先日、ご紹介した白樺の樹皮を加工して創る樹皮細工とは別に、白樺の幹の材木をつかったククサ(木製のカップ)のワークショップも開催しました。木のぬくもりを直接感じられるククサは、自分で白樺の原木から削り出して創ることで、世界に一つだけの自分のククサができるのが魅力で、ワークショップの人気も高く、今回も県内外からワークショップの定員になる5名の方が参加されました。ワークショップは、以前よりお世話になっている木工デザイン工房のナガワクラフトさんにご協力いただき、工房の作業場をかり専門の講師の指導のもと、安全に留意して木工作業を行いました。まずは、ククサのもとになる白樺の原木に、ククサの形を思い思いに線引していきます。大体の線が引けたら、それに併せて電動工具をつかって大まかに切り出していきます。まず講師がお手本を示した後は、各自が自分でゆっくりと切り出します。線引にあわせて、切り出したところです。この後は、さまざまな工具をつかって、なめらかな形へ少しづつ角を落としていくわけですが、この工程は、注意深く行わないと形がいびつになるので、みなさんじっくり作業していきます。電動工具による削り出しのあとは、手作業でヤスリや呑みを使って、細部を仕上げて完成です。ひととおりの削り出しを終えて、みなさんの個性あふれる形になりました!参加のみなさま、長時間お疲れさまでした。