実施理由/背景
三角西港を未来へ
三角西港には、石積みの港湾施設をはじめとした、明治、大正期に建てられた築100年以上の文化財建造物(石積みの後方排水路を含む)があります。木造建築物の多くは、昭和60年代に一度大規模改修を行っていますが、老朽化が著しく、将来的な保存が困難な状態となりつつあります。また平成28年熊本地震を経験したことから、耐震、修繕を行い、来訪者への安心・安全を確保することが求められています。また、石積みの後方水路は、定期的に除草・浚渫を行い、文化財としての価値と景観を維持していかなければなりません。
さらに現在は十分とは言えない世界遺産としての共通展示や啓発グッズ作成の他、令和7年に世界遺産登録10周年を迎えることから、多くの方に三角西港を知ってもらい、来訪してもらうための取り組みを行っています。
プロジェクト内容説明
三角西港の価値を後世につなぐために
世界遺産であり、また文化財指定を受けているため、建造物の耐震・修繕・景観維持を行ったうえで、その活用・啓発をもって、三角西港の価値を未来へつなげていく必要があります。しかし、これまで活用していた国庫補助金がなくなる可能性があり、事業等を休止せざるを得ない状況となっています。そのため、外部活力として、応援していただける方を募集しています。
5ヶ年計画で、文化財の維持保全と活用を!
本プロジェクトは、約5年間をかけて三角西港の世界遺産及び文化財価値の維持保全を基盤とし、その上で、今後の活用・啓発を図るものです。
【価値の維持保全】
(文化財)
龍驤館及び旧三角簡易裁判所等の耐震事業
旧宇土郡役所等の修繕
後方水路の除草及び浚渫
【活用・啓発】
啓発グッズの作成
世界遺産共通展示
世界遺産登録10周年事業
さとふるクラウドファンディングに挑戦するのが初めてで、どのくらいの方がこのページを見てくだって、応援頂けるのか分からないため、不安があります。
そのため、まずは500万円を目標金額として設定しました。
しかし、三角西港全体で予定している事業は、文化財指定を受けている建物の耐震事業など、金額が大きなものばかりです。もし追加応援していただけた場合は、次のような事業内容ができるようになりますので、引き続き応援をよろしくお願いします。
〇500万円 文化財水路の除草及び浚渫、啓発グッズ作成
〇1,000万円 修繕、世界遺産10周年事業
〇3,000万円 耐震調査及び老朽度調査、耐震設計
〇5,000万円 耐震工事
目指すところ
三角西港を知って欲しい、来てほしい。
来訪者への安心・安全を確保し、また文化財として建造物の歴史的価値を維持します。さらに、現在は十分とは言えない世界遺産全体に関する共通展示や啓発の他、世界遺産登録10周年事業を行い、三角西港や世界遺産の正確な情報伝達の場として、三角西港全体の来訪者の増加と将来的な観光資産につなげることを目的としています。
寄付の使い道
文化財指定された水路の除草や清掃を行います。
三角西港のPRと認知度向上のため、魅力的な啓発グッズを作成します。
文化財指定された建造物の耐震調査、設計、工事を行い、安全に来訪してもらう対策を行います。
自治体からのメッセージ
三角西港へご支援をお願いします。
これまで、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成自治体や近隣市町村とも連携を図りつつ、市として世界遺産や文化財の価値の維持保全と活用を進めていました。
しかし、一自治体では取り組みたくても、限界があるのも事実です。
まずは、今回のプロジェクトをとおして、「三角西港とは・・・どんな場所?」「知りたい、行ってみたい、応援したい」そのようなきっかけになってくれたらと思っています。
皆様のご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
お礼品について
条件付き、限定記念品! ーあなたのお名前が世界遺産にー
【条件】
(1)今回のプロジェクトにより、目標額を達成し、龍驤館の耐震工事が着工された場合。
(2)ふるさと納税の返礼品なし、寄付金額1万円以上の方
(3)先着限定 100人
(1)~(3)の条件を満たした方のみ、工事で吹き替え予定である瓦の裏面に、寄付者のお名前を記入する特典をご用意しています。
三角西港へお越しいただき、現地にて工事状況を見学した後に、ご自身で瓦に名前をご記入頂きます。
(現地に来ることが困難な方には、市にて記入し、その写真をメール等にて送付予定としています。)
事業スケジュール
毎年実施予定:水路の除草及び浚渫、啓発グッズ作成
令和7年度実施予定:世界遺産登録10周年事業
年度未定:文化財指定建造物の修繕・耐震事業、世界遺産共通展示