#テントサウナ の付いた活動報告
大泰寺の西側一帯は1haにも及ぶ竹林です。テントサウナをしている川原にも竹林を抜けていきます。随分ときれいになってきましたが、7年前は竹が伸びすぎていて、折れた竹が重なり、典型的な放置竹林になっていました。今、大泰寺では竹あかりの製作体験をできるようにしようとスタッフに研修をしてもらっています。竹あかりの材料とすることで、竹林の間伐ができて美しく、おいしいたけのこが取れる竹林を育てることができます。また、みんながサウナに行くときも、爽やかな竹が伸びる京都の嵐山のような竹林であれば、もっと気分が盛り上がるはずです。あるいは川原に竹燈りを並べて、美しい夜空を見ながら楽しむサウナもいいかもしれません。地方のお寺では、大きな森林をかかえていて、その整備のため収入のわりに支出が大きいお寺が多いです。知恵を使い、みんなに喜んでもらえいながら、持続可能な形が作れれば、みんなの遊び場、心のよりどころとしてのお寺を次世代に数多くつないでいくことができるはずです。皆様、あと10日ほどですが、どうかご支援お願いします。
サウナ向きの季節はいつでしょうか?私たちは自信を持って、11月~3月をお勧めします!これは11月3日の写真です。水風呂でしたらぬるいくらいの水温です。1月でも15℃をキープしており、本当に寒い時でも一桁になることはありませんでした。こちらが12月の写真です。日が出ていればぽかぽかで、とても気持ちいいです。なぜ、この季節がおススメか。それは、① 大雨でのキャンセルが少ない② 虫がいない③ 夏ほど日差しがきつくなく、外気浴に向いている④ 冬に川で泳ぐ特別感などが根拠です。ぜひ真冬の南紀にテントサウナをしに来てください!ちなみに下の画像は、2月です。無病息災の祈祷を受けて、川に入り、心身を清める。1年間の健康間違いなしです!
地方のお寺の多くは災害時の避難所に指定されています。お寺や神社が数百年立っていることを考えると、昔の人は災害に強い土地を選んで、お寺や神社を立てていたんだと感じます。東日本大震災の際も、お寺や神社は比較的被害が少なく、その後の避難者の受け入れに活用されたと同宗派の和尚様から聞きました。当地方も12年前に大水害にあいました。当時、大泰寺のある太田地区も多くの家が水没し、避難生活を余儀なくされた方が多くありました。太田地区の場合、直接水害で亡くなった方は多くありませんでしたが、過去帳を繰ってみると水害の後に多くの方が亡くなられております。やはり水害のショックや慣れない避難生活の中で受けた心身のストレスが原因で体に不調をきたした方が多いということだと思います。久司吉五郎 様 提供ですので、7年前に住職に就任してより、「災害に強い」「災害の時に役に立つお寺」というのは一つの目標でした。災害時に倒れて道を塞ぎそうな木を伐り、地域住民と協力しながら一か所しかなかったお寺に通じる車の通れる道を、もう一か所作り、まずは危ない時に必ず逃げてこられる体制を作りました。山を切り開き、境内地の北側にも車が通れる道を建設。また、二次避難場所として、地域住民が避難生活を送るということを考えたときに、当初お寺は快適に過ごせる場所ではありませんでした。エアコンは数台しかなく、布団も十分な数がありませんでした。宿坊を開いたのは、こうした災害時の体制を充実させるためでもありました。今では、多くの人が大泰寺を利用して下さっているおかげで、各部屋にエアコンが備え付けられ、寝具も充実して参りました。宿泊で利用して頂いているため、ストックしてあるシーツやカバーも清潔に保たれ、いつでも使うことができます。また、坐禅堂の座布団の半分は、禅の修行道場で使っているものと同じです。これは折りたたむと坐禅用の座布団になり、広げると寝るための布団に変わります。禅の合理性が生んだ発明品ですが、大量の布団を災害時のためにストックしておくのは難しいですが、普段は坐禅で災害時は布団として使えれば、保管場所にも困りません。サウナの導入も入浴の代替施設となりうるというところが決め手になりました。災害時に困るのは、やはり水です。しかし、大泰寺の横を流れる太田川は冬でも水がなくなることはなく、サウナで温まることができれば、川で汗を流し、心身をリフレッシュさせることも可能です。多くの人が大泰寺を利用して下さることで、大泰寺の避難所としての設備が整い、いざという時には、多くの人の命を救うかもしれません。あたなが楽しんだことが、知らないところで誰かの命を救っている。そんな循環を目指しています。
11月23日(水・祝)から12月2日(金)までの期間で、WACCA池袋にて和歌山フェアがあります。地域課題解決型補助金を利用した起業家の仲間と一緒に、私たちもチラシ宣伝で参加します。東京・池袋近辺に在住の方は、ぜひ遊びに行って下さい!この貴重な体験を、多くの人に味わって頂き、大泰寺が多くの人に癒しを与え、心のよりどころとなることを願っています。