1、ご挨拶
はじめまして!合同会社ミミスマスの上野 諒(うえの りょう)です。この度は、私たちのクラウドファンディングのページをご覧いただき、ありがとうございます!
私たちは日本三大秘境の一つと言われている、椎葉村を拠点に活動しています。「里を楽しむ人を増やす」をミッションに掲げ、自治体や事業者と一緒にさまざまな活動に取り組んでいます。
今回のクラウドファンディングは、私たちにとって初めての取り組みとなる、商品開発のプロジェクトです!
2、プロジェクト実行の背景
今回のプロジェクトについてお伝えする前に、少しだけ私自身の話をさせてください。
私は以前、政府系金融機関に勤めていました。仕事にやりがいを感じることもありましたが、ストレスに押し潰されそうになることもたくさんありました。
そんな時に椎葉村が地域おこし協力隊を募集していることを知り、移住することを決断しました。
椎葉村では、趣味のアウトドアを思う存分楽しむことができ、ゆったりと自分らしく過ごしていくうちに、疲れていた心が少しずつ元気になっていきました。自然豊かな村の暮らしによってすり減ったメンタルが救われ、「もう一度頑張ろう」と奮起。椎葉村の地域おこし協力隊として企業誘致や公民連携のプロジェクトに従事する傍ら村の農作業を手伝ったりさせていただきました。
自分自身を救ってくれた椎葉村に少しでも恩返しができればと、地域おこし協力隊の任期終了後、椎葉村への定住を決意し、合同会社ミミスマスの設立に至ります。
山の中で人々が暮らす椎葉村では、焼畑や狩猟などの自然の恵みを活かした生活文化が今まで続いてきました。その中の一つに、家々で作られてきた「釜炒り茶」があります。
椎葉村では、近所のお宅にお邪魔すると、おもてなしとして、釜炒り茶とお漬物が出てきます。釜炒り茶をいただきながら「どこから来たとね」とお話をしたり、「あんたのとこの子ども、うちん子と同じぐらいやね」と子育ての相談に乗っていただいたり。
私はそんな椎葉村の日常に、心の底から救われてきました。
今回プロジェクトを行おうと思った理由の1つが、この素敵な山の文化を残したいという想いです。
3、このプロジェクトで実現したいこと
今回のプロジェクトで実現したいことは3つあります。
山の文化を残したい
先述した通り、私自身が椎葉村の素敵な山の文化に救われてきました。
しかし、高齢化や生活の近代化とともに山の暮らしは失われつつあります。かつては椎葉村内のどこの家でもつくられていた釜炒り茶も、今では数えるほどしかつくる人がいません。
山茶を楽しみながら、いつでもアットホームに迎えてくれる人たちがいる椎葉村。この文化を残すとともに、皆さんにも山の暮らしのひとコマを体験していただきたいと思っています。
お茶を味わっていただくことはもちろん、お茶を通して山や自然を感じ、人とのコミュニケーションを楽しんでいただく。そんな「山の日常」を提供できればと考えています。
よく登山に行っていたけど、最近は足が遠のいてしまった方。
過去に椎葉村に来られたことがある方。
そんな方々にもお茶を通じてカジュアルに中山間地域と繋がっていただきたいです。
山の景観を守りたい
今回は、椎葉村で採れた茶葉を使った、香り豊かで希少な「釜炒り茶」の商品化にチャレンジします。こちらの売上の3%を登山道整備等の活動に寄付します。寄付先は、九州中央山地国定公園内の自然や歴史、文化を伝え、山道の整備などを行う九州ハイランドガイド協会を予定しており、椎葉の山を整備する費用に充てていただきます。
こうして売上の一部を山に還すことで山が綺麗になります。つまり「飲めば飲むほど山が綺麗になる」。そんな釜炒り茶にしたいと考えています。
茶畑所有者にも村にも還元したい
商品開発にあたっての全体像はこちらです。
弊社が椎葉村の農家さん(茶畑の所有者)から茶葉を仕入れます。適正な価格で仕入れることで茶畑の所有者さんに収益を還元します。
加工は、お隣の五ヶ瀬町で農薬を一切使わずこだわりのお茶づくりを長年続ける(株)宮﨑茶房さんに委託する予定です。
椎葉村では管理者の高齢化により茶畑の荒廃が進んでいます。荒廃を防いで景観を維持するために、そのような茶畑の管理の一部を弊社が請け負うことも検討中です。
さらに先述した通り、売上の3%を九州脊梁山脈の登山道整備等に寄付するため、山を綺麗に保つことにもつながります。茶畑の所有者さんにも、村にも、山にも還元できる。そんな形を目指しています。
4、商品の紹介
皆さんにお届けするのは、椎葉村で採れた山茶を使用した「釜炒り茶」です。
椎葉村は世界農業遺産の地にも認定されています。
「釜炒り茶」の特徴は、まず見た目が美しい黄金色であることです。湯呑で味わうのももちろん良いですが、透明なグラスに注ぐとその色味を楽しむことができます。
次に、釜で炒ったことによる香ばしい香りも特徴的です。これは「釜香」と呼ばれていて、思わず傍らのお漬物に手が伸びてしまうような、素朴で落ち着く香りです。
また、味わいは緑茶に比べてスッキリしていて、非常に飲みやすいです。私個人としては水出しでさらにスッキリした味を楽しむのもおすすめです!
釜炒り茶は手間がかかるため生産総量が少なく、お茶の流通量のうちわずか1%未満*と言われている、非常に貴重なお茶です。そんな釜炒り茶をぜひ皆さんにも味わっていただきたいです!
*正確な数値は調査把握されていませんが、茶大百科(農村漁村文化協会,2008)によると2005年時点での釜炒り茶生産量は約470t程度。現在(2020年)の緑茶生産量約69,800tから考えると、その割合は0.67%程度と考えられます。
5、資金の使い道
今回の集めた資金、20万円は全額リターン商品費用として使用いたします。
6、リターンの紹介
クラウドファンディングのリターン品は以下の4つです。
①1,500円プラン
椎葉で採れた「釜炒り山茶」(ティーバック5個入り)
お礼と活動報告のメール
②4,500円プラン
椎葉で採れた「釜炒り山茶」(ティーバック5個入り)3セット
お礼と活動報告のメール
③10,000円プラン
椎葉で採れた「釜炒り山茶」(ティーバック5個入り)
椎葉の土で湯呑み作り体験(椎葉村までの交通費は含まれません)
お礼と活動報告のメール
④10,000円プラン
椎葉で採れた「釜炒り山茶」(ティーバック5個入り)
椎葉の山茶 収穫体験(椎葉村までの交通費は含まれません)
お礼と活動報告のメール
*お茶のパッケージデザインについては変更になる可能性がございます。
7、応援コメント
おいしいだけではなく、茶葉が生まれる土地・文化・人とつながり、その暮らしや自然に想いを馳せられる。そんな、ストーリーに参加できる仕組みに、とても共感しています。持続可能なビジネスで地域が少しでも豊かに循環すること、そして、これをきっかけに日本三大秘境に触れる機会につながる可能性があることに、とてもわくわくします。スノーピークビジネスソリューションズは、公式パートナーである「ミミスマス」が企画するSHIIBA YAMACHAを応援します!
#自然と仕事がうまくいく。 #人生に野遊びを。
株式会社スノーピークビジネスソリューションズ
西日本最大のブナ林帯である九州脊梁山地には62座の山があります。当ガイド協会では九州各地からボランティアの皆さんにご協力いただき定期的に登山道整備、安全点検を実施しています。今回の山茶企画でこの登山道整備活動にご支援をいただけるとの事、大変感謝しています。100年後も、この美しい森が山がここにありますように。We love Shiiba
#脊梁lovers
九州ハイランドガイド協会 代表 寺崎 彰
椎葉の茶畑を管理して、山の文化である山茶と、釜炒り製法の技術を継承しつつ、さらに椎葉の山をきれいに整えていくシステムがとてもすごいと思います。自分たちも出来ることがあれば、少しでもお手伝いしていきたいと思ってます。本当に頑張ってもらいたい会社です。
株式会社宮﨑茶房 代表取締役 宮﨑 亮
8、さいごに
最後までプロジェクトページを見ていただきありがとうございます。
自分が救われてきた山の文化を残すために今回のプロジェクトを立ち上げました。
お茶を通して、山や椎葉村とカジュアルにつながる、触れられる。お茶をみなさまに楽しんでいただく。その分だけ山が美しくなっていく。そんな商品です。
椎葉村の釜炒り茶を通じて、みなさまの日常が豊かになり、そして自分達が住んでいる椎葉村が豊かになっていくことが一番の喜びです。
ぜひ椎葉のお茶を楽しんでください!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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