生産不足の手漉き和紙原料ねり(トロロアオイ)を家庭・神社で育て、農家さんに届け、職人さんが漉いた和紙が御朱印に。みんなで和紙の原料を育てる「わしのねり」プロジェクト2023 に参加する4神社(子檀嶺神社、菱野健功神社、白鷺神社、八坂神社)が、2023年9月1日(金)より、プロジェクトで育てたトロロアオイを使い紙漉き職人が漉いた和紙を御朱印の用紙として使用する取り組みをはじめます。わしのねりプロジェクトは2021年より始動し、手漉き和紙に必要なトロロアオイを栽培する農家が減少していることで、ユネスコに認められた紙漉きができなくなる状況を解消するため、家庭や神社でトロロアオイを栽培し、農家さんに品評していただいたうえで、紙漉き職人さんのもとに届けています。また、冬前に収穫となるトロロアオイは生のままでの保存がきかないことから、春や翌年の秋の紙漉きまで保たない問題についても、長野県小諸市にある年間平均約5℃に保たれた氷風穴で保存実験をし、夏先まで保存できるようになりました。ユネスコ登録の条件であるトロロアオイを使用した本来の和紙の持続的活用、紙漉き職人の生計確保や新たな職人の確保のため、わしのねりプロジェクトに参加いただき、境内でトロロアオイを育てている神社が、御朱印に本プロジェクトで栽培したトロロアオイを使用し、紙漉き職人が漉いた和紙を使用する活動がはじまります。各神社でトロロアオイを育てていますので、お参りとともにトロロアオイ畑を見学してみてはいかがでしょうか。 わしのねり御朱印の概要開始日:2023年9月1日(金)頒布場所:子檀嶺神社(長野県上田市武石小沢根230 )菱野健功神社(長野県小諸市菱平2105 )白鷺神社(栃木県河内郡上三川町しらさぎ1-41-6 )八坂神社(宮城県仙台市宮城野区岩切字若宮前11-7 )