実施理由/背景
市民ニーズが高い「地震体験」を継続的かつ安定的に提供するために
現行の起震車は、実際に発生した地震等を疑似的に再現した揺れによる地震体験を通じて、市民が地震発生時の対応方法を習得するなど、市民の防災意識の高揚と地域防災力の向上促進を目的に導入をしていますが、導入から17年が経過しており、老朽化による不具合も発生しております。また、ウィズ・コロナの現況と「災害はコロナ終息を待たない」との考えから、訓練指導の依頼と出向機会はコロナ禍前の水準に戻りつつあり、今後も市民ニーズが高い地震体験を継続的かつ安定的に提供するために、起震車を更新することとなりました。
プロジェクト内容説明
最新の災害対応型「起震車」へ
今回更新の車両は、地震体験車として市民の防災意識の高揚と地域防災力の向上促進に加え、本市の災害対応能力の強化を図るため、緊急車両(水防車)として必要な現場へ出動することや電源供給機能等を併せ持つ車両を想定しています。平時の地震体験では、最新のデジタル技術であるVR機能と揺れを連動させることにより、仮想現実の中で地震発生時の危険性や恐ろしさを体感・体験していただきます。災害時には、起震装置の心臓部に大容量のリチウムイオンバッテリーを採用することで、排気や騒音を発生させることなく、避難所や災害現場における非常電源として機能させることや積載スペース及び車いすリフターを活用した資機材の搬送などが可能となります。
目指すところ
より多くの方に最新のデジタル技術であるVR機能と揺れを体感・体験!
私たちは、市民一人ひとりが命を守る力を高めていただくために、これまで以上に発災時の危険性や恐ろしさを学べるコンテンツとして、最新のデジタル技術であるVR機能と揺れを連動させ、仮想現実の中で地震を体感・体験(VRコンテンツ:「キッチン編」・「教室編」・「屋外編」)できるよう、本プロジェクトを進めています。また、新たに車いすリフターを搭載するなど、より多くの方に最新の起震車を体感・体験していただくことが可能となることで、市民の防災意識の高揚と地域防災力の向上促進につながり、防災に関心を持つきっかけとなってほしいと願っています。
寄付の使い道
今回のクラウドファンディングでは、藤沢市が地震災害に備えた取り組みとして、最新のデジタル技術等を備えた起震車の更新に対して応援いただきたいとの思いで挑戦することとしました。いただいた寄付金は、起震車の更新費用の一部に活用させていただきます。
※【注意事項】に「目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます」と記述がありますが、本市で実施するクラウドファンディングには適用しません。
自治体からのメッセージ
安全で安心な暮らしを実感できる都市を目指し
藤沢市では、被害を最小限に留め、安全で安心なまちづくりを推進するにあたり、今後とも継続的かつ安定的に市民の皆様に地震体験を提供していきます。公助としての取り組みが大切なのはもちろんですが、市民の皆様一人ひとりに発災時の危険性や恐ろしさを「自分ごと」として感じていただくことが防災の第一歩であります。地震災害に備えた最新のデジタル技術を取り入れた地震体験の実現にご賛同いただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
お礼品について
最新のデジタル技術を備えた起震車を体感・体験しませんか?
このプロジェクトへ参加していただいた方を対象に、本運用前に優先して起震車に搭乗できる機会を設定します。
ぜひ、この機会に、よりリアルに地震を体感・体験してみてください!最新の起震車を前にふじキュンと一緒に写真も撮れます。
※「起震車優先搭乗券」をご希望される方は、「お礼品を選択しない」を選択し、寄付をお願いします。なお、市外在住の方のみ、「お礼品」を選択することができます。
※「お礼品を選択しない」を選択された方で、『起震車優先搭乗券』を希望されない場合については、お申込み後の「応援メッセージ、その他藤沢ならではの返礼品の提案など自由にお寄せください」の欄に、「起震車優先搭乗券を希望しない」を記入してください。
※「起震車優先搭乗券」については、後日、寄付者情報で入力された住所・氏名あてに「起震車優先搭乗券」を発行します。
※ 優先搭乗については、本運用前の2024年(令和6年)3月中を予定しています(お子様連れ(3歳未満除く)の場合は、一緒に搭乗できます)
※ VRコンテンツは、「キッチン編」、「教室編」、「屋外編」が選択でき、それぞれのコンテンツの再生時間は約1分となっています。
事業スケジュール
2023年1月~3月:起震車の仕様作成
2023年4月~5月:公募・契約
2023年6月~翌年3月:起震車の製造
2024年3月中旬:起震車の完成/納車式
2024年4月~:起震車の運用開始
現行の起震車は、2006(平成18)年に導入して以来17年が経過し、老朽化が著しく、更新が必要な時期を迎えております。2023(令和5)年6月から公募による受注業者が部品発注・製造にかかり、2024(令和6)年3月の完成/納車を予定しています。