実施理由/背景
模型の世界首都・静岡の地域部活動なら「プラモデル部」だけん
「部活動の思い出は忘れられない」「友達との絆は一生の宝だ」部活動は人づくりとして重要な存在です。それに加え、生徒が地域で活躍する機会や人との交流があれば、生徒はより成長し、地域には持続する文化芸術等の環境ができていくでしょう。私たちは、人づくりと地域づくりを目指し、学校部活動の枠組みとは別に地域に密着した地域部活動を提供する「しず部」プロジェクトを進めています。
令和4年10月、プラモデル製造品出荷額で国内シェア8割を誇る静岡市ならではの「プラモデル部pracci(プラッチ)」を設立しました。学校部活動にない分野ですが、企業・大学・PTA・市に協力をいただきました。愛称「Pracci」は「プラモデル」と方言「おれっち(自分の家)」を併せたものです。地域の人やモノとの交流から、地域を自分の家のように感じてほしいからです。
令和5年度に部員加入があり、製作活動をスタートしました。保護者は部費や教材費を負担していますが、部員数が少ないため、願う活動に展開させるには十分ではありません。プラモデルを自分の思い通りに製作し、その魅力を伝えること、地域と交流して活動すること、そして、プラモデル部Pracciを発信する活動にまで発展させたいのです。
プロジェクト内容説明
「作る・学ぶ・伝える・交流する」活動を充実して、発信したいもんで
いただいた寄付により、静岡市ならではの「プラモデル部Pracci」の活動を軌道に乗せたいと願っています。生徒にとって、プラモデル部の活動が、「しず部」の目標「自分のコアで、夢にチャレンジし、出会いに感謝する」活動に近づくようにしたいのです。そのための内容は次の二つです。
(1)常時活動(製作活動・交流活動)を充実させること
・月2~3回行われる活動では、製作活動において費用をあまり意識しない自分の好きなプラモデルづくりへの挑戦をさせたい
・企業やモデラー等の専門家を招いての講義や企業に見学に出向き学びたい
・プラモデルの魅力を伝えるため展示会に出展したい
(2)地域部活動「プラモデル部Pracci」のよさを発信すること
・SNSを使って発信したい
・ミニコミ誌のような冊子を編纂し、生徒に配布したい
「しず部」の活動は中学生を中心としていますが、希望により小学生や高校生でも、部員として参加できます。指導者や支援者として専門家や保護者が参画しています。プラモデル部の発信をきっかけにして、より多くの市民の参加・協力を得て、みんながしあわせを実感することを目指します。
目指すところ
プラモデル部の充実・発信から、「しず部」プロジェクトによる新しい価値づくりへ
〇「プラモデル部Pracci」の活動を充実させます
「しず部」での活動が「自分のコアで、夢にチャレンジし、出会いに感謝する」活動となるようにします
・プラモデル部部員の増加があり、運営ができる ・製作活動、交流活動、魅せる活動が十分にできる
〇「プラモデル部Pracci」の活動を発信します
「模型の世界首都・静岡」ならではの活動を生徒中心に市民に広く発信し、地域の活動を浸透させます
・参加する生徒(部員)や協力・参画等をする保護者・団体・法人等が増加する
〇地域と密着した地域部活動の実施により、新しい価値の創出に寄与します
「しず部」での活動を通して「人づくり」「地域づくり」に貢献します
・地域での活動を通して、幅広い年代の部員、異なる学校の部員と対話し、専門家顧問の支援を受けながら、活動の目標を決め、自分たちで協力、努力し何かを成し遂げる
・多様な活力ある人と出会い、地域の活動に参加し交流し、地域への誇りと愛情を育む
・地域の持続可能で多様な文化芸術等に親しむ環境をつくり、地域を活性化させる役割を担う
寄付の使い道
〇常時活動(製作活動・交流活動)を充実するために使用します
・製作活動に使う消耗費(カラーインク、刷毛、工具等)
・臨時講師招聘の報償費など
〇地域部活動「プラモデル部Pracci」の活動を発信するために使用します
・広報誌製作費
※ご寄附後、実施団体からの活動報告等の送付を希望される場合は、申込フォームのアンケート欄にて「活動報告等の送付を『希望する』」を選択してください。
自治体からのメッセージ
静岡市はこの活動を応援します!
市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ細かい対応が困難な状況にある中で、行政の支援が届かない分野で活動しているNPO等の団体は、社会に欠かせない存在です。
本市では、このような行政の支援が届きにくい公益性の高い活動に取り組んでいる団体を対象として、ふるさと納税制度を活用した支援を行っています。
プラモデル出荷額全国1位を誇る本市では、官民連携によるプラモデルを活用した地方創生の取組「静岡市プラモデル化計画」を推進しています。
当プロジェクトは、中学生を中心に幅広い年齢層が参加するプラモデル制作活動の場を提供するものです。多様な人々との交流により、子どもの健全な成長を促し、またプラモデルという本市に根差した産業とものづくりに対する関心の醸成にもつながる重要な取組であると考えています。
静岡市は当プロジェクトを応援します。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
静岡市長 難波 喬司
事業スケジュール
4月:参加者(部員)募集
4月―3月:<常時活動> プラモデル製作活動(月2ー3回) <随時活動>プラモデルに関する講義
5月:静岡ホビーショーへ参加
8月・12月:プラモデル企業見学
10月・12月:市民活動センターに出展(展示)、クリスマスフェスタに展示
2月:冊子を編集し、配布する
プラモデル部の常時活動を月に2-3回行います。また、随時、専門家として企業、モデラー、大学等の専門家を招き講義をしていただきます。プラモデルの魅力を他者に伝えることや新しい魅力を発見するため、学校の長期休業中にプラモデル見学を計画しています。また、静岡市で毎年開催される国内最大規模ホビーの展示会「静岡ホビーショー」に参加したり、体験型ホビーイベント「クリスマスフェスタ」にはブース申し込みにより展示をしたりする予定です。これらの活動をまとめ、2月には広報誌として冊子を配布します。