支援額700万円まで目前!皆様の応援のおかげでここまで来ることができました!現在の支援者数はなんと460名にものぼっています!元々は一人一人の「聖堂を残したい」という思いで始まったこのプロジェクト。少しずつの力が集まって静岡を越え、全国的な大きな力になってきているのを実感しております。今回は漆喰画と絵画作品を担当くださった静岡市清水区出身で美術家の薩川紗央氏にリターン制作への思いをお聞きしました。職人が漆喰を剥がしている様子(今年2月)剥がされた漆喰剥がされた漆喰はアート作品へQ.初めて聖堂に入ったとき、どんなことを思いましたか?A.私が初めて聖堂に入ったのは子供の頃で、聖母保育園の卒園生でもなければ信者でもないのに、勝手に忍び込んでいました。“おばあちゃんち”みたいな古い日本家屋にいるような懐かしさと、カトリックの長い歴史と信仰が築き上げてきた西洋美術の圧倒的な美しさ。あの清水の「聖域」が心に一本の芯を通すような感覚は、今でも忘れられません。そして近所に当たり前のようにあの教会があったので、子どもの頃は“各地域にあのレベルの教会があるものだ”と勘違いしてしまい、市外の他の教会に訪れた時には「やけに質素だな、、」と思うようになってしまっていました。油絵制作途中の様子Q.どんなことを意識してリターン品を制作されましたか?A.私が「活かす会」の活動に参加したのは昨年末からでしたが、旧聖堂のお話を色々な方から聞いていく中で多かったのが、「あの教会はかわいい」という声でした。清水区出身のさくらももこさんが、清水のことを「のん気な港町」とおっしゃっていましたが、旧聖堂のデザインはまさに清水のそんな可愛らしさがある気がします。絵画を制作するにあたっては、活かす会のロゴやグッズの原画を担当された挿絵作家の山田ケンジさんのイラストがすごすぎて、プレッシャーで私も胃がキリキリしていました。でも私はモネに憧れて美術を志し、油絵を専門に学んできたので、故郷の教会を油絵で描けるなんてモネの代表作「ルーアン大聖堂」みたいで素敵だな、こんな機会二度とないなと思い、担当させていただきました。この度はこのプロジェクトに参加させていただくことができて、大変光栄です。私の制作した絵画をお選びくださったご支援者の皆様にも深く感謝申し上げます。心を込めて仕上げさせていただきます。「旧カトリック清水教会解体資材展」展示の様子(現在は展覧会は終了しております)クラウドファンディングは10/9(水)23:59まで!引き続き皆様の温かいご支援、応援、情報拡散のご協力をお願い申し上げます!一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会2024年10月5日