チャンス鍼灸院開業から1ヶ月ほど。おかげさまで沢山の方にご来院頂いている。俺も頻繁に鍼を打ってもらっているおかげですこぶる調子がいい。だが、メニューに有るこいつ。自律神経鍼灸治療…?なにこれやったことない。自律神経ってあれだよな、ストレスとか、不眠症とかそういうやつ。鍼で治るの…?謎すぎる、やってもらおう。かずお「おーい、ゆうすけ院長。自律神経鍼打ってくれ。」ゆうすけ「いいよー。治療時間はおよそ1.5時間かかるから余裕を見てきてね。」かずお「結構時間かかるな、そもそも自律神経って鍼で治るの?理屈わからないんだけど。」ゆうすけ「とりあえず仰向けに寝て」おなかぐりぐり…かずお「そこいてえ」ゆうすけ「ここ、ストレス原因で悪いところ。」かずお「なにそれこわい」ゆうすけ「自律神経が乱れると、内科的疾患が出ることが多いんだよね。お腹痛くなったりするじゃん。だからまずはお腹の硬さ、柔らかさから悪いところを把握するんだよ」かずお「ほーん。心の治療なのに体の悪いところ探すんだ」ゆうすけ「心と体は相互に関係してるから。体しんどいと気持ちもしんどい。逆もまた然り。自律神経に直接作用するツボもあるんだけど、心が原因で体が悪くなってるところも同時に治療してあげるの。」かずお「理解。」ゆうすけ「まずは背中から。」かずお「これはいつも肩こりで打ってもらってるやつだ。でもちょっと違う気がする」ゆうすけ「だいたいストレスあると頚肩背中がバリバリに張っている。なので鍼灸でほぐす。でも、ずきゅーんって効かせると交感神経優位になっちゃうから、いつもより浅めに打つの。」かずお「お灸気持ちいい」ゆうすけ「ちょっと揉んで調整するね。…よし。次あおむけ。」かずお「ほい。」ゆうすけ「おなかに鍼打つ。」かずお「なにそれこわい。」ゆうすけ「大丈夫。さっきの触ってゴリゴリしているところをほぐす。」かずお「痛くない」ゆうすけ「次は手首足首に打つよ」かずお「普段とぜんぜん違うところに打つな」かずお「何されてるのか全然わからない」ゆうすけ「気にするな。つぎ頭」かずお「あたま。こわい。やめて…。」ゆうすけ「怖くないから。すっきりするよ」かずお「痛くない」ゆうすけ「百会・関元・内関・足三里などのツボに針を優しく打っといた。最後、のど!」かずお「流石にそれはいやなんだけど」ゆうすけ「だいじょうぶ。ここが一番効く。」かずお「ぎゃー。こわい。」ゆうすけ「ここは星状神経節と言われる自律神経の束があるのでそこに鍼を打つとめっちゃととのうよ。」かずお「なんかしゃべると喉に引っかかる感じする」ゆうすけ「もうちょっと浅くしようか」かずお「あ、楽になった。これ左側しか打ってないよね?アシンメトリー気持ち悪い」ゆうすけ「ここ、めっちゃすごいツボだから両側に打つと気絶するよ」かずお「気絶するんだ」ゆうすけ「んじゃ、これでしばらくリラックスしてて」かずお「うん…( ˘ω˘)スヤァ」ゆうすけ「速攻寝た。」ーーーー20分後ーーーーゆうすけ「よっしゃ鍼抜くよー。」かずお「片側しか打たれてないのに気絶した。」ゆうすけ「普通にリラックスして寝てた。」かずお「なんか世界が明るい気がする、頭も異常にスッキリしてる。」ゆうすけ「そういうものだから。でもたぶん夕方くらいにめっちゃ眠くなるよ」かずお「まじか」ーーーーbar中間省略ーーーー夕方。まゆずみ君「わしにあいさつがない!かずお、もっと飲め!」かずお「すごい眠い。早く名古屋に帰ってほしい」まゆずみ君「ジンジャーエールおかわり。」かずお「めっちゃ眠い。もうほすてすの家行くね…。」ーーーーほすてすの家ーーーーかずお「来たで。」ほすてす「あらいらっしゃい、なんか飲む?」かずお「スーパー眠いからもう寝る…( ˘ω˘)スヤァ」 ほすてす「寝た。」ーーーー朝ーーーーかずお「すごくよく寝た」ほすてす「15秒で寝てたよ」かずお「全然お前と喋った記憶ない。すごい。今めっちゃ頭シャキッとしてる。原稿書くね。」ほすてす「なんなのこの人…」結論:自律神経神経治療すごい。ストレスフルな不動産屋さんにめっちゃ向いてる。おわり。