ぐい呑このぐい呑は私がまだ修業中の二十代後半に考案し制作しました。台のデザインは古代ガラスのとんぼ玉のデザインを台に転用しました。とんぼ玉は装飾品なので、カラフルな色が使われています。最初は線模様に色ガラスを使っていましたが、シックに仕上げたくなり、スキ(色無し)だけで作るようになりました。そして平成6年、家庭画報という雑誌の「冷酒膳を演出する夏の酒器揃え情報」という特集にこのぐい呑を載せていただきました。そうそうたる作家に混じっての出来事だったので、私にとっては記念碑的出来事となりました。当時、私はまだ32歳の若造でしたから。展覧会では外国の方にも受けました。カップの形状からやや辛口のお酒に合うと思います。また珍味入れにも使えると思います。この画像のものは完成形の中の完成形です。もうこれ以上のものは作れません。気になられた方はぜひこの機会にリターンとしてお選びくださいませ。笑