はじめまして!響導師の和茶(わっちゃ)と申します。今回は、ここで僕の事を初めて知る方が多いかと思うので改めて自己紹介をさせていただきたいと思います!◆響導師®(きょうどうし)和風ボイスパーカッション、声のみで様々な音を創り出す表現者。声や息が持つ特有の有機性と日本人ならではの叙情感を用いて、「生命」をテーマに和と洋を混ぜた独特の音楽を創り出す。ソロの舞台ではマイクのみによるボイスパフォーマンスの他に、舞台上で声を録音する機材を使った多重録音アカペラを演奏。更に剣術・殺陣を身体表現に取り入れ、唯一無二の音楽パフォーマーとして国内外で活動している。◆ボイスパーカッション皆さんはボイスパーカッション(ボイパ)をご存知ですか?声や息だけを使って様々なリズム楽器や効果音を表現する演奏法です。もともと、人には古くから自然に存在する音を口で表現する発想がありました。オノマトペと呼ばれる「ガンガン」「ビリビリ」等の擬音による伝達法や、声帯模写と呼ばれるいわゆる声によるものまねの演芸です。その中で音楽奏法として近年編み出されたのがボイパでした。ただ、口でドラムを奏でるこの発想は各地で起こり得るもので、実際に起源も諸説あります。そのため現在の日本でもヒューマンビートボックスとボイパが混同されますが、それぞれ全く別のルーツで始まった文化です。実は他にもボーカルパーカッションやマウスドラムス等様々な名称がありその歴史は複雑なので、ここでは割愛します!さて、僕が20年前にこのボイパに出会った時の一番の感想、これは今でも大切にしています。「ついに自分を表現できる人生のツールに出会った」この表現は非常にクリエイティブなツールで、人の数だけ可能性が広がります。今はデジタルサウンドやダンスミュージックが主流ですが、使う人によっては自然の音や原住民の世界観も作ることが可能です。そんな中、僕は自分の描きたい世界観を様々な経験から結集し、和を取り入れ自然や生命を表現する和風のボイスパーカッションをツールとして確立しました。次回からは、今の表現に至るまでの経緯として過去の経験をエピソードに分けてご紹介します!