2023/04/08 23:25
見えない障害に悩む方へ
当事者セラピスト 関啓子先生との対談動画が公開されました!


先日行った言語聴覚士の関啓子先生とのFBライブ「失語症の日特別対談」動画をYouTubeにアップいたしました。


動画はこちら



関先生は言語聴覚士が国家資格になる前からご活躍の先生です。

14年前に脳塞栓症になられて、現在は当時者セラピストとして発信活動をされています。


今回の動画で関先生は


『言語聴覚士として臨床上でコミュニケーションの障害を抱えた方が、辛い思いをされていることを知ってはいましたが、自分の身にふりかかったことを通じて、想像以上に苦しいことを実感しました。』


と仰っていたのが印象的でした。


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コミュニケーションの障害は外見上は見えません


コミュニケーションに障害が出てしまっている場合は、ご本人にしかその辛さはわかならいうえに、辛さを他人に伝えるのことも困難になっているという二重の苦しさがあります。


実は脳卒中や事故で脳が損傷すると「高次脳機能障害」という、認知障害が起きてしまうことがあります。見えない障害ともいわれています。


失語症や高次脳機能障害の方の声を届けたい


「脳に何かがあったとき」という冊子では、失語症以外にも、周囲から理解されづらい「高次脳機能障害」に悩む当事者やご家族の方の声を届けるような内容になっています。


失語症は、脳を損傷することで「聞く、話す、読む、書く」が困難になる障害です。


ほとんどの人は左の脳にことばの機能を司る部位があるので、その部分が傷つくと、相手の話を理解したり話すことが難しくなります。


「失語症」以外にもコミュニケーション障害があります


失語症は言語聴覚士が必ず学ぶ障害なのですが、それ以外にも相手に話が通じにくくなる人達がいます。それを談話障害」と言います。


言語聴覚士も「なんだかコミュニケーションが変だな」くらいは思うのですが、どうしたらいいのか悩んでいるのが現状です。



原因もわからない

何をしたらいいのかもわからない。


さらに言えば、こうしたコミュニケーション障害が脳損傷後におこることを知らない医師が非常に多いので、言語聴覚士に依頼も来ない。



誤解を受ける当事者も多い


談話の障害があるまま、生活に戻ると非常に困ります。言いたいことが伝わらない、そもそも話が長いので「何が言いたいの?」と相手に怪訝な顔をされたり途中でスルーされたり。


性格が変になったまで思われる人も少なくないです。


右脳の脳梗塞のあと、ご自身が「談話障害」になられた関啓子先生が


・ 何が原因で

・ どのような方法で改善していったのか

・ コミュニケーションが成立するには何が大事なのか

 

をまとめて講義してくださった動画が今回のクラウドファンディングのリターンにあります。ぜひ、言語聴覚士の先生だけでなく、こうした障害があるのだと知って頂くためにもご覧ください。


リターンはこちら


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【ライブ配信のお知らせ】


・4月9日 17:00~17:30

当事者実行委員メンバーの島本昌浩さんの配信
B Free LIVE 特別編「失語症の日CF応援企画②」

NPO法人Reジョブ大阪で共に脳損傷当事者実行委員として活動している合田仁さんと脳損傷者がなる可能性のある失語症で二人とも失語症にはなっていないという立場でこの企画を応援するのはなぜか語り合いたいと思います。

配信ページ: こちらのFBページ

 

・4月9日 19:10~19:40頃までを予定

Reジョブ西村紀子による

Twitterスペース 初配信!

今回のクラウドファンディングについて音声でもお届けいたします。是非お聞きください!

配信ページ: こちらのツイッターから



活動報告


クラウドファンディングのチラシ(PDF )はこちら

代理支援の方法はこちら


【これまでの活動報告】

当事者の声をご紹介① / 当事者の声をご紹介② / 当事者の声をご紹介③

/ 当事者の声をご紹介④ / ご家族の気持ち①

 

【応援メッセージ】

グラハム亮子先生 / 種村純先生 / 浮田弘美先生 / 大庭優香先生・幕田和俊先生

立石雅子先生・黒羽 真美先生 / 川又稜平さん