支援者数が200名を超え、支援額300万円まで目前となりました。心より感謝申し上げます。8月3日(土)、4日(日)に松坂屋静岡店さまで開催中の『旧カトリック清水教会解体資材展』の関連イベントとして、「聖堂の漆喰入り万華鏡作り」のワークショップを開催しました。廃材となる予定の漆喰を粉砕して使用し、オリジナル万華鏡を制作するというワークショップ。天井塗り替え前のピンク、塗り替え後の水色、壁面の白の3色の漆喰を使用しました。当日は清水聖母保育園のご出身の方や、清水教会の信徒の方、「解体キングダム」をご覧くださった方など県外からもお越しいただき、遠くは富山からもご参加いただきました。聖堂の天井・壁から剥がされた約10kgの漆喰この4月に聖母保育園を卒園されたという男の子は、展示品の天井の一部を指差して、「リブヴォールド!」と何度も教えてくれました。(解体キングダムを一度見ただけで覚えてしまったとのことです!)耐震の問題により在園時には聖堂に入れる機会は少なかったそうですが、それでもマリア像やステンドグラス、祭壇や椅子など、展示物のほとんどを覚えているとおっしゃっていました。皆さまの聖堂との思い出を直接お聞きすることができ、とても貴重な機会となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会副理事長 かわもとみえ氏よりご挨拶。昨今の物価高騰が続くなか、多くの方々の気持ちをお寄せいただき、驚きと共に感動し、心より感謝しております。ありがとうございます。私は仕事柄 各地の教会に行ける機会がありますが、2017年に初めて清水教会を訪れた際、こんなにも近くにここまでのゴシック建造物が現存していた事実に驚き、その美しさに衝撃を受けました。日本は古いものは破棄してしまうという考えが根強くあり、私はこの悪しき文化を改善したく活動に参加しました。海外では掃除が行き届いたその古い建物を修復しながら大事に大事に残し、人が集い建物への愛情を感じる事が日本より多くあると感じています。物は全て生きている私は常々そう意識しております。建物に入る色板ガラスは、木製の格子窓に多色嵌め込んであり、ヨーロッパ産のTransparent (向こう側が透けて見えるガラス)で統一されており、背後から受ける陽の光とガラスの色が内壁面や床に映り込む様にどれだけの人々が癒された事でしょう。しかも時間や季節により映り込む位置がズレるのも楽しめるひとつといえます。この生きている空気感と色の持つ癒しの力を、どうしても後世に伝えていきたいと切に願います。皆様のお気持ちを引き続きお寄せいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。一般社団法人旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会副理事長ステンドグラス工房かわもと代表 かわもとみえ