「みんなでやればイイじゃんね」
その昔、父に空高く、高い高いをしてもらったように
その昔、母の手に繋がれ、夕方の道を帰ったように
祖母にいい子いい子をしてもらったように
祖父にこっそりお小遣いをもらったように
その経験や温もりを知らないまま育った子どもたちが確実にいます。

ここは24時間寄り合い所
近所のじいじ、ばあばのチカラを借りて、
ぽかぽか陽だまりの縁側と
みかん山盛の掘りごたつで
ああでもない、こうでもない、そうでもない、・・・まぁどっちでもいいかと
理由はなんでもイイ。
お腹が空いたら来ればイイ。
お茶をすすりに来ればイイ。
ココアを飲みに来ればイイ。
いつでもここに来ればイイ。
近所のじいじ、ばあば、おじちゃん、おばちゃん、学校帰りの子ども、
お兄ちゃん、お姉ちゃん、きっと誰かがいる。
合言葉は、
里親制度をご存じですか?
端的に言えば、親元で暮らすことができない子どもを一時的に家庭に迎え入れ、
養育をするというものです(養育里親)。
なつかず、暴言を吐き、ひきこもり、死を口にする里子、障害を抱えた子も多く、苦悩を抱えた里親がいます。
里親はどうにかしなければならないという使命感から、人に頼れず、
閉鎖的になる傾向があります。
しかし里親だけで、里子の養育ができるはずはありません。
実の子でさえ、思い通りに育てることはできないのですから。

また里親がどれだけがんばっても、里子にとっては、
「顔見知りの家で寝泊まりするような感覚」
であることを念頭におくべきだと思います。
里親のどこか見返りを含めた一方的な善意が、里子の居場所や安心感を削り取っていくという側面もあると思います。
里親は「ただの居場所」となる環境を用意するだけのサポーターであるべきではないか。
つまり、ソーシャルワークの視点が大切であると私たちは感じています。

ファミリーホームをご存じですか?
私たち夫婦には3人の実子がいるため、養育里親としては3名のみの受け入れとなります。
ファミリーホームであれば、6名までの里子を迎え入れ養育を行うことができます。
小規模住居型児童養育事業が正式名称です。
2年後にファミリーホームに移行し、より多くの里子を受け入れていきます。
現状では部屋数が少ないため、3部屋の増築を基本に、縁側と掘りごたつの
コミュニケーションスペースを作りたいと考えています。
寄り合い所「えんがわひだまり」
我が家をファミリーホームに。
我が家を24時間託児所に。
我が家を民間学童保育に。
我が家をこども食堂に。
我が家をしゃべり場に。
我が家を地域の縁側に。
大きな縁側。
掘りごたつ。
だいたいのことは、そこで解決する。
あとは、どうにかなるもんだ。
24時間託児所(認可外保育園)
もう無理かも・・・そのようなとき、
いつでもお子さんをお預かりします。
こども食堂
お腹が空いたら、自分で作るのがルール。
大丈夫、作れなくても。
ほら、ばあばに煮物を教わって。
民間学童保育
年上を敬うこと。
年下も敬うこと。
ルールは以上。
ファミリーホーム
年上を敬うこと。
年下も敬うこと。
ルールは以上。
里子を特別な存在にはしない。
私たち夫婦は「想い」だけで人様をサポートできるとは思っていません。
長年、対人援助をさせて頂いた中で、その限界を知っています。
里親だけが一方的に踏ん張って、自己満足に浸るのではなく、
また自己嫌悪に陥ることなく、
近所のじいじ、ばあば、子どもらに助けてもらえば良い。
施設でもなく、里親でもなく、地域で養育を。
里親制度はソーシャルワーク。
その環境を創ること、それが私たち夫婦が行き着いた答えです。

ぽかぽかと縁側の陽だまりの中で・・・
縁側の温もりの中で、膝の上に乗った子どもに本を読み聞かせるように、
土の匂いを感じ、そよ風を感じ、明日を感じる場所を
堀りごたつの温もりの中で、恐怖や不安、孤独から解き放たれる場所を
我が家に創りたいと思いました。
既存建物
増改築後
個室4部屋、トイレ2か所、簡易キッチン、シャワールーム、掘りごたつのあるリビング
2階建てのスモールハウスと縁側を増設したいと考えています。
【現在の準備状況】
児童相談所に相談。
養育機関に相談
建築業者に相談(ファミリーホーム開設のため3部屋増築)
市保育課に相談(認可外保育所・託児所、民間学童保育)
【今後の予定】
令和6年 1月中旬 クラウドファンディング開始
6年 3月中旬 クラウドファンディング終了
6年 4月下旬 リターン送付開始
建設業者相談(増改築)
順次里子の受け入れ。
6年 5月末 増築開始(縁側、掘りごたつ、新家屋)
8月末 改築開始(母家のバリアフリー化)
10月中旬 増築部完成
11月中旬 改築部完成
12月1日 縁側開放 託児所・民間学童オープン
順次、子ども食堂開始
【必要な費用、資金の使い道】
改修工事(バリアフリー化、縁側、掘りごたつ): 300万円
防犯工事(敷地外構、敷地園庭 ) : 300万円
増築工事(4畳半3部屋、掘りごたつ ) :1,500万円
合計 :2,100万円
個人資金 300万円
銀行融資1,500万円
クラウドファンディングにてコミュニティーの場となる改修工事、300万円をお願いしたいです。

最後に
保育、障害者、高齢者にかかわる仕事に20年以上夫婦で勤めてまいりました。
行政、学校や保育園、高齢者・障害者福祉事業所などの機関と連携する中で、
保育士、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャーの経験と資格を
私たち夫婦が地域資源として還元したいと考えています。
里子を特別な存在にせず、さまざまな関わり合いの中で育む環境を創ることが
本来の養育と考えます。
人が寄り合うことで生まれる厄介さ、面倒臭さを今こそ地域のチカラとして発揮したい。
新しいファミリーホームの形を実践させていただきたいと思います。
わたしたち夫婦に力を貸してください。
皆さま、宜しくお願い致します。





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