Emmaボトルを作り上げるに当たって、マーケッターさんからの課題は、ORP値が−500は必要という指示でした。ORP値って何?って所から始まり、実験の連続でした。本当にこの年になって思うのは、植物の実験、ORP値測定など学生の時の「夏休みの実験」の宿題を思い出すばかりです。そのデータを元に試験場に出した時、ちゃんと数値が出るのか?受験生になった気分を味わったり、学生の時に怠けてばかりだったツケをいただいているようで脳を呼び起こしながらの毎日。特許取得までお金も時間もかなり費やしました。まず行った実験は、全国の活性水・水素水と販売されている物の数値を測るところから始めました。京都にある大学教授が出されていらっしゃる活性水など5社から水を取り寄せ、上の写真の測定器で実験した所、全くどれも反応0。水素測定器を8万近くも出して、全く反応なしってどういう事??水も取り寄せ数万!水が偽物?水素計が偽物?測定器メーカーに問合せても異常なしと言われ、でもとりあえず全然機能を果たさないので、クーリングオフをして欲しい。と言っても対応してもらえず、消費者センターに、経営目的な場合、消費者センターでは対応できないとの事、よろず弁護士を紹介され、行きました。弁護士さんは、返品交渉できるとおっしゃっていただきましたが、弁護士費用33万を払って8万を取り返す?と言われて泣く泣く断念!見てても悔しくなるので、リサイクルショップに持っていって、7,000円で引き取られていきました(涙)どうして、最近素人がこんな測定器で測って、入ってる、入ってないとゴシップしているのは、なぜ??親戚の友人の京大の教授に相談した所、水素イオンの電子は、μ(ミクロン)の単位だよ!0.00001の世界。測定器のセンサーが0.1の電子しか測れないなら、計測できないに決まってるよね!0.0が一つにつき、お金の単位が1単位ずつ高くなっていくんだよ!と言われて、もしμを測りたかったら数千万単位の機械が必要という事になる。じゃ何故そんな測定器がありふれて一般人が持ち歩き評価するのですか?ともう一度教授にお聞きした所、測定の理論は間違えないからという答えでした。じゃ、その測定器で出てくる数値は何ですか?という問いには、窒素でもリンでも反応するからね。水素もガスがあるし何らで反応するのだろう。が答えでした。じゃ、私はどうしたらいい??何を信じて実験を進める?買うのは到底無理!諦めて、ネットで日本一精密水素測定とググって出てきたのが、半導体メーカーに純水を出している測定器屋さんアプリクス社さんに出会った。そこの社長様がひとりきりで、頑張る私に社をあげて協力して下さり、測定だけでなく、器械の貸出など低価格してくださったり、空いてる時間に工場ごと貸して頂いたり、Emmaの完成に欠かせない方です。本当に感謝しております。