実施理由/背景
いつまでも住み慣れた丸子地域で暮らすために
私たちの住む丸子地域は、総合病院等の有る中心市街地から10kmほど離れた山あいに集落が点在する特異性があります。
高齢者や障がいのある方々は自宅から最寄りのバス停まで歩くことが難しく、路線バスの利用は困難なため、自家用車か福祉タクシーを利用する必要があります。
近年高齢者の運転免許証返納が増え、高齢者のみ世帯では自家用車利用からタクシー利用となり、経済的負担も大きく公的支援が求められています。しかし、行政も厳しい財政状況にあり、公的支援は難しい状況にあります。
私たちは現在、軽四の福祉車両2台を使用し通院支援車両を運行しています。車両運行を維持するためには年間およそ135万円の費用が掛かり、費用の大半は地域の企業や個人の方々からの寄附で賄ってきました。
しかし、寄附だけではその費用を賄いきれず、自主的に協力していただいている運転ボランティアへの僅かな謝金も無しで対応しております。
利用者の切なる声に応える為にも、通院支援車両運行を諦める事は出来ないので、些少でも構いませんのでご支援をお願い申し上げます。
※この事業は、静岡県静岡市の「ふるさと応援寄附金等によるNPO等指定寄附事業(静岡市役所クラウドファンディング)」によるものです。
プロジェクト内容説明
運転ボランティアの皆様と利用者の方々が心を通わせる通院支援
背景でも述べたとおり、利用者の自宅は中心市街地から10km離れた山あいに点在することから、ドアーツードアーでの送迎を行っています。
利用者の方々は定期受診などで毎月1回から2回、中には複数の病院に通院され月4回以上通院されている方もいます。
運転ボランティアの皆さんには、法人まで来た後に支援車両に乗り換え⇒利用者宅⇒病院⇒自宅等で待機(診察・処方薬受取の間)⇒(検診終了後)病院⇒利用者宅へ送る⇒法人駐車場で自家用車に乗り換え帰宅、という1回あたり概ね3時間の運行を午前・午後の1日2回実施していただいています。
この通院支援車両運行は、病院が休診の土日曜祝日、及び年末年始とお盆以外は、基本的に毎日実施しています。
目指すところ
人に温かいふるさと丸子を目指すプロジェクトです
この通院支援車両運行を通じて、丸子地域に住む高齢者等の皆さんの通院手段を確保すると共に、いつまでも住み慣れた丸子で安心して生活できることを目指します。
また、このプロジェクトをきっかけに、地域の子どもからお年寄にいたるまでの皆さんで地域を愛し、助け合い、支え合い、励まし合える「歴史・文化・伝統を大切に人に温かいふるさと、丸子」を作っていくことを目指しています。
丸子地域以外にも少子高齢化が顕著になっている地域もあるので、このプロジェクトが他の地域に広く知られ、静岡市のモデルケースとなれるよう事業を継続していきます。
寄付の使い道
運行車両は2台あり、それぞれ「ちゃー丸号1号・2号」と称し、日々運行しています。
1号車は当法人で所有する自家用車、2号車はリース車両となっています。
I:ちゃー丸1号車
(1) 任意保険 (2)車検・法廷点検費 (3)燃料費
II:ちゃー丸2号車
(1)車両リース費用 (2)燃料費
III:共通
(1) 運転ボランティア謝金 (2)雑費
目標金額に満たない場合でも、運転ボランティアへの謝金を切り詰め善意で協力していただき事業は継続して行きます。
※ご寄附後、実施団体からの活動報告等の送付を希望される場合は、申込フォームのアンケート欄にて「活動報告等の送付を『希望する』」を選択してください。
自治体からのメッセージ
静岡市はこの活動を応援します!
市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ細かく対応することが困難な状況にある中で、行政の支援が届かない分野で活動しているNPOなどの団体は、社会に欠かせない存在となっています。
本市では、このような行政の支援の行き届きにくい公益性の高い活動に取り組んでいる団体を対象として、ふるさと納税制度を活用した支援を行っています。
本市では、高齢化率の増加に伴い、医療ニーズを持つ高齢者の増加が見込まれています。通院支援車両の運行は、高齢者が住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けるために必要な事業です。
静岡市は当プロジェクトを応援します。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
静岡市長 田辺 信宏
お礼品について
地元丸子の逸品を中心に厳選した10品からお楽しみください。
東海道20番丸子宿の名物「丁字屋のとろろ汁」、日本紅茶発祥の地である「丸子紅茶」など、丸子地域を中心に静岡市内の逸品を厳選しました。ぜひお楽しみください。
事業スケジュール
通年:通院支援車両運行
通年:利用者募集
毎月月末:通院支援車両運転ボランティア運転線表調整会議
通院支援車両運行は、1回あたり概ね3時間の運行を午前・午後の1日2回実施し、土日曜祝日及び年末年始とお盆以外の通年で実施しています。
通院支援車両の利用者の募集も通年にわたり実施しています。
また、通院支援車両運転ボランティア運転線表調整会議を定期的に行い、この事業が滞りなく実施できるよう努めています。