韓紙とは韓国の伝統的な紙のことを言います。
コウゾの木を切って刻んで、茹でて、叩いて、漉いて、乾かせてと、
一枚の韓紙が完成するまで「九十九回の手が加わり、
最後に紙を使う百番目の人の手を経て韓紙が完成する」という昔の話があるほど、
韓紙の製造工程には数多くの手を経なければならない
大変手間のかかる作業で作られたからこそ、とても価値のある製品なのです。
機械式の大量生産の韓紙ではなく職人の手が届いた韓紙で製作しています。
どうして紙で、しかもどうして韓紙でバッグを作ろうと思ったのか?
それは、1年前ジュムチ(韓紙の代表的な種類の一つ)と呼ばれる
韓紙にたまたま出会ったところから始まります。
それ以前、韓紙とは韓国で1,000年間受け継がれてきた筆文字を書くための
「韓国の伝統的な紙」というだけでそれ以上の魅力はない素材でした。
しかし、ジュムチ見て、触った瞬間その今までの思いが180度変わったのです。
ジュムチは職人さんの手造り感が感じられるでこぼこした質感で非常にラフで柔らかな手触りが特徴です。
単に筆文字を書くだけのものでなく、それ以上の価値が感じられたのです。
その独特の手触りの感から、肌と触れる生活の中の製品にする可能性を探っていきました。
紙でできたバッグは今までないということが大きなきっかけとなり、バッグ作りを始めました。
リターンの際のG-Bagのsignatureになるロゴをデザインしています。
1000年の歳月を継承してきたが、使い道は限られていました。
最近の現代式の製紙技術と生産様式により、
本来の自然の素材と手作業で丁寧を尽くした韓紙の製造の工程が
機械と化学薬品で埋められているのは残念な事実です。
時間とコストの削減を得る代わりに、韓紙固有の特性と美しさや本来の色は失われました。
機械文明と製紙技術も発展を重ねてさらに多様で質の良い紙が溢れ出てはいますが、
土に根を下ろしたコウゾを使い1000年間呼吸して
再び自然に戻って行く韓紙のような美しい紙がほかにあるでしょうか。
人の手で作って、人の手で使って、受け継がれてきた韓紙は貴重な文化遺産であり、
今回のクラウドファンディングを通じて、広くの人に韓紙を広めたいと思っています。
現在でも様々な種類の伝統韓紙が生産されているが使い道は多様ではない。
韓紙は高麗や新羅時代の主要貿易品として、その価値は紙の発明国とされる中国で先に知られて、
高麗の紙は中国の歴代帝王の愛好品として丈夫で柔らかく厚いながらも、
紙質がつるつるしてシルクのような手触りで絹紙と呼ばれていたそうです。
今回のリターンを通じて、1000年を越える歴史と時間を含まれた
韓紙の優れた保存性と耐久性をぜひ確認して下さい。
珍しく価値が高い韓紙は様々な色で生産されます。
韓紙工芸技法のひとつで、
二重の韓紙を水だけで空気が入らないように密着させてこすり、
耐久性を強くしていく技法です。
何時間も水の中に漬けて揉み、打って、叩いくことでコウゾの繊維質が
美しくなって木綿のように丈夫な紙に仕上がります。
このようなやり方で数枚の韓紙を重ねると革に負けないぐらいの強度のあるジュムチが完成します。
YTNサイエンスで放送された「朝鮮時代には韓紙で鎧を作った?」の一場面
①ジュムチは唯一韓国だけに存在し、
昔から矢じりも貫くことができないほど硬く丈夫で軽いので鎧にも用いられていました。
※水を含ませて叩くと繊維が結合してより丈夫になります。
②二重に合わせることで不思議な色彩と
一般的な韓紙では見られないでこぼこのような表面が特徴です。
職人さんの手で丁寧に少量生産されており革より高く値がつけられています。
最高級ジュムチでブランド品のバッグをデザインしたモデル
③ジュムチの特徴はとにかくは軽く、あたたかいその手触り感。
科学的に立証された韓紙の耐久性、抗菌力と手作業で作られる為
デザインが同じバッグであっても同じものがない、
世界に一つしかないユニークなバッグが作れるのです。
ナノ撥水コーティングテスト
「ジュムチは紙なので破けたり水に濡れたらどうしよう?」という質問をたくさん受けます。
ジュムチが一般的にバッグの素材として使われる布や皮よりも耐久性が優れています。
しかも、布や皮では味わえない感性があり、
一般の紙とは比較にならない耐久性を持っていますので安心して使えます。
上記の画像は撥水性を証明するためのナノコーティングのテストを終えた状態です。
G-Bagは1年間かけて韓紙バッグを研究開発してきました。
素敵な韓紙バッグを作りには、
まず最初に「伝統韓紙をどのようにデザインすべきか?」という点を悩みました。
私たちは伝統工芸感を排除したシンプルでモダンな感じのデザインにしました。
最初に作ったバッグはデパートなどで使われるペーパーバッグ、
日常で一番安くてたくさん使う紙袋です。
最も実用的で見慣れたデザインにジュムチのバッグに革ひもをつけたものです。
そのバッグをスタートとして、
よりユニークで実用性と美的に完成された製品を製作し、
一年という時間が過ぎた今でも情熱を失うことなく、バッグを作っています。
まだ主なデザインが女性用、ユニセックススタイルですが、
近い将来に男性用の製品もデザインする予定です。
G-Bagの最初にデザインされて製作されたバッグ
3分18秒から韓紙バッグ製作工程が写っております
一つのバッグをデザインして生産するまでに長い時間と労力を必要とします。
初心を失わない企画、デザイン、30年のキャリアのある職人の方々の技術の力と
韓紙がなかったら現在のプロジェクトは完了しなかった思います。
私たちにとってまだまだプロジェクトは始まったばかりです。
長く、短いとても密度の濃いスタートの1年でした。
開発当初のバッグは中身がたくさん入り、
鋼鉄のようにしっかりとして価格的には安価なものです。
見た目のボディは筋肉質なのに、
中身はすんなりしたボディビルダーのようなイメージでしょうか?(笑)
つまり、コスパが良く、実用的な製品です。
ところが、ある瞬間、これらの実用的な製品づくりに疑問が生まれてきました。
G-Bagは草原で草むらの香りに誘われながら数々の星空を鑑賞するような
気持ちでシンプルにデザインされた感動と感性が込まれたバッグを作りたいと思いました。
1年間使用してきた私のG-Bag
私達が韓紙バッグを作り始めたのは、ただ「面白そうだ」という考えで始まりました。
しかし今では、私たちのこのプロジェクトが失われつつある伝統を細々と受け継いでいる職人さんたちにとっての小さな希望になってほしいと思っています。そして、職人さんのごつごつした手で作られた韓紙でとびきりの名品を作りたいという思いがあります。私には1年前に作ったバッグがあります。テスト用として持ち歩いて私のいろいろな「思い」が今でも多く詰まっています。手に触れる部分は綿毛が出ていますが、手垢のついたその姿もそれなりに味わいがありとても大切なバッグです。韓紙が革のバッグより絶対に優れているとは言いません。しかし、韓紙の持つ暖かい感性を大切に思い、バッグの価値を大切にして大事に使っていただけるサポーターの方々のために丁寧に作りました。そのように作られた韓紙バッグは、大事な娘を嫁に出すような気持ちでお届けします。
長い説明を読んで頂き有難うございます。これからリターンを紹介いたします!!
G-Bagの1つ目 Black edition Series [ The Black (黒) ]
G-Bagの Black edition [The Black (黒)]
「韓紙ジッパークラッチバッグ」の正面
サイズ横34cm、縦25cm、幅は4cmでデザインされたバッグで材質は
色を出す最も難しい黒で天然染色されたジュムチ方法で製作され、
大豆油と環境にやさしい撥水コーティング剤で撥水コーティングされ、
耐久性を高めたオーガニックバッグです。
ハンドルは、天然の高級牛革で製作されて移動時に
持ち歩きやすいようにシンプルなデザインにしました。
「韓紙ジッパークラッチバッグ」の側面
側面は従来の設計を改善し、革で空間を作って収納スペースを広くしました。
「韓紙ジッパークラッチバッグ」の背面
背面はジュムチの魅力を思い切り感じられます。
「韓紙ジッパークラッチバッグ」のディテール
20年キャリアを持った職人の丁寧された手で作られました。
「韓紙ジッパークラッチバッグ」の内部のディテール
ファスナーは中身を入れやすいように「ㄱ」形にデザイン、
ファスナーは高級ブラックニッケルのジッパーに革製の持ち手をつけ、
裏地を柔らかな風合いの人工スエード製品シャムドで製作。
シャムドは高級素材であり細菌が繁殖しにくいため一般織物に比べて衛生的であり、
温度にはそれほど敏感ではないので暑い夏にはシートが熱くならず、
寒い冬には、冷えない機能性の素材です。
良い品を作ろうとする私たちの心を込めて
ファスナー内側の締め部分まで繊細にこだわりました。
シンプルなブラックカラーの「韓紙ジッパークラッチバッグ」は、男女ともに使用できるようにデザインされました。
折りたたみした形の「韓紙三角クラッチ」
韓紙三角クラッチバッグは2WAYでの使用が可能です。
折りたたみ時のサイズは横33cm、縦22cm、幅は12cmでデザインされ、
バッグは黒の天然染色されたジュムチで製作、
大豆油と環境にやさしい撥水コーティング剤で撥水コーティングされた
耐久性を高めたオーガニックバッグです。
巻かれた上部をハンドルにして握れば昔ながらの趣きが感じられる製品です。
持ち主の使用スタイルによって様々な形で落ち着くことが、韓紙バッグの特徴です。
裏面のファスナーは高級ブラックニッケルのファスナーに革で作った持ち手をつけ、
バッグの本体を開けないで中身を取り出せるようなポケットをデザインしました。
三角クラッチバッグも内部の裏地は肌触りのよい高級合成皮革にして
外部の韓紙の高級感を内部まで繋げていきました。
韓紙三角クラッチの最大に広げたサイズは
横33cm、縦37cm、幅12cmになり、
大きな内容を収納しやすく作りました。
簡単に持ち手として変えられます。
上部にソルトレジ(留め具)を利用して固定された革のバーを変えると
持ち手として使用できます。
革のバーに高性能マグネッチク(ネオジム磁石)が内蔵されており、
磁力があるので革のバーの着脱時に快適さを高め、折り畳みの際に固定させてくれます。
シンプルに無駄なくデザインをしました。
よく接する部分は革を使って仕上げをしました。
サイズは横37cm、縦30cm、幅13cmでデザインされたバッグで、
他のリターンと同様にジュムチを使用しており、
ロングの持ち手や下部の角部分は天然高級牛の革で製作されました。
ゆったりサイズで持ち物が多い女性の方々に適したバッグ。
バッグの入口の両側にはポケットがあり、実用性を重視。
バッグの底には韓紙の摩耗を減らすため革で台を作りました。
レザーフラップマグネットロックは使いやすいように革帯で空間を作りました。
バッグ中央のスナップボタンを開けることで最大横幅47cmの広いバッグになります。
1年間韓紙バッグを開発していて私たちには当たり前すぎて、
韓紙バッグの最大の利点である「軽さ」忘れてしまいました。
実物を持っていただいた方からは一様に、
軽くていいとおっしゃっていただきますが、
重さを計ってみたら、ジッパークラッチバックが165g、
三角クラッチバックが330g、トートバックが430gでした。
一番重いトートバッグですら500mlのペットボトルと比べて70gも軽いです。
▼早割(先着:各5個限定)
【韓紙ジッパークラッチバッグ】
¥16,900 → ¥15,210(10%OFF)
【韓紙三角クラッチバック】
¥22,000 → ¥18,700(15%OFF)
【韓紙トートバック】
¥32,000 → ¥25,600(20%OFF)
▼一般
【韓紙ジッパークラッチバッグ】
¥16,900
【韓紙三角クラッチバック】
¥22,000
【韓紙トートバック】
¥32,000
※全て送料込みの価格になります。
街頭で国内、外国人に、韓紙バッグについての
アンケートインタビューを行ってモデルになっていただきました。
アメリカから来たカップルのポーズがとても自然でした。
欧州から来た美女3人組…楽しい思い出になったかも。
親切に応じてくれた台湾から来た旅行者
愛が感じられるカップル・・・
健康的なカップル・・・
南アフリカ共和国からのカップル。
バッグがとてもきれいで気に入った様子でプロジェクトが
アップしたら連絡を下さいと言っていただきました。
フランスから来た3人組
カリスマあふれる英国青年....
G-Bagに対していい評価とモデル撮影に協力してくれた皆さんの
応援が私たちにとって大きな力となりました。
ご協力ありがとうございました。
Q.破れないのでしょうか。
A.ジュムチは(韓紙)は簡単に破れません。
また、バッグ作りの工程で韓紙の裏側に副資材を
付着していますので通常に使っていて破れる心配はありません。
Q.防水でしょうか。
A.ナノ撥水剤でコーティングしていますので若干の生活防水にはなります。
ただし、長時間水にさらされるとバッグ自体が変形することがあります。
そのような場合は、できるだけ摩擦を減らして乾燥させれば原型を維持することができます。
Q.ファンディングの前に確認しなければならない事項がありますか。
A.リスク要因と解決策、配送日を必ず確認してください。
Q.ファンディング後の決済や配送はどうなりますか。
A.一般ショッピングモールと違って、ファンディング後の決済は
締切日翌日に行われて、発送はメーカーが約束した日付に行われます。
Q.交換・返品に関して
A.単純返品・交換は、往復送料が発生し、破損の場合は返品できません。
追加送料がかかる地域があります。
アフターサービス期間はリターン受領後6ヶ月まです。
G-Bag一緒に立ち上げてから1年の時間が過ぎました。
G-Bagは企画とデザインを担当したジョン・サンウォン、
韓紙製品専門家キム・ジュソン、バッグ製作の
マスターパク・ヨンスが1年間をかけて準備してきました。
韓紙を通した多様な感性を表現するためと、
新たな挑戦を続ける費用として使われます。
かつ、韓紙バッグをたくさん作ることによって、
伝統韓紙継承の職人さんたちにささやかな力になって、
より質の良いバッグを製作し、研究開発する費用として使用されます。
全ての支援者の方々に届ける言葉
G-Bagの今回のBlack Edition-The Blackプロジェクトに
関心を持って下さったすべての支援者の皆さんに感謝の言葉を申し上げます。
フェイスブックでいいねをしていただく、
SNSでのシェアなど、応援の書き込みだけでも私たちに大きな力になります。
続いて新しいニュースとコメントを通じて支援者の方々と
コミュニケーションをします。 お一人お一人感謝を伝えたいです。
コメント失礼します。 こちらの韓紙でできた手提げバックにとても興味があります。なんとか購入することは可能でしょうか?