支援者の皆様へ平素より大変お世話になっております。Creem Pan 平林です。現在挑戦中の第二弾クラウドファンディング映画「今日もどこかで馬はうまれる」の普及を軸に引退馬支援のムーヴメントを作りたいですが、5月16日から数え全40日間を走り切り、述べ314人の方々より3,257,000円のご支援をいただいて、本日、挑戦を終える事となりました。およそ一年ほど前に挑戦した、第一弾クラウドファンディング人と馬の共生を考えるドキュメンタリー映画を作りたい。では、述べ210人の方々より2,697,000円のご支援をいただきました。第一弾でさえ、驚くほど多くの方々からご支援をいただいたというのが率直な思いですが、第二弾の今回は、それを100人近く上回る人たちからご支援をいただいた訳ですから、形容する言葉が見つからないほどに、大きな驚きと喜びを感じている次第です。心より感謝申し上げます。およそ一年前に初めてのクラウドファンディングに挑戦して、奇跡的に成功を掴んで、映画撮影をスタートさせました。そして約半年に及ぶ撮影を終え、難航を極めた編集作業を乗り越えて、今年四月に作品は完成を迎えました。映画が完成して以降、有り難いことに、Gate.Jでの引退馬に関するトークイベントに登壇をさせていただいたり、美浦トレセン内で映画上映会を行わせていただいたり、スポニチさんやnetkeibaさんに記事として取り上げていただいたりと、作品への関心が日に日に高まっているという実感があります。社内サークルのためお金もなく、競馬業界にツテもなく、監督も無名のこのプロジェクトが、まさかこれ程まで多くの人の心を動かし、うねりを巻き起こすとは夢にも思っていませんでした。これは今でも信じられません。「かつて“引退馬”という言葉に社会性はありませんでした。」これは映画本編で、認定NPO法人引退馬協会代表理事の沼田さんが語った言葉です。競馬の歴史と共に続いてきた引退競走馬の課題。そしてそれは長らく業界内での「暗黙の了解」とされて、話題にすることすら、ためらわれる時代が長らく続きました。しかしそうした「不遇の時代」から、地道に引退馬支援を積み重ねてきた人たちがいました。そうしたパイオニアたちの汗と涙によって、「引退馬」という言葉に社会性が生まれて、全国各地に養老牧場が生まれて、私たちのような映画制作に対して支援をしてくれる方々が現れた…これは紛れもない事実であると思うのです。今、JRA内部に「引退馬検討委員会」なるものが生まれて、その名の通り、引退馬の今後を少しでも良いものにする為に、様々な施策を検討する動きが加速しています。現在、着実に引退馬支援のうねりは起きています。一朝一夕では解決し得ない、極めて困難な課題ではあるものの、今、一人一人が「自分が出来る事」を考えて行動を起こす事で、必ずや近い将来に引退馬支援のムーヴメントは起きると確信しています。そうした中で、僕たちCreem Panが出来る事は何か?それは、この作品を世に広めて、多くの人の思いを集め、そこから行動を起こすきっかけ作りを担う事であると思っています。それこそが、第二弾のクラウドファンディング映画「今日もどこかで馬はうまれる」の普及を軸に引退馬支援のムーヴメントを作りたいに他なりません。去年より今年、今年より来年、来年より再来年…と、引退馬支援への関心が高まり続け、大きなムーヴメントになりますようにー。そんな思いを合言葉にして、314人の方々からお預かりした思いを胸に、メンバー一同これからも前に進んで行きたいと思っております。どうか今後とも、Creem Panに変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。Creem Pan 代表平林 健一



