貴重な一枚。この時石垣やいま村には4羽のカンムリワシがいたことになります。ネットごしによんなーを凝視したまま動かないリハビリ個体。このままでは互いのストレスとなるため、この後目隠しを設置しました。幸いにも5日ほどで放鳥できましたが、このようなリハビリケージのやりくりは一昨年から続いています。行政にもケージの確保を訴えていますが、まだまだ時間がかかりそうです。その間にも救護数は増え続け、3月には合計なんと7羽の救護が!病院のひっ迫度合いも極限の状態、早急にリハビリケージが必要な状況となりました。会社の上層部の快諾を得て、石垣やいま村にケージを増設することにしました。少なくとも後2羽、同時に受け入れができるリハビリケージが必要なのです。クラウドファンディングでは2羽が入れるサイズのケージの建設費を募集しています。建設費の見積は350万円離島ゆえにもともと建築資材も輸送費も加わり、高額なのに、昨今の情勢からさらに資材が高騰する可能性もあります。目標金額に達しなくても、リハビリケージの必要性は変わりないのでケージは建設します。長引くコロナ禍で観光業は大変厳しい状況ですので、皆様からのご支援をいただけると本当に助かります。どうぞ応援、ご支援よろしくお願いします。