実施理由/背景
家庭状況に左右されず、通いたい子どもたちの支援をこれからも続けたい!
2018年3月から、5年半以上この活動を続けてきました。小学1年生から通い始めた子は現在小学6年生です。活動開始以来、家庭の経済状況に応じて、利用料の減免措置や最大21時までの延長預かり、自宅への送迎の実施など、各家庭の状況に左右されず、できるだけ希望する家庭が通えるための施策も同時に行ってきました。
また、利用を希望する子どもたちは、もともと公営・民営のさまざまな学童施設に通っていた子も少なくありません。そこで人間関係のトラブルや指導員とのコミュニケーションエラー、なかなか自分の想いを表現することができない環境下に抑圧されるなどが挙げられます。定員15名と少ない人数で、大学生ボランティアも含めてできるだけ一人ひとりに寄り添うことを大切にしています。また、スタッフも大学生~30代前半のスタッフがほとんどで、子どもたちと年齢が近いスタッフで運営していることも魅力の一つです。
なかなか受益者に負担を強いることが難しい状況で、助成金や補助金・寄付などを駆使しながら何とか続けてきました。この活動を持続可能なものとするため、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました!
プロジェクト内容説明
通わなければならない場所を、通いたい場所に。
「学童施設」という場所が、大人や社会の事情によって通わなければならない、そんな子どもたちも少なくありません。小学生という多感な時期における放課後の時間はとても重要だと考えています。特に、合わないと感じる子どもたちにとっての選択肢になったり、子どもたちが通いたい!と思える場所になったり、そんなことを大事にしながら活動を続けてきました。
子どもたちは、週5日、放課後に施設に通ってきます。スタッフと一緒におやつを食べたり、遊んだり、宿題をしたりして時間を過ごします。
そういったいわゆる「活動」も大切にしていますが、特に活動以外の子どもたちとの会話を特に重視しています。時には仲のいいお友だちとケンカをしたり、テストの点数があんまりよくなかったり、逆に運動会の練習で覚えたダンスを披露してくれたり、そんな一人ひとりと向き合う中での”やりとり”を大切にしています。
そうやって、「親や先生とは少しちがう立場で子どもたちの気持ちや感情、存在を受け止めていく」ことを大切にしながら、子どもたちの日常に寄り添う活動を続けています。
目指すところ
子どもたちの毎日に寄り添い続けるために、あたりまえにある場所を目指して
5年半以上、地域の子どもたちの日常の支援を続けてきました。支援を続けてきて感じることは、こうした日常支援は短期戦の勝負ではないということです。どれだけいい支援ができていたとしても、半年や1年で何かが変わるわけではありません。大きな変化を生むことも難しいです。だからこそ、子どもたちが自分たちの意思で卒業していくその日まで、私たち自身が何年もかけて支え続けられる状態でいることがいかに重要であるか、改めて感じます。
非常に大きな意義を感じてこの活動を続けていますが、続けていくためには運営に必要な資金を用意する必要があります。継続していくためにこそ、私たちは継続していくための資金をどう確保するのか。という問題に向き合い続ける必要があると考えています。
同時に、全国でさまざまな団体・組織が活動の意義と資金の確保をどのように両立させていくか、という問題に直面していると考えています。
クラウドファンディング以外にもいろんな施策を試しながら、なんとかこの活動を継続していく道を探っていくことが現時点での目指していることです。
寄付の使い道
いただいたご寄付は、主に以下のようなことに使用できればと考えております。
・学生スタッフをはじめとするスタッフの人件費
・ボランティアスタッフ交通費
・行事ごと、子どもたち誕生日会などの食費・装飾費など
自治体からのメッセージ
NPO法人の取組へのご支援をお願いいたします!
尼崎市では、市民、NPO法人をはじめとした市民活動団体、事業者、行政など多様な立場の個人・団体が互いの強みを活かしながら、課題解決や魅力向上に取り組んでいます。
「特定非営利活動促進事業」は、皆さん一人ひとりの力を「寄付」という形で結集し、地域の様々な課題に取り組んでいるNPO法人を支える制度です。地域の課題に主体的に取り組むNPO法人の活動を継続し、拡大していくためにも本事業への温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
事業スケジュール
2023年4月~2024年3月:
・利用者の決定、週5日の支援を開始。(上限15名程度)
・新規利用者の募集・受付
平日は週5日間、毎日運営をしていて、年間250日以上子どもたちが通ってくる施設です。
現在も10名以上の子どもたちが登録し、通ってきています。
特にこれといって特別なスケジュールはありませんが、子どもたちが毎日学校や家庭で受け取ってきたものを、一緒に紐解いていく。という意味では毎日が特別な日とも言えます。そうした日常をとめないことこそ、私たちがなんとしてもやらなければいけないことだと考えています。